日本のASDの22%が引きこもりに追い込まれている

引きこもりの四人に一人が発達障害

山梨県立精神保健福祉センターの近藤直司氏は、全国5カ所の精神保健福祉センターに訪れた、引きこもり当事者152人の診断結果を以下のように集計している。

  • 発達障害27%
  • 不安障害22%
  • パーソナリティ障害18%
  • 気分障害14%
  • 精神病勢障害8%
  • 適応障害6%

出典:ダイアモンドオンライン「引きこもりは本当に怠け者!? 95%が精神疾患を持つ現実と偏見の間

また、徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部の境泉洋准教授(臨床コミュニティ心理学)らのグループが、引きこもり当事者や家族に対して、2010年に大規模調査を行った。

その調査では、引きこもり本人のうち、「AQ-J-16-テスト」で広範性発達障害の可能性が高いと思われる人が、

  • 男性では26.3%
  • 女性では15.8%

という割合で含まれていた。

広汎性発達障害とは、自閉症、アスペルガー症候群のほか、レット症候群、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害を含む呼び方だ。

簡単に言うと、「広範性発達障害」は、現在の自閉症スペクトラムに当たる呼び方だ。

出典:ダイアモンドオンライン「4人に一人以上が発達障害!? 引きこもる大人達が働けない本当の理由

二つの調査結果から、引きこもりの25%が自閉症スペクトラムだいう事が分かる。

日本の引きこもりは合計116万4000人

引きこもりの人数は、15~39歳で54万1千人、40~64歳で61万人3千人で、合計115万4千人。

出典:日経新聞「中高年ひきこもり61万人 内閣府が初調査

115万4000人の25%は、28万8500人となる。

つまり、日本の「ASDを背景とした引きこもり」は28万8500人となる。

日本のASDの22%が引きこもりに

日本の総人口は、1億2615万人。

ASDは100人に一人のため、日本のASDは約126万人。

28万8500人÷126万人 = 約22%

まとめると、日本のASDの22%が引きこもりに追い込まれている計算になる。

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アスペルガーにはホームスクールを

インクルーシブ教育vsホームスクール

インクルーシブ教育とは、障害を持つ生徒が、健常者の生徒と共に、集団授業を受けるのが良いという考え方。

ホームスクールとは、学校へ通学せずに自宅で学習する教育制度の事。

インクルーシブ教育とホームスクールは真逆の考え方だ。

そして、自分は、アスペルガーを持つ生徒には、インクルーシブ教育よりも、ホームスクールの方が向くと思う。

身体障害者の場合は、インクルーシブ教育が可能かもしれないが、発達障害者の場合には向かないと自分は思う。

東大卒の脳科学者である中野信子教授の著書「ヒトはいじめをやめられない」によると、いじめは、人間の本能に組み込まれた 「集団の裏切り者への制裁システムの暴走」。

ここからは自分の意見だが、アスペルガーを持つ人は社会性の障害で、そのシステムの暴走の対象になりやすいと思う。

また、岩波明教授の著書「発達障害」の電子書籍版の16%位置には、

『社会性に障害を持つASDの患者では、標準以上の知的能力を持っていたとしても、対人関係が苦手で、学校や職場などの集団生活において様々な問題を生じさせる。

教室では、興味のない授業にはまったく参加しなかったりする。

集団から孤立しやすく、学校ではいじめの標的になることが多い』

との記述がある。

また、同著には、図1-3として、ASD患者302例への生活状況のアンケートのグラフが載っており、それによると、ASDを持つ人は健常者の約2倍、いじめ被害がある。

「スクールカーストの正体」にも、「スクールカーストで下のグループには発達障害を持つ生徒が多く、そのグループはいじめ被害リスクが高い」との趣旨の記述がある。

また、慶応義塾大法学部政治学科卒の藤原さとさんの書いた記事「アメリカのホームスクーリング事情から考える学校の存在意義について」には、

個人主義の国であるアメリカでは合理的に考える傾向があり、クラスでいじめられており、学校側も十分に対応しないのに学校に行き続けるという判断そのものがアメリカでは「crazy」となります。

https://kotaenonai.org/blog/satolog/1171/

との記述がある。

アスペルガーを持つ生徒には、インクルーシブ教育よりも、ホームスクールの方が向くはずだ

そして、ASD向けのホームスクールを作るなら、以下の点を工夫すると良いと思う。

  • 授業でのスクーリングは一切なし
  • 試験時のみスクーリング
  • 不登校になった後に通わせるのではなく、最初から通信制へ
  • 学力試験を実施

スクーリングとは、通信制教育でも時々登校して授業や面接を受ける事。

ASDの場合は、そういったスクーリングは、試験時を除いて、一切なしにした方が良いと思う。

また、現在の日本には、高校と大学に通信制学校があり、小学校と中学校にはあまり知られていないが、不登校児への救済策としての通信制はあるようだ。

だが、自分は、いじめを受け、二次被害が増え、不登校になった後に通信制にするのではなく、最初からいじめ被害を避けるために通信制にした方が良いと思う。

保育園や幼稚園のステップでも、発達障害の専門資格を持つ保育士や幼稚園教諭を、ASDを持つ家庭へベビーシッターとして派遣するなどして、集団保育は避けた方が良いと自分は思う。

あと、現在の通信制には入学試験がなく、進級基準も緩い事が多いように見受けられる。

詳しくは別の記事で解説する予定だが、アスペルガーを持つ生徒を対象にしたホームスクールは、入学時や進級時、卒業時に健常者と同レベル以上の学力試験をつけた方が良いと自分は思う。

あと、エジソンは、発達障害を持つ有名人として例に挙げられる事が多い。

そのエジソンも、母親が自宅で勉強を教えるホームスクールで勉強をしていたようだ。

あと、ホームスクールが向くのは、「知的障害を伴わない発達障害者」だと自分は思う。

「知的障害を伴う発達障害者」は、医療知識を持たない一般人の保護者では、ホームスクールは難しい可能性が高い、と自分は思う。

インクルーシブ教育の理想と現実

インクルーシブ教育の理想自体は素晴らしくても、現在の教育機関の人材の平均レベルではインクルーシブ教育の理想は実現できていない、と自分は思う。

「スクールカーストの正体」には、

「教師のリーダーシップ能力が高ければ学級のいじめ問題は少なくなり、逆にリーダーシップ能力が低いといじめ問題は多くなる」

という趣旨の記述がある

「現代の教師職はエリート職ではないため、高いリーダーシップ能力を持つような優秀な人材は集まりにくい」

との趣旨の記述もある。

自閉症スペクトラムの女性の自伝「Cocora 自閉症を生きた少女」の小学校編には、

『一年生の時、「鈴本」という教師が担任になった時、教師である鈴本にも同級生にも激しい虐待・いじめを受けた。

だが、「堀田先生・桜田先生」という教師が担任の時は、いじめられる事もなく、穏やかな学校生活を過ごす事ができた』

との趣旨の記述がある。

発達障害を持つ児童が健常者の児童と共に学ぶ「インクルーシブ教育」は、教師の質が高い事が前提だと、自分は思う。

現在の教師の質はバラつきが大きすぎ、一部の教師しか、「インクルーシブ教育」の理想を実現する事はできないと自分は思う。

インクルーシブ教育の実現には、教師の質の向上が必要だが、現在は予算の制限で教師の質を上げる事はできないだろう、と自分は思う。

つまり、インクルーシブ教育の理想を実現するには、教師の質が高い事が必要だが、現実には、教師の質にばらつきがあるため実現できない、のだと自分は思う。

そのため、ASDの生徒には、通信制教育でいじめを避けながら教育を受ける機会を提供する事が必要だと思う。

ホームスクールと家庭の経済力

高校生以上になれば、カリキュラムと教材を与えれば、独学できる生徒が多いだろう。

だが、小中学生までの段階では、集団授業ではないホームスクールのため、大人が横に座って勉強する時間を守らせる事が必要だと思う。

アメリカのホームスクールの統計では、両親がいて片方が働いている、というタイプの家庭にホームスクールが最も多い傾向がある。

参考記事:「Number and percentage of homeschooled students ages 5 through 17 with a grade equivalent of kindergarten through 12th grade, by selected child, parent, and household characteristics: 2003, 2007, and 2012

ホームスクールで子供に勉強を教える時間を確保のために、片方の親が一定期間、「専業主婦」又は「専業主夫」になる必要がある、あるいは元々そうだったから時間を確保しやすかった、という事情があるのだろう。

そして、低所得家庭では、発達障害児がいても、共働きをせざるを得ず、ホームスクールは現実的にできないかもしれないと思う。

そこは仕方ないため、補助金を出すか、低所得家庭でのホームスクールを諦めるかのどちらかになる。

あと、現在の日本は子育てのために退職した後、再就職する事が難しい。

中所得以上の家庭でのホームスクールの実現には、休職した保護者が子供の成長後に仕事に復帰できるようにするための労働制度の変更も必要だろう。

ホームスクールと「発達障害を背景とした毒親」

発達障害は遺伝の傾向があるため、発達障害の子供の親にも発達障害がある可能性は高い。

精神科医の水島広子医師の著書「毒親の正体」によると、「毒親の多くには精神疾患があり、最も多いのは発達障害」、だそうだ。

ホームスクールで家庭で勉強を教える場合、閉鎖的な環境になってしまい、毒親・虐待の問題が多発する可能性がある。

対策として、

  • 定期的に心理士が親子と面接
  • ホームスクールの子供を集めて生活状況を聞くアンケートを実施し、その中に虐待をチェックする質問を設けておく

といったやり方が考えられるだろう。

保護者の側のストレスを溜めないために、「子供が幼い間は、子育ての休みを取れるよう、時々、発達障害の専門資格を持つベビーシッター・家庭教師を利用する事」などの対策が必要だと思う。

加えて、発達障害を持つ人は社会的技能が低いため、発達障害を持つ親は教える事が下手という傾向が予想される。

発達障害を持つ親に「教え方」を教える事がまず必要だろう。

インクルーシブ教育を好む保護者

ASDの生徒の保護者は、ホームスクールとは真逆のインクルーシブ教育を支持する事が多い。

だが、前述した理由から、アスペルガーを持つ生徒には集団授業は向かないと自分は思う。

ASDの生徒の保護者がインクルーシブ教育を強く支持する場合、

  • 単純に現実を知らない
  • 発達障害は遺伝するため、保護者にも軽度のASDがあり、インクルーシブ教育にASDの拘りで拘ってしまい、都合の悪い情報が耳に入っていない

という二つの可能性があると思う。

ホームスクールの財政面へのメリット

アスペルガーは100人に一人、ADHDは100人に3~5人いる。

2018年時点で、14歳以下の子供の人口推計は、1553万人。

出典:産経新聞「子供人口過去最低を更新 37年連続減の1553万人 少子化に歯止めかからず

14歳以下だけでも、アスペルガーを持つ児童は約15万人、ADHDを持つ児童は45万~75万人と推計できる。

アスペルガーを持つ人の半分はADHDの特性を併せ持つため、アスペルガーとADHDの児童数の合計からASDの半数に当たる7万人を引いて計算しても、計52万人~82万人になる。

財政問題を抱える日本政府にとって、これだけの児童を受け入れる特別支援学校の増設は大きな負担になる。

ホームスクールは、家庭が教育のコストの大部分を負担し、行政はそのサポートをする形になるため、社会保障費の増加を抑制できる。

ただし、コストカットを主な目的とした手抜きの「ホームスクール」が実施されないよう、行政をNPO等が監視する事が必要だろう。

ホームスクールと社会的コスト

ホームスクールは、子供一人に親一人が教師としてつくため、集団授業に比べて社会的コストが大きいと思われる。

だが、日本のASDの22%が引きこもりとなっている。

詳しくは、別記事「日本のASDの22%が引きこもりに追い込まれている」で解説している。

引きこもりの社会的コストと比べれば、ホームスクールの社会的コストはまだ安い方だと自分は思う。

更に、「発達障害と少年犯罪」という本では、「発達障害と犯罪には直接的因果関係はないが、迫害体験を第三因子とした間接的な相関関係はある」という趣旨の事が述べられているようだ。

「ケーキを分けられない非行少年たち」という本でも、「軽度の知的障害や発達障害を持つ少年が学校でいじめ被害を受け、そのストレスを背景として幼女への猥褻行為に及ぶなどの非行行為に走っている」と書かれている。

そういった犯罪者になられた場合の社会的コストに比べると、ホームスクールの社会的コストはまだ安い方だと自分は思う。

ASD向け教育制度の統計的検証を

中室牧子准教授の著書「学力の経済学」では、

「教育政策にランダム化比較試験などの統計的検証を加えて効果の有無を確かめるべき」

との意見が繰り返し強調されている。

自分もその意見に賛成だ。

ただ、現在の教育経済学は健常者の児童を対象にした研究と思われ、発達障害児の教育政策には、また別に統計を用いた科学的研究が必要だ。

まずは、ASDを持つ生徒を対象に、ランダム比較化試験などで、ホームスクールとインクルーシブ教育両方をした場合の、学力やフラッシュバック被害への因果関係を調べると良いと思う。

統計的調査で、ASDを持つ生徒にはホームスクールの方が良い、と示されれば、アスペルガーを持つ生徒の親を納得させて、ASDを持つ生徒へのホームスクーリングを実施する事がしやすくなるだろう、と自分は思う。

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カサンドラ症候群の傾向と対策

カサンドラ症候群とは、アスペルガーの夫と感情的交流が持てず、妻がうつ病に似た症状を呈する事。

妻に限らず、アスペルガー男性の職場の仲間なども含める場合もあるようだが、この記事では夫婦のカサンドラ症候群に限定して取り上げていく。

カサンドラ症候群の分類

  • 愛着回避的なアスペルガーの夫に孤独を感じる愛着不安の強い妻
  • 尊大型のアスペルガーの夫からの、理不尽な扱いに苦しめられる妻

愛着回避的なアスペルガーの夫には、孤立型のアスペルガーが多いだろう、と自分は思う。

愛着回避的なアスペルガーの夫の場合、悪意はないだろうと自分は思う。

尊大型のアスペルガーの夫の場合、理不尽だと自覚しながら理不尽な扱いをする、確信犯的な部分があるだろう、と自分は思う。

予防対策

  • 見合い結婚
  • 同好の士

見合い結婚の場合、夫がアスペルガーを持っていても妻はカサンドラ症候群にはなりにくい傾向がある

見合い結婚は経済的釣り合いなどを重視する傾向があるため、最初から精神的交流をあまり期待していないためだ。

そして、学者同士の結婚など、同じ興味がある物を共有できる「同好の士」といったタイプの組合せも、カサンドラ症候群にはなりにくいようだ。

アスペルガーの夫の拘りの対象に、妻も興味を持っていれば、共通の話題となり、夫婦間の交流を維持しやすいのだろう

根本的解決策は「離婚」

カサンドラ症候群の根本的な解決策は、離婚。

だが、日本の労働制度では、結婚や出産で退職した女性の再就職が難しい

離婚した女性は経済的に困窮する傾向があり、現実的には難しい

カサンドラ症候群の解決には、アスペルガーを批判するよりも、労働制度の改革の方が良いと自分は思う

ただし、一つ注意点がある。

将来、労働政策が変われば、これから先、カサンドラ症候群になった女性達は、救われるかもしれない。

だが、現時点のカサンドラ症候群の女性の中には、キャリアのブランクが既に長くなってしまい、再就職できなくなっている人もいるだろう。

その場合、現時点で持っているカードを組み合わせて、生き延びていくしかないだろう。

ちなみに、離婚以外には、夫の単身赴任などでの別居も離婚と同じ効果があるだろうと自分は思う。

あと、アスペルガーのパートナーと結婚前である女性の場合、妊娠・出産後に備えて再就職しやすい資格を取得しておく、という対策も可能だろう。

現在は対症療法しかできない

現在のカサンドラ症候群への治療は、精神科医やカウンセラーが、カサンドラの女性達のアスペルガーの夫への愚痴を聞いてあげ、ガス抜きをし、必要なら投薬もする、という対症療法だ。

経済的自立の手伝いは、医師の領分を超えるため、抜本的な対策ができないのだ。

ソーシャルスキルトレーニング

カサンドラ女性の夫のアスペルガー男性は、結婚するまでのステップでは、恋愛ノウハウ本などで独学し、マニュアル通りに振る舞えるため、魅力的に見える傾向があるそうだ。

ただ、恋愛ノウハウ本は、結婚した後のノウハウのジャンルではほとんどないため、アスペルガー男性は妻をカサンドラにしてしまうような振る舞いをしてしまうとか。

発達障害の治療には、ソーシャルスキルトレーニング(SST)という授業形式で人付き合いを学ぶプログラムがある。

現在のSSTは、職場での人付き合いをテーマにしたものや、青年期の発達障害者を対象にしたものであり、結婚生活をテーマにしたものは、自分の知る限りないようだ。

結婚後の振る舞い方をテーマにしたSSTのプログラムを発達障害の専門病院が開発すれば、カサンドラ症候群をある程度改善できるかもしれない。

現時点で結婚生活での振る舞い方をアスペルガー男性が学べそうな教材は、自分の知る限り、以下の二つの物がある。

マンガで分かる心療内科「モテるマンガ」シリーズ

「倦怠期を防ぐ方法」

・年の話題は否定するかスルーする

・美醜について悪く言わない

・他の異性を褒めない

・半年に一度は旅行に行く

秋葉原心療内科/モテるマンガ第4回「女は何歳まで女?~倦怠期を防ぐ方法」 by ゆうメンタルクリニック

精神科医のゆうきゆう先生原作のマンガで分かる心療内科「モテるマンガ」シリーズ。

若年男性向けの、下ネタを交えたギャグ漫画であるため、そういった類が苦手な女性は読むのは避けた方が良いと自分は思う。

美人の正体」越智圭太

・カップルは、容姿に劣る方が容姿で勝る方に尽くす行動をする傾向がある

・容姿に差があっても、同居を始めると離婚率は容姿に差がないグループと変わらなくなる

「美人の正体」越智圭太

法政大学文学部心理学科教授の著作。

統計に基づいた恋愛心理学の本。

地域にもよるが、図書館にもあると思う。

夫への「オキシトシン」の処方

現在、アスペルガー症候群の治療薬として、「オキシトシン」という脳内ホルモンが研究されている。

治験結果を見て、自分は以下のように分析した。

脳内ホルモンであるオキシトシンは、アスペルガーの性格的な特性は解決できるが、能力の発達の偏りまでは解決できない様子だ。

参考「世界初 自閉スペクトラム症へのオキシトシン経鼻スプレーの治療効果を検証しました

カサンドラ症候群は、夫に気持ちが通じない事でうつ病に似た症状を呈するという仕組み。

そのため、オキシトシン実用化後、オキシトシンの服用で夫の性格的な特性が変わるだけでも、カサンドラ女性の症状はある程度軽減するだろうと自分は思う。

オキシトシンの副作用

オキシトシンは、医学的な副作用は少ないようだが、職業適性の点での副作用が出る可能性が高い、と自分は思う。

長所と短所は表裏一体であり、オキシトシンでアスペルガーの特性が弱まると、社会的に成功しているアスペルガーの場合は、職業能力が低下する可能性があると自分は思う。

例えば、社会的に成功しているアスペルガー尊大型には、経営者も多いようだ。

アスペルガーの「他人の気持ちが分からない」という特性は、リストラなど非情な決断が必要な経営者としての適性に繋がっていると思われる。

オキシトシンによって、「他人の気持ちに興味を持てる」ようになると、経営者としての能力が低下する可能性がある。

他には、アスペルガーは研究者やプログラマーに向く傾向があるが、それは興味範囲の限定性や繰り返しの特性などの特性も影響していると思われる。

オキシトシンでそれらの特性が目立たなくなると、研究者やプログラマーとしての適性が落ちる可能性が高い。

もしも、上記の理由でアスペルガーの夫がオキシトシン服用を拒否した場合、カサンドラ女性がどれだけ怒っても、法律的には強制する事ができない。

カサンドラの妻は、アスペルガーの夫に経済的に依存している事が多いと思われるため、服用を強制する事は経済的な力関係の点でも難しいだろう。

特に、尊大型の夫の場合は、とても口が達者な傾向にあるため、説得は難しいだろう。

あと、アスペルガーを持つ夫が社会的に適応できている場合、

「自分が困っていないのに薬を飲まされるのは嫌だ」

という理由でオキシトシンの服用を拒否するケースも多く出るだろうと自分は思う。

その他の対策

個人的意見だが、ペットの飼育も一種のアニマルセラピーとして多少の効果はあるかもしれないと自分は思う。

夫に感情的交流が期待できないため、ペットに心の癒しを求める、という意味合いで。

ただし、アスペルガーの夫に感覚過敏があり、動物の匂いや鳴き声が苦手な場合、トラブルの火種になりかねないため、飼育は辞めておいた方が良いと自分は思う。

カサンドラ症候群の二次被害

カサンドラ症候群の女性達は、手強いアスペルガー尊大型の夫ではなく、周囲にいる弱いアスペルガー受動型に八つ当たりしていると自分は思う。

カサンドラを診る精神科医には、手強い尊大型の代わりに、弱い受動型を批判して、人気取りをしているタイプがいると自分は思う。

その場合、八つ当たりされたアスペルガー受動型が二次障害として精神疾患になるリスクが高く、カサンドラ症候群の二次被害になる。

対策として、アスペルガー受動型をスケープゴートにして人気取りをする精神科医は、厳しく規制・処罰した方が良いと自分は思う。

カサンドラ女性によるアスペルガー受動型への八つ当たりも、医療職や周囲の家族が止めた方が良いと自分は思う。

カサンドラ女性とADHD

アスペルガー症候群の男性は、曖昧な言い方が分からないという特性から、はっきりと物を言うADHDの女性と結婚しやすい傾向がある。

そのため、カサンドラ女性にはADHDを持つ人が多いと自分は思う。

アスペルガー受動型は、周囲のADHDやアスペルガー尊大型に都合良く利用される傾向がある。

ADHDやアスペルガー尊大型は自己主張が激しく、ASD受動型はおとなしいため、見て見ぬフリをされる傾向もある。

障害者間のいじめは、健常者からのより激しくなる傾向もある。

カサンドラ女性によるアスペルガー受動型への八つ当たりは、上記のような背景がある事を踏まえて、カサンドラ女性の言い分を鵜呑みにせずに、しっかりと止める事が必要だろう。

併発する毒親問題

精神科医が 書いた「毒親の正体」によると、毒親に一番多いには、アスペルガー症候群やADHDなどの発達障害を持つ親だそうだ。

妻がカサンドラ症候群を発症するほど、夫のアスペルガーの特性が強い場合、子供に対しては、「毒親」という形で夫のアスペルガーの特性が悪影響を及ぼしている可能性が高い。

あと、発達障害は遺伝するため、親子共に発達障害を持っているケースも多い。

子供も発達障害を持っている場合、前述の「カサンドラ女性によるアスペルガー受動型への八つ当たり」は、カサンドラの母からアスペルガー受動型の子供へ行われている事もある。

他には、カサンドラ症候群の母とアスペルガー尊大型の父が、子供の前で怒鳴り合いの激しい喧嘩をしているなどのパターンもあると思う。

子供の前で親が夫婦喧嘩をする事は、「マルトリートメント」と呼ばれる心理的虐待であり、子供の脳の発達に悪影響を及ぼす。

夫婦喧嘩は子供がいない場所でした方が良いだろう。

カサンドラ女性はADHDを持つ場合が多いため、ADHDの多動性衝動性から、思った事をすぐに言ってしまい、暴言で子供を傷つけている場合もある。

精神科医やカウンセラーは、カサンドラ症候群の診察時、毒親問題も併発していないか、併せて確かめる事が必要だと自分は思う。

カサンドラ症候群と離婚事由

現在はカサンドラ症候群を直接、離婚事由とするのは難しいようだ。

「法律で認められている5つの離婚事由」

  • 不貞行為
  • 悪意の遺棄
  • 3年以上の生死不明
  • 強度の精神病
  • 婚姻を継続しがたい重大な理由

参考記事:「裁判で離婚するときに必要な「法定離婚事由」…どんな場合に認められる?

この内、当てはまりそうなのは、「強度の精神病」だが、統合失調症など本当に重度の場合に限られる。

統合失調症は、幻覚や幻聴が見え、神がかり状態にもなったりするレベルの精神疾患だ。

カサンドラ症候群の妻の、夫自身は健康な状態が大半だと思われるため、当てはまらないだろう。

離婚するとしても、多くの場合、モラルハラスメントなどを「婚姻を継続しがたい重大な理由」として訴えていく事になるだろう。

ただし、夫が、妻のカサンドラ症候群改善のための協力を拒んだ場合、前提条件によるが「悪意の遺棄」として離婚事由として認められる可能性がある。

例えば、カサンドラ改善のための配偶者向けSSTの実用化後には、それへの参加拒否などは、「悪意の遺棄」として認められる可能性が高い。

認められない場合としては、オキシトシン実用化後のオキシトシン服用の拒否は、薬剤の服用を強制できないという理由から「悪意の遺棄」にはなりにくいだろう。

「発達障害者への差別」と言われないための工夫

なお、裁判では、

  • 離婚の「原因」は「発達障害を背景としたモラハラ」
  • モラハラは、アスペルガー症候群以外でも起き得るが、今回のケースはアスペルガー症候群が「背景」にあった
  • 夫のアスペルガーを背景としたモラハラでうつ病に似た状態になった「現象全体」をカサンドラ症候群と呼んでいる

という論理を使った方が良いと思う。

カサンドラ症候群を理由に夫を批判する事は、アスペルガー症候群への「差別」と捉えられる側面もあるからだ。

裁判官も、発達障害者への差別と捉えられるような判決は出しにくいはずだ。

離婚や損害賠償請求、という「成果」を勝ち取りたいならば、「人」を批判するのではなく「罪」を批判した方が良い。

「罪を憎んで人を憎まず」というスタンスは、被害者のカサンドラ女性が「発達障害者への差別」をしていると見られないための工夫として使えると自分は思う。

アスペルガー積極奇異型である筆者は、発達障害の専門病院でアスペルガー尊大型と見られる患者からモラハラを受けて、激しい怒りと嫌悪感を感じた事がある。

カサンドラ症候群の女性がアスペルガーの夫を嫌う気持ちも、全部ではないにしても、少なくとも一部は理解できる。

ただ、怒りのままに相手のアスペルガーを指して批判すると、「発達障害者への差別」と言われてカサンドラ女性の方の損になってしまう可能性が高いだろう。

ここは、ぐっと怒りをこらえて、「戦略」と思って、「罪を憎んで人を憎まず」というスタンスを取る事をお勧めする。

アスペルガー尊大型と自己愛性パーソナリティー障害

アスペルガー症候群には、いくつかの下位分類があり、その中に尊大型と呼ばれるタイプがいる。

尊大型は、とても口が達者で周囲を言い負かしたり、名前の通り、尊大な態度を取る事が多いため、アスペルガーの下位分類の中では一番嫌われやすいタイプだ。

そして、カサンドラ女性の夫には、アスペルガー尊大型が多いと思われる。

そして、これは、本の知識を複数組み合わせた上での個人的な仮説だが、アスペルガー尊大型は、自己愛性パーソナリティー障害を併発したタイプのアスペルガーだと自分は思う。

根拠
  • 発達障害はパーソナリティー障害が併発しやすい事
  • アスペルガーの下位分類は成長と共に変化し、後天的要素と見られる事

傍証として、アスペルガー受動型は、依存性パーソナリティー障害を併発している可能性が高いと自分は思う。

アスペルガー症候群は先天性の障害のため、後天的に治療する事はできない。

だが、後天性の自己愛性パーソナリティ障害の場合は、パーソナリティー障害として技術的には治療が可能なはずだ。

夫が尊大型の場合、自己愛性パーソナリティ障害を治療させれば、妻のカサンドラ症候群の症状の改善が見込まれる可能性があると自分は思う。

「都合の良い人」と「適切な振る舞い」の違い

カサンドラ女性の妻を持つアスペルガーの「夫向け」のアドバイスとしては、この章を設けた。

たぶん、カサンドラ女性が読むと腹が立つと思うので、カサンドラ女性の場合は、この章を読み飛ばす事をお勧めする。

アスペルガー症候群への治療の目的は、「都合の良い人」になる事ではなく、「適切な振る舞いができるようになる」事だ。

「適切な振る舞いができる人」は「都合の良い人」とイコールではない。

ADHDを持つ事が多いカサンドラ女性は、多動性衝動性のせいなのか、アスペルガーの夫に対し、「都合の良い人」になる事を求める傾向がある。

カサンドラ女性が求める「都合の良い人」になろうとすると、「妻に一方的に都合が良い不公平な関係」になる可能性が高いだろう。

アスペルガーを持つ夫は、カサンドラ女性の要求を、全否定も丸呑みもせずに、公平だと思われる要求のみを受け入れる事を心がけると良いと自分は思う。

あと、「発達障害者がいつも間違う訳ではなく、健常者も間違う事がある」という考え方を覚えておく事もお勧めする。

女性の社会進出とカサンドラ症候群

カサンドラ症候群は、アスペルガーを持つ人と感情的交流ができず、パートナーがうつ病に似た症状を呈する事を指す。

現在、カサンドラ症候群は、アスペルガーの夫とカサンドラの妻といったパターンで、男女逆は聞いた事がない。

現在の日本では、労働制度上、妊娠・出産後の女性が再就職しにくく、男性に経済的に依存する女性が多いためだろう。

しかし、将来、女性の社会進出が進み、男性の「専業主夫」が増えた場合も同様に、アスペルガーのキャリア女性に経済的に依存する男性が、カサンドラ症候群になる可能性がある。

例えば、女性の社会進出が進んだ外国で、女性から男性へのセクハラ問題も出てきている。

カサンドラ症候群も、社会制度の変化に伴い、問題の形が変化していくと自分は思う。

実際には、「専業主夫」は、しばらくの間、周囲の反対や差別などが多いと思われ、それらのトラブルの方に手一杯で顕在化しにくいだろう。

男女逆のカサンドラ症候群が顕在化するのは「専業主夫」への周囲への反対や差別が収まる数十年後の遠い未来である可能性が高いと自分は思う。

あと、将来、同性婚が法律で認められ、同性同士の結婚が増えた場合で、アスペルガーを持つ同性パートナーに経済的に依存する人の場合、カサンドラ症候群になる可能性がある。

同性カップルも同様に、しばらくの間は差別や周囲の反対などが多いと思われ、それらのトラブルに手一杯でカサンドラの問題が顕在化しないと自分は思う。

対策は、女性の社会進出が進んでいたり、同性婚が認められている外国の研究を先例として調査する事である程度備える事ができると自分は思う。

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ASDと不倫には因果関係はない

不倫遺伝子は人口の50%が持つ

カサンドラ症候群の被害の一例として、「不倫」が挙げられる場合がある。

だが、アスペルガーと不倫は因果関係がないと自分は思う。

不倫をする人は、アスペルガーの中にも、定型発達者(健常者)の中にも含まれており、不倫をする人がたまたまアスペルガーを持っていただけだと、自分は思う。

東大卒の脳科学者中野信子教授の著書「不倫」には、

『人間の脳の仕組みは「一夫一妻制」に向いている訳ではない。

人が持つ遺伝子のうち、たった1つの塩基配列の違いによって、性的振る舞いが一夫一婦の「貞淑型」から「不倫型」になることすらある。

私たちの脳は、ただ遺伝子や脳内物質に操られているだけで「倫理観の有無」といった事は問題の本質にはあまり関係ない』

『じつは最新の研究によって、ある特定の遺伝子の特殊な変異体を持つ人は、それを持たない人に比べて、不倫率や離婚率、未婚率が高いことがわかってきました。

およそ人口の50%はこの「不倫遺伝子」を持っているとの報告もあります。なんと、2人に1人は不倫型というわけです』

といった趣旨の記述があったと思う。

アスペルガーは人口100人当たりに一人。

人口の50%が「不倫遺伝子」を持っているならば、アスペルガーと不倫に、特に因果関係があるとは思えない。

カサンドラの被害として不倫を訴えているケースの場合は、不倫をする人の中に、たまたま、アスペルガーを持つ人が含まれていた、という事だろう、と自分は思う。

性被害と性依存症

ただし、ASDと不倫に直接的な因果関係はなくても、性被害を第三因子とした間接的な相関関係があるケースはあると思う。

ASDは、いじめ被害率が高く、いじめには性的いじめも含まれる。

性被害を受けた人は性依存症になり、性的逸脱行動に走る傾向がある。

性的逸脱行動とは、乱暴な性行為を自分からしたり、売春行為をしたり、誰かれ構わず性行為をしたりする事を指す。

そのため、ASDを持つ人が不倫をする場合、性被害によって性的逸脱行動を取っている可能性はある。

「あなたに伝えたいこと:性的虐待・性被害からの回復のために」には、性被害で性依存症になる傾向について書かれていた。

東洋経済の「27歳、発達障害で性依存症に陥った彼女の真実」の記事には、性的いじめ被害で性依存症に陥った発達障害を持つ女性の事例が紹介されている。

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精神科デイケアでのいじめ被害

1.事実関係

嫌がらせ
  • 自分は2018年の春から、発達障害専門デイケアがある公立病院に通っていた。
  • 2018/6/19、共有スペースで精神科デイケアの50代男性のボス格の患者Aが、昔見た女装した同僚への差別的発言をしていた。
  • 精神科でそういったセンシティブな事への差別発言は良くないと思い、自分が眉を顰めて、相槌を打たずにいたら、彼が「えー、Bさん(筆者)ってホモなのぉー!?」と大声で叫び、デイケアの共有スペースに居た20人ほどの患者・研修生が静まり返った。
  • 自分が顔を引き攣らせたのに対し、彼は、ヘラヘラと笑いながら「ごめんね」と軽い調子の謝罪をしてきた。
隠蔽
  • その事をデイケア職員に相談すると、面談室や診察室など他の人の目がない場所で、被害者の自分を責めたり、加害者を擁護したりする、という手口で隠蔽された。
  • ボス格患者Aはとても口が達者なため、デイケア職員全体が、面倒な加害者を叱るより、被害者を泣き寝入りさせる方が楽だと思っていた様子。
  • デイケアに研究目的で参加していた50代男性のC医師が隠蔽を主導した。
「いじり」ターゲットの変更
  • あと、C医師は、彼自身にも自閉症スペクトラムの特性が見られ、内気でおとなしい性格のため、部下から舐められて職員間で「いじり」の対象になっていた。
  • C医師は、他の職員には都合が良い事しか伝えない事で、筆者を悪役に仕立て、「いじり」の対象を、C医師から筆者へと移そうとしていた節もあった。
  • 思春期の子供のような事を、まさか医師からされるとは思わず、かなり驚かされた。
  • C医師の思惑は成功し、他職員の多くは、発達障害を持つ患者の自分に、巧妙な心理的嫌がらせをして加担した。
  • 加担しなかった少数の職員も傍観し、理不尽な対応を知っていながら黙認した。
  • 院長宛てに記録を印刷した物を郵送したが、「医療事故として院内で調査する」と三ヵ月待たされた挙句、「どこが障害者虐待なのか分からない」という返事をされた。
自分が受けた被害
  • 胸の圧迫感
  • 過換気
  • 激しいフラッシュバック
  • ストレスによる昼夜逆転
  • 喉を傷めて数日筆談になる
  • 昼夜逆転で二次障害への投薬の増量が中止される
  • 自分の住む地域ではその病院にしかないデイケアの発達障害専門SSTにいじめを恐れて行けなくなる

2.まとめ

精神科デイケアのいじめ・虐待問題の解決の一助になる事を願って、自分の被害をこうして記事にした。

精神科デイケアのいじめ・虐待問題がなるべく早期に解決される事を願っている。

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精神科医の質の改善を

1.「医師の中の劣等生」

精神科は他の科より習熟に要する期間が短いため、多浪や転科などで、年を喰って、選択肢がない医師が精神科を選ぶ事が多い。

そのため、精神科医には「医師の中での劣等生」が多く集まる傾向がある、と自分は思う。

対策として、精神科医として働ける法的要件に、医師免許に加えて、「精神保健福祉士」「心理士」などの資格取得を義務付け、「医師の中の劣等生」の集中の防止や、心理学の知識の不足の防止、などをすると良い、と自分は思う。

2.薬剤師寄りの精神科医

精神科医は、医師免許だけではカウンセラーより薬剤師に近い。

そのため、心理療法では、医師より、心理士の方が役に立つ。

精神科医の中には、医師免許に加えて心理士の資格を取得している医師もいるが、そういった医師はエリートビジネスマン向けに、かなり高額のカウンセリングのサービスを提供している事が多い。

そのため、庶民が接する事ができる保険適用の安い精神科医は、カウンセラーよりも薬剤師寄りの精神科医が多いと思われる。

ちなみに、統合失調症など、薬物療法が中心の重度の疾患は、薬剤師寄りの精神科医でもまだ、充分に対応できる。

だが、発達障害やパーソナリティ障害、いじめ問題など、薬剤の知識よりも、心理学や社会学の知識が必要な分野では、精神科医は二次障害への投薬治療以外には、あまり役に立たない事が多い。

3.精神科医の不養生

アダルトチルドレンの本によると、精神科などの福祉分野の医療職には、本人や家族に軽度の精神病やハラスメント被害の経験があり、その影響で、精神科を選んだタイプが一定数いる。

いわゆる「医者の不養生」だが、精神科では、病んだ医療職の被害は、立場が弱い患者が受ける。

ちなみに、発達障害の専門病院の場合、研究を担当する精神科医本人が、軽度の発達障害があるため、その道を選んだ、というタイプが一定数いる。

自閉系の発達障害の精神科医の場合、研究医としてはかなり優秀だが、臨床医としてはかなり最悪な医師が多い。

対策として、精神科医の採用試験では、SPIのような職業適性を調べる適性検査テストをする事が望ましい。

4.総合診療医の不足

「狭く深く」のタイプの専門医は、高い専門性の代わりに視野が狭い。

哲学者ソクラテスは「無知の知」という概念を示したが、医療の場合、専門医では「無知の知」は自覚しにくく、総合診療医が間に入る事が必要なようだ。

自分が前に通っていた病院は、統合失調症がメインの閉鎖病棟付きの中規模病院で、担当医師に発達障害が専門外である事を指摘し、転院を申し出たが、逆に「ドクターショッピング」と強く主張してきて、かなり手を焼かされた。

現在、日本政府は、総合診療医の育成を急いでいるが、医師達の専門医志向が強いため、中々実現できないでいる。

アメリカのように、政府が診療科・地域ごとの医師の定数を定め、希望者が定数を超えた場合は、成績順の選抜をする仕組みが望ましい。

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いじめの言い訳と切り返し

1.代表例

・「被害者にも原因がある」

→「原因と責任は別」

・「こんな事で怒るなよ」

→「君は同じ事されたら怒らないの?」

・「加害者にも辛い事情がある」

→「ここは、加害者の事情ではなく、被害者のケアを話す場だ」

・「被害者が工夫して対処を」

→「責任を負うべきなのは加害者」

2.その他の言い訳

・「もう過ぎた事ですよね?」

→「被害者の苦しみはまだ続いている」

・「仕返しがしたいの?」

→「被害者の正当な怒りと理不尽な逆恨みは別物」

・「継続性がないからいじめじゃない」

→「やめて、と言ってやめてくれなかったら、それは継続性を示す代わりの物になる」

・「『いじり』は『いじめ』ではない

→「『いじり』は心理的安全を侵害する心理的暴力。」

・「(抗議した時)裁判起こすって脅迫じゃないの?」

→「合法的な権利の行使の意思表示は脅迫にはならないです」

・「そんな事言った?」

→「言葉で言わなくても、態度で示していた」

・「誤解だよ」

→「君、都合の良い時だけ、誤解と言うよね?」

・「君が何と言おうと違うから」

→「全く説得力がないですよ」

・「そういうつもりで言ったんじゃない」

→「そういうつもりでないのに、どうしてそう取られてしまうのでしょう?」

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発達障害者へのバリアフリー

自分がこのブログを始めた理由は、発達障碍者にとってのバリアフリーな社会制度を作る方が効率的な治療になる、という自分の考えを社会に伝えたかったからだ。

1.現在の治療の問題点

現在のアスペルガーへの治療は「アスペルガーを普通の人達に近づける」事を目的にしている。

確かに、表面上だけでも普通の人達と同じ振る舞いをできれば、ASDへのいじめや虐待を避けて二次障害を防ぐ事ができる可能性が高いだろう。

だが、「普通」に見えるアスペルガーは、「普通」に見えるようにかなりの努力をしており、アスペルガー症候群の当事者への負担が大きい。

加えて、発達障碍者を「普通の人達」に近づける治療は、社会の多様性を失わせ、一つの原因で集団があっさり全滅するリスクを高めてしまう側面を持つ。

例えば、品種改良したた生産性が高い作物を大規模栽培する農場は、収穫量は増加するが、一つの病気だけで作物が全滅するリスクが高い。

画一化による生産性の向上は、ほどほどならメリットの方が大きいが、やりすぎるとリスクの方が大きくなるのだ。

発達障害の遺伝子が、現在まで絶滅せずに人類の遺伝子の中に残ってきたのは、人類という「種」にとって、発達障害が有益だったという可能性が高いと自分は思う。

2.バリアフリーな社会制度

上記の二つの理由から、発達障碍者にとって暮らしやすい「バリアフリー」な社会制度を整備して、発達障害の「生きづらさ」を柔らげる治療方針の方がメリットが大きいと自分は思う。

ちなみに、現在も病院などで行われている「環境調整」は、個人レベルの環境を変更する事であり、自分の主張する「バリアフリー」は社会全体のレベルで環境を変える事、という違いがある。

発達障碍者を「普通の人達」に近づける治療は、社会全体の環境を変えた後も深刻な生きづらさを抱える場合、に限定した方が良いと自分は思う。

3.トレードオフ

予想される反論には、「発達障碍者が暮らしやすい社会を作ろうとしたら、『普通の人達』の暮らしやすさが犠牲になるのでは?」という意見があるだろう。

確かにそういったトレードオフの部分もあるだろう。

だが、全ての状況でトレードオフになる訳ではない。

発達障碍者が暮らしやすい社会が、「普通の人達」にとっても暮らしやすい社会になる、という状況も多数あると自分は思う。

例えばアスペルガーには、進学時の入試や就職・転職時の採用試験で、コミュニケーションの障害によって、不利にならないよう面接試験を選択科目制にする配慮が考えられる。

面接試験の代わりにSPIのような適性検査テスト・志望動機をテーマにした小論文で代替、などの選択肢が考えられる。

「普通の人達」にとっては、社交的な人は従来通り面接試験を、内気だったり緊張に弱い人は面接以外の試験制度を選べるようになり、選択肢が増えるというメリットになると自分は思う。

4.両立できない場合

問題は、障害者と「普通の人達」の利害が両立できない場合。

アスペルガー症候群の方が立場が強い場合、例えばアスペルガー尊大型(自己主張が強いタイプのアスペルガー)の夫を持つ専業主婦の妻は、カサンドラ症候群と呼ばれる「うつ病」に近い状態になる割合が高い。

そして、アスペルガー症候群の方が立場が弱い場合、例えばアスペルガー受動型(おとなしいタイプのアスペルガー)は、いじめられて適応障害になってしまう割合が高いと自分は思う。

周囲の人のストレスと当事者のストレスはトレードオフの側面があり、現在の医療は、そういった犠牲の押し付け合いを解決できていない。

だが、そういった場合でも、工夫を凝らす事で「発達障碍者の暮らしやすさ」と「普通の人達の暮らしやすさ」をある程度までは、両立する事も可能だと自分は思っている。

5.まとめ

自分は、発達障害者にとってのバリアフリーな社会制度のアイディアや、実現するための工夫を、このブログで伝えていきたいと考えている。

免責条項
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・治療や就労、及びそれらに付随する一切の事柄の判断は読者の責任でお願いします。
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アスペルガーに向く働き方

アスペルガーに向く働き方は大きく分けて二通りあると自分は思う。

  • 人間関係が少ない
  • 実力主義

以下で上記二つに該当する働き方を解説していく。

1.一覧

・使い捨ての人間関係
 ・転勤族
 ・フリーランス
・人間関係が薄い仕事
 ・シフト制
 ・クラウドワークス
 ・技術職
・自主性重視
 ・成長期の企業
・実力主義
 ・外資系企業
・同質性が低い集団
 ・海外就労

2.「使い捨ての人間関係」の解説

 テンプルグランディン教授(ASD当事者の動物学者)の著作「自閉症の才能開発」には、以下の記述がある。

フリーランスであることで、職場で起こりがちな人間関係問題を大幅に避けることができた。

契約をした仕事場に行って、プロジェクトの設計をすまし、人間関係がややこしくなる前に「はい、さようなら」ができた。

「自閉症の才能開発」テンプル・グランディン著、p143~p144

 グランディン教授は動物学者で発達障害は専門ではないが、社会的に成功できたアスペルガー症候群の当事者として有名な人だ。

そして、グランディン教授は、引用から分かるように、フリーランスとしての働き方をしていた。

 あと、「転勤族」がアスペルガーに向く根拠は、自分の親戚の人の経歴だ。

 その人は、思った事をズバズバと指摘してしまうため、親戚から少々煙たがられていた。

 その様子は、ASDの自分と似ており、他の特性も併せると、その親戚の人にも少なくとも軽度のASDがあった可能性は高いと思う。

 だが、その親戚の人は自分のように人間関係で挫折せず、むしろ社会的に成功していた。

その要因は、以下の二つだと思われる。

  • その親戚の人が働いていた時期に、高度成長やバブルなど景気が良い時代が含まれていた事
  • その親戚の人は、転勤族として働いていたため、使い捨ての短期間の人間関係の仕事では、アスペルガーの社会性の障害が問題になりにくかったのだと思われる事

あと、「使い捨ての人間関係」は、積極奇異型ASDには向くが、孤立型ASDには向かないかもしれないと自分は思う。

アスペルガーの下位分類については、以下の記事を参照して欲しい。

アスペルガーの下位分類とその影響

積極奇異型ASDは、併発したADHDの多動衝動性で、ASDの常同性の特性が弱まり、「使い捨ての人間関係」のような変化も平気だろうと自分は思う。

孤立型ASDは、ADHDの併発がないため、ASDの常同性の特性が強く、「使い捨ての人間関係」のような変化はストレスになるかもしれないと自分は思う。

3.「人間関係が薄い仕事」の解説

本田秀夫医師の「自閉症スペクトラム」には、
「成功例としては、シフト制の職場で職場外の付き合いが少ない会社に勤めている例がある」
という趣旨の記述があった。

シフト制とは、働く時間帯と曜日などのスケジュールを決める制度だ。

アルバイトのシフト表などをイメージすれば分かりやすいだろう。

クラウドワークスについては、ある公立病院で、ケースワーカーにクラウドワークスはアスペルガーに向くのではないかと質問してみたら

「東京の人から聞いたけど、確かにそっちの方が継続率が高いんだって」

と驚いた表情で答えていた事が根拠だ。

技術職については、テンプルグランディン教授の著作の「自閉症の才能開発」に、

「アスペルガー症候群の人々は、しばしば高度の専門的アカデミック分野で成功する」

という趣旨の記述があった事が根拠だ。

加えて、岩波明教授の「発達障害」に、

いわゆる「天才」と呼ばれる常人とはかけ離れた能力をもつ人たちは、明確な診断がつくかどうかは別として、発達障害的な特徴を持っていることがかなりの割合で認められる。これは特に自然科学と芸術の分野で顕著であり、ASDの特徴を持つ頻度が高い

「発達障害」岩波明著、p130

という記述があった事も根拠だ。

なお、「人間関係が薄い仕事」は、基本的に、アスペルガーの全タイプに向くが、特に向くのは孤立型ASDだと自分は思う。

孤立型ASDは、積極奇異型ASDよりも、コミュニケーションの障害が強めに現れやすいと思うからだ。

4.「自主性重視」の解説

「Cocora 自閉症を生きた少女」の思春期編の二巻には、

『ホームステイ先の中年女性から口うるさく指示されたアスペルガーの女の子が、中年女性の事をとても嫌いになった。
注釈:「アスペルガー症候群は、『生まれながらの民主主義者』と言われるほど、他人からの指図を嫌う」』

という趣旨の記述があったと思う。

 そして、成長期の企業は社長も忙しいため、一々聞かずに自主的に動く社員が評価される傾向がある。

 逆に安定期の企業は、現状維持が最重視されるため、上司に確認を取って前例踏襲をする社員が評価される傾向がある。

 自主性が重視される成長期の企業は、他人からの指図を嫌うアスペルガー症候群には適応しやすい可能性が高いと自分は思う。

そして、「自主性重視」の働き方は、アスペルガーの全タイプに向くが、特に積極奇異型ASDに向くと自分は思う。

積極奇異型ASDは、併発したADHDの影響で、自分の拘りの対象について一方的にしゃべり続ける傾向があり、コミュニケーションの障害は軽めだと自分は思う。

だが、積極奇異型ASDは、自己主張できる分、社会性の障害が大きく現れる傾向があると自分は思う。

そのため、「自主性重視」の働き方は、積極奇異型ASDに特に向くと自分は思う。

5.「実力主義」の解説

 東大卒の本田秀夫医師の著作「自閉症スペクトラム」には、
『自閉症スペクトラムの子供は、「仲良くする」事と「仲間内で競う」事を使い分けるのがむずかしい。
 「競争」の方が結果(勝敗)が明白なため、一番にこだわる。』
という趣旨の記述がある。

 自分自身、昔通っていた、子供版の実力主義である進学塾が、今までの人生の中で一番適応しやすかった。

 自分が通っていた進学塾は、理解度チェックテストが週一であり、三ヵ月ごとの振分けテストでクラス分けが決まり、座席も成績順で決められていた。

 一見厳しいように見えるシステムだが、成績というはっきりした物が求められる分かりやすいシステムであるため、曖昧な物より具体的な物の方が理解しやすいアスペルガーの特性で、適応しやすかったようだ。

 こういったアスペルガーの特徴は成人後も変わらないようだ。

 あと、一応補足しておくと、外資系にも様々な種類がある。

 アメリカ系の外資系は、イメージ通りの実力主義の外資系。

 ヨーロッパ系の外資系は、ワークライフバランスは重視するが、日本に近い面倒な人間関係があるようだ。

 そして、外資系の中にも、長年日本に支社がある場合、外国人より日本人の比率が高くなっているケースがある。

 アスペルガーに向く実力主義の外資系は、アメリカ系の外資系で、日本人比率が低い会社だと推測される。

6.「同質性が低い集団」の解説

昭和大医学部教授の岩波明教授著の「発達障害」には、

海外生活の経験のある発達障害の人は、「日本よりはるかに住みやすかった」と言うことが多い。

おそらく、多民族が異文化で交錯している社会においては、「場の空気を読む」「相手の思惑を考えて行動する」といった日本的な行動指針はほぼ無効で、むしろ明確なコミュニケーションや意思表示が求められるからだろう。

「発達障害」岩波明著、p224

という記述がある。

 調べてみると、実際に、外国で成功しているアスペルガーの社長がいた。

「アスペルガー社長」はなぜ末期がんを乗り越え、上場を果たせたのか?

上記記事によると、アスペルガー症候群の谷口浩さんは、フィジーで作った語学学校を世界第2位の規模まで育て上げ、2017年2月には株式上場も果たしている。

ただし、「Cocora 自閉症を生きた少女」では、英語が話せない当時10代前半だった日本人の「心良」さんを外国のホームステイ先の家庭に捨て子同然に置いて行った母親のエピソードが記述されている。

 主人公の「心良」さんは、しばらくして、ホームシックに耐えられなくなってリストカットしてしまい、強制的に帰国されられた、とも記述されている。

  充分な語学教育と、文化差の教育など、充分なサポートをつけた上での実行が求められるだろう。

職場での配慮

フランスのある会社の障害者雇用枠での発達障害者への配慮の具体例

  • 電話はならない
  • 外部の人は来ない
  • 2wに一回、心理士がオフィスを訪問

参考「フランスで発達障害の大人が働く職場の社長にインタビュー!

ADHDに向く働き方

まず、自分の発達障害はアスペルガーのため、ADHDはサブテーマとしてしか調べていなく、あまり詳しくない事を前置きしておく。

アスペルガーの人とは対照的に、ADHDの人は多動衝動性からか、営業が得意な傾向がある。

営業の中でも、既存顧客への営業よりも、新規顧客開拓の営業がより向くと思う。

長期的な人間関係より短期的人間関係の方が向くだろうからだ。

免責条項
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グレタさんの成功のマクロ要因

グレタ・トゥーンベリとは?

グレタさんは、16歳のASDを持つ環境保護活動家。

スウェーデンの議会前で座り込みの活動をした事から有名になり始め、国連で”How dare you!”と過激なスピーチをした事で、日本でもかなり有名になった。

金曜日に選挙権を持たない未成年者がそれぞれの国の議会に座り込みで抗議活動をする事を呼びかけ、世界各国の若者達がそれに応じている。

グレタさんのTwitterフォロワー数は、2019/12/30現在、378万人。

国際的な影響力を持つ環境保護活動家となっている。

偉人の三つの要素

偉人は、

  • 時代
  • 場所

の三つが重なった時に出現する。

グレタさんの場合、それらは、

  • 先進国で少子高齢化で世代対立が起きている現在
  • マイノリティの意見を尊重する風土があるスウェーデン
  • ASDの社会性の障害

だと思う。

先進国の世代対立

先進国では、少子高齢化で世代対立が起きている。

環境問題を先送りにして現在の経済問題解決を優先すれば、中高年層は得をするが、若年層は、将来そのつけを払わされる羽目になる。

また、先進国の国債の問題もあると思う。

先進国の多くは、借金をして、将来世代に支払いさせる形で経済問題を解決しようとしている。

そして、環境対策は、簡単に言えば、資源の浪費を辞め、不便を受け入れて節約しようという事であり、政府の発行する国債額を減らす事にも繋がると思う。

環境対策を優先すれば、景気対策も後回しにされ、国債発行額が減るためだ。

環境問題の裏では、世代間の金銭の奪い合いがあるのだと自分は思う。

スウェーデンの風土

スウェーデンは北欧の福祉国家の一つで、マイノリティの意見を尊重しようという風土がある。

子供で女性、アスペルガー症候群というマイノリティであるグレタさんの意見が、スウェーデンの風土で尊重された事も大きいと思う。

ASDの社会性の障害

ASDの遺伝子が人類に残ってきたのは、集団内の社交をする個体だけではなく、集団外の脅威に注意を払う個体も必要なため、という説がある。

グレタさんは、環境問題という集団外部の脅威に注意を払うASDで、集団内部の交流に注意を払っていた定型発達者達に警告を発しているのだと思う。

また、ASDの社会性の障害は、集団の暴走を防ぐ事に役立つ。

グレタさんは、経済発展を優先し、環境問題をないがしろにするという集団の暴走を防いでいるASDだと捉える事もできる。

グレタさんのメディア戦略

グレタさんは、短期間で知名度を大きく上げ、多くの支持者を獲得した。

それは以下の三つの要因が理由だと自分は思う。

  • 英語で発信した事
  • SNSの活用
  • 一種の炎上商法

英語での発信

グレタさんの母語は英語ではなくスウェーデン語。

そして、スウェーデン語の話者は約1000万人。

英語の話者は約15億人。

グレタさんの成功は、話者人口が多い英語で発信した事もあると思う。

ちなみに、グレタさんは、普段は英語でツイートをし、時々、スウェーデン語とおぼしき、読めない言語で書かれたツイートをしている。

SNSの活用

グレタさんは、TwitterYoutubeを使っている。

アメリカのトランプ大統領や日本のN国など、ポピュリズム勢力も、方向性は真逆だが、ソーシャルメディアを使っている。

トランプ大統領はTwitterを使う事で有名だし、N国の立花孝志はYoutubeで過激な動画を出したりしている。

そのように、方向性はどうあれ、新興の政治勢力には、ソーシャルメディアの活用が特徴として挙げられる。

一種の炎上商法

グレタさんの活動手法

  1. 学校を休み、議会前で座り込みの抗議活動をするという変わった行動で注目を集める
  2. 国連で子供の身で大人を叱るスピーチをした事が一種の炎上商法となり、国際的注目を集める

グレタさんは、まず、議会前で座り込みの抗議活動、という変わった行動をし、それをSNSで発信する事で、社会の注目を集めたのだと自分は思う。

その後、国連で子供の身で大人を叱るスピーチをした事が一種の炎上商法として働き、彼女の知名度を国際的なものとしたのだと自分は思う。

グレタさんの家庭環境の影響

グレタさんの父は俳優、母はオペラ歌手、祖父は俳優で監督。

グレタさんは、芸能一家に産まれた事でメディアの使い方をよく知っていたのだと思う 。

そのため、ソーシャルメディアを環境保護活動に用いたり、一種の炎上商法をしたり、といった工夫ができたのだと自分は思う。

中高年男性がグレタさんを嫌う理由

中高年男性がグレタさんを激しく嫌うのは、中年の危機が原因だ。

コンプレックスが強い人ほど生意気な人を嫌う傾向がある。

中高年男性は、中年の危機で、グレタさんのASDの社会性の障害を嫌っているのだ。

ロールモデルとしての活用

ASDは、社会性の障害で、集団の暴走を防ぐ役割を負っている。

グレタさんは、それに大成功した事例だ。

日本のASDを持つ人達も、集団の暴走を防ぎたい時は、グレタさんの手法を模倣すると良いと思う。

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