ASDと不倫には因果関係はない

不倫遺伝子は人口の50%が持つ

カサンドラ症候群の被害の一例として、「不倫」が挙げられる場合がある。

だが、アスペルガーと不倫は因果関係がないと自分は思う。

不倫をする人は、アスペルガーの中にも、定型発達者(健常者)の中にも含まれており、不倫をする人がたまたまアスペルガーを持っていただけだと、自分は思う。

東大卒の脳科学者中野信子教授の著書「不倫」には、

『人間の脳の仕組みは「一夫一妻制」に向いている訳ではない。

人が持つ遺伝子のうち、たった1つの塩基配列の違いによって、性的振る舞いが一夫一婦の「貞淑型」から「不倫型」になることすらある。

私たちの脳は、ただ遺伝子や脳内物質に操られているだけで「倫理観の有無」といった事は問題の本質にはあまり関係ない』

『じつは最新の研究によって、ある特定の遺伝子の特殊な変異体を持つ人は、それを持たない人に比べて、不倫率や離婚率、未婚率が高いことがわかってきました。

およそ人口の50%はこの「不倫遺伝子」を持っているとの報告もあります。なんと、2人に1人は不倫型というわけです』

といった趣旨の記述があったと思う。

アスペルガーは人口100人当たりに一人。

人口の50%が「不倫遺伝子」を持っているならば、アスペルガーと不倫に、特に因果関係があるとは思えない。

カサンドラの被害として不倫を訴えているケースの場合は、不倫をする人の中に、たまたま、アスペルガーを持つ人が含まれていた、という事だろう、と自分は思う。

性被害と性依存症

ただし、ASDと不倫に直接的な因果関係はなくても、性被害を第三因子とした間接的な相関関係があるケースはあると思う。

ASDは、いじめ被害率が高く、いじめには性的いじめも含まれる。

性被害を受けた人は性依存症になり、性的逸脱行動に走る傾向がある。

性的逸脱行動とは、乱暴な性行為を自分からしたり、売春行為をしたり、誰かれ構わず性行為をしたりする事を指す。

そのため、ASDを持つ人が不倫をする場合、性被害によって性的逸脱行動を取っている可能性はある。

「あなたに伝えたいこと:性的虐待・性被害からの回復のために」には、性被害で性依存症になる傾向について書かれていた。

東洋経済の「27歳、発達障害で性依存症に陥った彼女の真実」の記事には、性的いじめ被害で性依存症に陥った発達障害を持つ女性の事例が紹介されている。

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