アスペルガーを持つ人への接し方のコツ

「~したらどうかな?」と提案型で話す

アスペルガーを持つ人は社会性の障害で他人からの命令を嫌う。

そのため、「~しなさい」ではなく、「~したらどうかな?」と提案の形で言うと受け入れられやすいと自分は思う。

チェックマーク形式のアンケート形式

アスペルガーを持つ人は、コミュニケーションの障害で症状を上手く伝えられない事があるため、精神科の診察では口頭ではなく、チェックマーク形式のアンケートで聞くのが良いと思う。

ちなみに、自由記述形式だと、ASDを持つ人は、長文になったり、興味範囲の限定性から要領を得ない書き方になってしまうと思う。

ASDを持つ人に口頭ではなく、アンケート形式で聞くというテクニックは、精神科の診察だけではなく、警察がASDを持つ被害者・加害者に事情聴取をする時や、精神科デイケアの患者間のトラブルの事情聴取などにも役立つと思う。

拘りの実現に役立つと提案する

アスペルガーを持つ人に何かをやるよう説得したい場合、その人の拘りを実現するために、そのやらせたい事が良い「手段」になる、と説得すると良いと思う。

ただし、そのやらせたい事が、拘りを実現する手段としてあまり良くないのなら、アスペルガーを持つ人は説得されない、と思う

診察時にはタイマーをつける

積極奇異型ASDの場合、診察時間を超えて話過ぎる事があるため、医師の側でタイマーをつけて対策をすると良いと思う。

例えば、自分の担当医の一人だった女性医師は、タイマーを7分時点と10分時点くらいにつけ、ピピっという音で7分時点で話を終わりに持っていき、10分くらいで丁度終了していた。

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権限とマネジメント

権限の種類

確か、「組織サバイバルの教科書 韓非子」では、権力の源泉として、以下の権限を挙げていたと思う。

  • 人事権
  • 財務権
  • 情報権
  • 軍事・裁判権
  • 専門性による依存関係

この6つの内、アスペルガーを持つ人が職場でマネジメントをする時に使うと良い権限は、

  • 人事権
  • 専門性による依存関係

の二つだと思う。

人事権とマネジメント

人事権は、法律的な言い方をするなら、「就業規則の懲戒規定に基づく懲戒権」の事。

簡単に言うなら、部下をクビにできる権限の事。

外資系などの場合、直属の上司に人事権が与えられていため、アスペルガーを持つ人は、管理職になったステップでつまづく事は少ないと思う。

人事権とマネジメントについては、別記事「人事制度とアスペルガー」で詳しく解説してある。

専門性による依存関係

専門性による依存関係は、医師や弁護士をイメージすると分かりやすい。

医師や弁護士は、専門性の高さから、クライアントに対して立場が強い。

もっと身近な例で言うと、家庭で料理を作る母親は、家庭の胃袋を握っているため、専門性による依存関係が家族に対してあると言える。

人事権が直属の上司に与えられない職場の場合、アスペルガーを持つ人は、「専門性による依存関係」で部下をコントロールする方法が向くと自分は思う。

専門性による依存関係とは、例えば、

  • 重要な仕事を囲い込み
  • 最新のソフトウェアの使い方を先んじて覚える
  • 独占業務付きの国家資格

などだ。

アスペルガーを持つ人は、繰り返しの特性や興味範囲の限定性、言語性IQの高さなどから、技術者に適性があると言われるため、「専門性による依存関係」を作るのには向いていると思う。

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ASD向けのリーダーシップ理論の解説

PM理論

PM理論では、リーダーの役割は以下の二つとされる。

  • 目標達成
  • 集団維持

PM理論は、目標達成=Performance、集団維持=Maintanance、の二つの頭文字を取って名付けられている。

目標達成を優先すると、集団内の競争が激しくなり、集団内の仲が悪くなる。

集団維持を優先すると、競争が緩くなり、上げられる成果が低くなる。

集団維持と目標達成は、トレードオフなのだ。

外資系や実力主義のベンチャーなど、競争が激しい職場は、目標達成優先型のリーダーシップが必要とされる。

公務員や日本の大企業など、競争が激しくない職場は、集団維持優先型のリーダーシップが必要とされる。

アスペルガーは、人付き合いの苦手から集団維持には向かないが、興味範囲の限定性や常同性から目標達成には向く。

そのため、アスペルガーに向くのは、目標達成優先型のリーダーシップだ。

目標達成優先型のリーダーシップの場合、目標達成のために、集団維持を犠牲にしても良いからだ。

安定した仕事はASDには向かない

ASDを持つ人は、不安が強い特性から、安定した仕事に就きたがる傾向がある。

だが、安定した仕事は集団維持優先型のリーダーシップになるため、あまり向かないと自分は思う。

逆に、ベンチャー企業のような不安定な新興企業は、成果を出さないと会社がつぶれるため、集団維持より目標達成を優先する傾向があり、実力主義になる事が多い。

そのため、ASDは安定した仕事より、不安定な実力主義の仕事の方が向くと自分は思う。

一応、補足で書いておくと、人間の能力は、加齢による衰えと経験による上達が釣り合い、ピークになるのが30歳頃。

そのため、35歳以降の発達障害者は、加齢による衰えで、実力が下がっていくため、実力主義では、発達障害以外の加齢という要素で不利になると自分は思う。

そのため、より正確には、20~35歳のASDは、安定した仕事より、不安定な実力主義の仕事の方が向くと自分は思う。

あと、リーダーシップ理論で役に立ちそうな物には、パスゴール理論やSL理論などがある。

パスゴール理論

リーダーシップの取り方は、以下の二つを示す事だとする考え方。

  • 目標
  • 段取り

SL理論

  1. 教示的リーダーシップ
  2. 説得型リーダーシップ
  3. 参加型リーダーシップ
  4. 委任型リーダーシップ

SL理論は、部下の成熟度によって干渉度を変えると良い、というリーダーシップ理論。

大まかに言うと、未熟な相手には細かく指示を与え、ベテランの相手には大まかな指示を与える、といった考え方だ。

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「発達障害を背景とした毒親予防」のSSTを

毒親と発達障害

精神科医の水島広子医師が書いた「毒親の正体」では、毒親を作る精神医学的事情として、

  1. 発達障害
  2. 不安定な愛着スタイル
  3. うつ病などの臨床的疾患
  4. DVなどの環境問題

の四パターンが挙げられている。

そして、毒親の中で最も数が多いのは、発達障害タイプの人だとも書かれている。

そして、「毒親の正体」には、毒親対策としては、

  • 「心理的支えは期待せず、経済的支えのみ期待する」
  • 「発達障害を持つ親も短時間なら特性を自制できるため、会う時間を短くする」

といったノウハウしか書かれていない。

これらのノウハウはある程度成長し、精神的に自立した10代後半以降の子供にしか実践できない。

幼い子供は、親を心の支えにせざるを得ないし、親と会う時間を短くする事もできない。

つまり、発生後対策だけで予防対策がないのだ。

毒親予防のSST

幼い子供を発達障害を背景とした毒親から守るには、発達障害を持つ親向けの子育てノウハウのSSTが必要だ。

SSTとは「ソーシャルスキルトレーニング」と呼ばれ、授業形式で人付き合いのノウハウを教える治療の事だ。

加えて、定期的に心理士との面接など、継続的支援も必要だと自分は思う。

ちなみに、SSTは、保険適用のため、低所得者層でも受けられるだろう。

また、現在の発達障害を持つ子供達のデータを行政が管理しておき、彼らが成長して大人になり、役所に子供の出生届を提出しに来たら、「毒親予防のSST」の案内を役所で渡す、といったシステムも必要だと自分は思う。

「発達障害を背景とした毒親」の併存疾患

発達障害を背景とした毒親には、

  • 発達障害による適応障害
  • 発達障害を背景とした適応障害で社会的に失敗し、中年の危機
  • パーソナリティ障害
  • カサンドラ症候群

などの疾患が併発している事が多いと思う。

親が、親自身の発達障害で職場で適応障害に陥っているが、終身雇用や年功序列の職場で、職場に通い続けさえすれば解雇されない場合は、親自身の適応障害が表面化しにくいと思う。

そして、そういった「隠れた適応障害」で、毒親になる、といったパターンがあると自分は思う。

また、親自身が、発達障害を背景とした適応障害で社会的に失敗している場合、中年の危機になり、家庭で家族に過剰に威張る事があると思う。

そしてそういった場合は、威張る親に、発達障害の特性で尊敬するそぶりを見せない子供に、中年の危機に陥った親が心理的攻撃をして無理やり尊敬させようとして毒親になる、というパターンもあると思う。

また、発達障害にはパーソナリティ障害が併発しやすい。

自己愛性パーソナリティ障害を併発した尊大型ASDや、反社会性パーソナリティ障害の併発があるタイプのADHDの場合、毒親になりやすいと自分は思う。

あと、妻がカサンドラ症候群を発症するほど、夫のアスペルガーの特性が強い場合、子供に対しては、「毒親」という形で夫のアスペルガーの特性が悪影響を及ぼしている可能性が高い。

また、「毒親の正体」には、毒親を作る精神医学的事情として、

  1. 発達障害
  2. 不安定な愛着スタイル
  3. うつ病などの臨床的疾患
  4. DVなどの環境問題

と書かれている。

カサンドラ症候群は、アスペルガーの夫による無自覚のDVとも言え、カサンドラ症候群の妻も、ストレスで毒親になりえると自分は思う。

そういった併発疾患も、毒親の原因として治療した方が良いと自分は思う。

発達障害のタイプが異なる場合

親の発達障害のタイプと子供の発達障害のタイプが異なると、毒親問題に発展しやすいと思う。

発達障害のタイプが親子で同じであれば子供の特性を親も理解しやすいが、異なると子供の特性を親が理解しにくく、毒親の原因になりえると思う。

例えば、ADHDを持つ人とASDを持つ人が結婚してASDあるいはADHDの子供を設けた場合、片方の親と、子供の発達障害のタイプが異なる事になる。

そして、同じASD同士でも、親子が、ADHDの併発があるタイプとないタイプと下位分類が違う場合、毒親問題に発展しやすいと思う。

ADHD同士でも、親子が、ASDの併発があるタイプとないタイプで下位分類が違う場合も、毒親問題に発展しやすいと思う。

あと、親子共にASDの場合、ASDの拘りの対象が親子で違う場合は、毒親問題に発展しやすいと思う。

家出少女と毒親問題

また、家出少女が売春をする現象があるが、家出の背景には、「発達障害や精神疾患を背景とする毒親」があるのではないだろうか?

もしそうなら、未成年売春などの非行をした児童を補導した場合、虐待がなかったか、アンケートを取り、虐待があった場合、親を精神科に通院させる、といった対処が必要だと自分は思う。

ちなみに、発達障害は遺伝するため、親が「発達障害を背景とした毒親」の場合、家出少女達にも発達障害がある可能性が高い。

そして、ASDを持つ家出少女の場合、コミュニケーションの障害で、曖昧な心理的・経済的虐待被害を上手く説明できないと考えられるため、口頭での質問ではなく、チェックマーク形式のアンケートにした方が良いと自分は思う。

引きこもりの家庭内暴力と毒親問題

また、引きこもりの25%はASD。

出展:「4人に1人以上が発達障害!? 引きこもる大人たちが働けない本当の理由

そして、引きこもりの10%には家庭内暴力が伴う。

出展:「「ひきこもりは非常に犯罪率が低い集団としか言いようがない」精神科医・斎藤環氏が過剰な報道に苦言

「発達障害を背景とした引きこもり」の場合、発達障害は遺伝するため、引きこもりの保護者にも発達障害がある可能性が高い。

そして、引きこもりの保護者が彼ら自身の発達障害によって、「発達障害を背景とした毒親」になっている可能性が高い。

そして、引きこもりの家庭内暴力は、「発達障害を背景とした毒親」が引きこもりの子供に虐待をした結果、引きこもりの子供が「モラルハラスメントの破裂行動」として、家庭内暴力を起こしている、という可能性があると自分は思う。

モラルハラスメントの破裂行動とは、心理的暴力の被害者が我慢しきれずに物理的暴力で反撃してしまう事を指す。

引きこもりに家庭内暴力が伴う場合、親や家族の発達障害を検査し、彼らに「毒親予防のSST」を受けさせた方が良いと思う。

また、検査を勧めた時に、引きこもりの家族が「被害者を責めるのか!?」と怒った場合、「原因と責任は別です」と説得すると良いと自分は思う。

また、ASDを持つ引きこもりはコミュニケーションの障害で、曖昧な心理的・経済的虐待を上手く説明できないと思われるため、口頭ではなく、チェックマーク形式のアンケートで毒親問題がないか、聞いた方が良いと自分は思う。

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試験制度におけるアスペルガーへのバリアフリー

1.アスペルガーには面接試験を選択制に

コミュニケーションの障害を抱えるアスペルガーには、進学時の入試や就職・転職時の採用試験で不利にならないよう、面接試験を選択科目制にする配慮が必要だ

面接試験の代わりにSPIのような適性検査テスト・志望動機をテーマにした小論文で代替、などの選択肢が考えられる。

健常者にとっては、社交的な人は従来通り面接試験を、内気だったり緊張に弱い人は面接以外の試験制度を選べるようになり、選択肢が増えるというメリットになる。

2.発達の偏りを持つ生徒に試験科目の選択制を

発達障害者には、性格的な特性だけではなく、能力の発達の偏りも見られる。

発達の偏りが激しいと「学習障害」という、れっきとした障害にもなる。

そして、「自閉症の才能開発」には『発達の偏りを持つ生徒は、現在の教育システムでは弾かれてしまい、大成できない』、という趣旨の記述がある。

現在の日本の教育制度では、少数の科目で受験できる私立大学が、発達の偏りを持つ生徒を受け入れる役割を果たしている、という可能性が高い。

だが、私立大学は国立大学に比べ、学費が高い。

発達の偏り故に国立大学への進学が制限され、経済的負担が重くなるのは、公平ではないと自分は思う。

加えて、私立大学は国立大学より格下とみなされるため、就職で不利になる傾向がある。

発達の偏り故に国立大学に進学できず、就職で不利になるのは、公平な社会制度ではない。

発達の偏りを持つ生徒には、国立大学の選抜試験で、「特性で苦手な科目を免除する」という配慮が必要だ。

予想される反論としては、「発達の偏りを持つ生徒に、特定科目を免除すると、大学の生徒の質が下がる」という物がある。

その問題は、「免除ではなく選択制」にする事で解決が可能だ。

具体的には、発達の偏りを持つ受験生には、

  • 発達の偏りで苦手な試験科目の代わりに、発達の偏りで得意な分野で代替科目を選択可能に
  • 発達の偏りで苦手な試験科目を免除する代わりに、発達の偏りで得意な科目では大学生レベルの試験を課す

などの対策ができると思われる。

大学生レベルの試験問題を作る事がコストの問題でできないならば、外部の資格試験の上級保持を選抜試験の代わりにすれば良い。

具体的には、英検1級・TOEFL・TOIECの高得点、数学検定1級などだ。

現在の私立大学の受験制度でも、社会科で国立に比べて細かい知識まで問われるという似たようなシステムがある。

だが、暗記科目の社会科よりも、語学や数学の方が習得が難しく、技能としての経済的価値も高い。

「学生の質が下がる」という問題を防ぐには、免除科目への代替科目は社会科などの暗記科目ではなく、語学や数学などの習得が難しい科目のレベルを上げる事で対応した方が良い。

具体的には、

  • 発達の偏りで計算が苦手な生徒には、数学免除の代わりに英検1級の取得を課す
  • 発達の偏りで語学が苦手な生徒には、英語免除の代わりに数検1級の取得を課す

などだ。

英語や数学などの重要科目のより柔軟な選択制は、重要科目のグループの中で行い、その他の重要度が低い教科のより柔軟な選択制は、重要度が低い教科のグループの中で行うと良いと思う。

つまり、国立大学で、試験全体の難易度を変えないよう注意しながら、試験科目の選択の幅を大きくする、という配慮が、発達の偏りや学習障害を持つ生徒へのバリアフリーな対応として必要だと思う。

少なくとも、学習障害を持つ生徒への「受験科目の免除と代替科目の選択」という制度は反対が少ないと思われ、実施しやすいと思う。

なお、発達の偏りを持つ生徒への配慮は、大学受験に限らず、高校受験・中学受験・小学校受験などのステップでも必要だと思われる。

3.感覚過敏を持つ生徒に試験会場での配慮を

感覚過敏とは、視覚・聴覚・触覚などが敏感すぎる事を指す。

聴覚が敏感で雑音が気になってしまい、仕事に集中できない、などの事例がある。

試験会場において、感覚過敏の受験生には特性に応じた配慮が必要だと自分は思う。

例えば、聴覚過敏の生徒には耳栓の使用を許可したり、別室受験を認める、などの配慮だ。

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アスペルガーと1E教育

2Eと1E

総合IQが平均より高く、かつ、発達障害がある人の事は、二重に例外的という意味で「2E」と呼ぶ。

なら、総合IQが平均範囲内でも、発達の偏りで平均より高いIQ群がある人の事は、「1E」と呼ぶと良いと思う。

1Eの人は、準ギフテッドのような存在だとみなせると思う。

1E教育

アスペルガーの場合は、総合IQが平均程度の場合でも、

  • 発達の偏りで言語性IQが高い傾向があり、勉強が得意
  • 社会性の障害やコミュニケーションの障害で、人付き合いが苦手

という特性がある。

そのため、1Eのアスペルガーの生徒の場合は、

  • 習熟度別学習
  • 通信制教育

などの配慮をすると良いと思う。

習熟度別学習は、飛び級の事だ。

通信制学習が良いのは、アスペルガーを持つ生徒は人付き合いの苦手から、集団教育では凄惨ないじめ被害に遭い、二次障害を負う事が多いからだ。

ASDには、「学力試験付き」の通信制を

また、現在の通信制高校、通信制大学は入学時の学力試験がない事が多い。

通信制学校は、不登校児への救済策であり、不登校児には、境界知能の生徒達も含まれるためだろう。

境界知能とは、IQ70~85の人達の事だ。

通信制教育は、

  • 境界知能の生徒向け
  • 1Eの発達障害の生徒向け

の二つに分けて作った方が良いと思う。

つまり、

  • 境界知能の生徒向けには、現在の通信制のままで
  • 1EのASDの生徒向けには、学力試験付きの通信制

といった感じに。

学力試験を実施して、試験結果の上位をランキングにして発表、といった事も、ASD向けの通信制にはつけても良いと思う。

療育の学習コストを削減

「特別支援学級」で育った子の知られざる本音」では、特別支援学級で育った女性が、

「いまは特別支援学級でも普通学級でも、勉強と療育を両方やるってことが、ほぼ不可能ですよね」

https://toyokeizai.net/articles/-/218036?page=4

と述べている。

療育には、様々な種類があるようだが、アスペルガーの場合は、ソーシャルスキルトレーニング(人付き合いを学ぶ事)がメインになると思う。

個人的な意見だが、自分は、ソーシャルスキルトレーニングの学習コストをカットし、勉強に多く時間を割けるようにした方が良いと思う。

苦手な人付き合いは必要最低限だけできるようにし、実生活で人付き合いをなるべく避ける事でそれは実現できると思う。

本田秀夫医師の「自閉症スペクトラム」では、確か、

「ルールを守れば、協調性がなくてもOK」

などの例が挙げられていたと思う。

1Eのアスペルガーの場合、苦手な人付き合いの訓練には時間をかけず、得意な勉強に多くの時間をかけるように支援した方が良いと自分は思う。

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中規模の精神科病院での心理的虐待

担当医に恵まれた一年目

筆者は、最初、統合失調症をメインに視る、閉鎖病棟付きの精神科病院に通っていた。

自分は、統合失調症ではなく、引きこもりだったが、その病院が近所にあった事と、その頃はまだ精神科にあまり詳しくなかったからだ。

あと、その時点では、まだ自分がASDだとは知らなかった。

そこでは20代後半から30代前半に見える女性の勤務医のA医師が担当医になった。

A医師の治療方針は以下のようだった。

  • 数週間に一度の診察
  • 精神科デイケアへの毎日通所

最初の1年目は、みるみる回復していった。

その女性精神科医Aさんとは価値観が合い、相性が良かった事と、Aさんの職業能力が優秀だった事だ。

その女性精神科医Aさんは、その病院を辞める時、「院に戻る」と言っていた。

おそらく、研究者寄りの優秀な精神科医だったのだろうと自分は推測している。

加えて、職業能力は、加齢による衰えと経験による上達が釣り合い、最も高くなるのが、30歳頃だと言われている。

そして、その女性精神科医Aさんは、30歳前後に見えた。

筆者は、女性精神科医Aさんの職業能力のピークの時期に運よく当たれたのだろう。

その女性精神科医Aさんは、精神科医の中では比較的優秀だったが、完璧という訳ではなかった。

例えば、「自分の親に虐待されている」と相談した時、ふっと笑い、「虐待されてるの?」とバカにしたように聞かれ、自分は「心理的・経済的虐待をされている」と答えたが、そのまま流され、一時的に強い不安と不信を覚えた事もあった。

精神科医の水島広子医師の著書「毒親の正体」には、「毒親の多くは精神疾患があり、最も多いのは発達障害」という事が書かれている。

だが、その女性精神科医Aさんは、その本、あるいは、発達障害と毒親に関する説を、知らなかったのだろう。

あと、女性精神科医Aさん以外にも、自分を見た精神科の医師全員に当てはまる事だが、後で心療内科の医師に診断された社会不安障害に全く気付かず、筆者が不安を訴えると、不安を抑える薬を投与していた。

あと、自分のアスペルガーのコミュニケーションの障害で、診察のやり取りが上手く行かなかった事もあった。

例えば、その女性精神科医Aさんは、通院を始めてから数ヵ月後、

「自分で何か障害があるかと疑った事はない?」

という事を聞いてきて、自分はしばらく考え込んだ後、

「特には」

と答えた。

その次の診察で、昔本で読んだが、名前がうろ覚えだったアスペルガー症候群の事を思い出し、「前の診察で、言っていた障害の事なんですが」と切り出すと、責められると勘違いしたようで、焦ったように答えられて、尋ねられずじまいだった。

その後、その女性精神科医Aさんから、非常に遠回しに発達障害の可能性があると伝えられたが、アスペルガーの「曖昧な言い方が分からない」という特性で、言っている事が良く分からず、その時は自分に伝わらなかったという事があった。

精神科デイケア

あと、その病院の精神科は、建物が古びており、デイケアの患者も、40歳~60歳の中高年の人が大半を占めていた。

一年目の時は、デイケアには、日によって人数は変動するが、15~40人ほど患者がいた。

精神科デイケアの職員は、ケースワーカーは2~3名で、残りの5~10名は心理学の知識に乏しい作業療法士や看護師が大半を占めていた。

あと、その精神科デイケアの職員は、容姿に優れた人が多く、男性の場合、実年齢が40歳なのに30歳ほどに見える人がいたり、女性の場合、顔立ちが整った人が多かった。

おそらく、集客のために顔が良い人材を集めたのだろう。

それと因果関係があるかは分からないが、一人の50代ほどの肥満体型の女性患者が、40代の男性ケースワーカーに対して恋愛的な好意を明言していて、40代の男性ケースワーカーの方は厳しめの事を言って、遠ざけていた、という事もあった。

自分としては、顔の良い人材よりも、患者間のいじめを防ぐため、心理学の知識が豊富なケースワーカーや心理士を配置して欲しかった。

精神科のデイケアにおいては、最初の一年目は、一人、高いリーダーシップ能力とやる気を持った男性作業療法士のBさんがおり、そのBさんのおかげで精神科デイケア内でのいじめが、二年目と比べると、比較的少なかった。

作業療法士は、心理学の知識が少ないため、多くの場合、不適切な対応をしがちだ。

だが、その作業療法士Bさんは、自分で本を読んで独学していたようで、患者からの困った言動にも上手に対応していた。

例えば、精神科デイケアで、自分と作業療法士のBさんがオセロをしていた時、

「Bさんは負ける」

と60代の男性患者が何度も横から言ってきた事があった。

すると作業療法士のBさんは、

「何故、そんな事を言うのですか?」

と穏やかな調子で切り返し、60代の男性患者は黙り込み、何度かそれを繰り返していた。

心に傷を負った人は、自分より弱い人を見つけると、被害者から加害者になる傾向がある。

作業療法士のBさんは、優しい性格の人だったので、一見弱そうに見え、60代の男性患者は、嫌味のような事を言ってきたのだろう。

それに対して、黙って耐えるのでもなく、無視するのでもなく、「何故、そんな事を言うのですか?」と聞いて、相手に動機を自覚させ、恥じ入らせる、という対応は上手だと自分は思う。

逆に、問題がある作業療法士もいた。

40代男性の作業療法士、Cさんだ。

彼は、非常に真面目そうだったが、彼が重視するのは自身のライフワークバランスのようだった。

自炊したり、休日にスポーツをしたり、という話をしていた。

作業療法士は、肉体のリハビリを対象とした資格で、作業療法士の資格だけだと、心理学の知識が少なく、不適切な対応をしがちだ。

そのため、彼は、間違った対応をした事もあった。

その作業療法士、Cさんに、アダルトチルドレンの知識を基に、

「心に傷を負った被害者は、加害者になる傾向がある。

そのため、他の患者が怖い」

という相談をした事があった。

すると、作業療法士Cさんは「差別だ」といった事を言って、怒り出し、自分はショックを受け、精神科デイケアを一日休んだ事があった。

その事を、次の診察で、担当医だった女性精神科医Aさんに聞かれ、事の経緯を話すと、

「まあ、あの人はカウンセラーじゃないからね」

と理解を示してくれていた。

精神科デイケアでの他の患者からのいじめ

自分は、精神科デイケアで、最初の一年目と二年目を通して、酷い心理的いじめを受けた。

精神科デイケアで、自分が大学受験をする予定である事を話すと、

  • 中年太りの中高年男性Dさん
  • 大学中退の20代の青年Eさん
  • 前述の作業療法士Cさん

が嫉妬して、学歴否定論に関連した嫌味を言ってきた事が何度かあった。

そして、彼らがそういた事を言う背景には、「俺の方がお前より上」というマウンティングの意味合いもあった。

辛くて思い出したくもないのだが、例えば、以下のような事を言ってきた。

  • 「学歴よりコミュ力」
  • 「勉強が全てじゃない」
  • 「お金が全てじゃない」
  • 「お金より内面が大切」
  • 「学歴はなくても実力はあるから」
  • 「低学歴でも成功している人達はいる」

そして、「学歴よりコミュ力」という主張には、「だから、コミュ力がないお前より、俺の方が偉い」という文脈があった。

アスペルガーの自分は、コミュニケーションの障害があり、ASDは言語性IQが高くなる傾向から勉強が得意な傾向がある。

そんなアスペルガーに対して、「学歴よりコミュ力」というのは、発達障害者への心理的虐待だ。

他の言葉も全て、似たようなハラスメントの意味合いが込められていた。

それらのハラスメントに対して、アスペルガーの自分は、まともに相手をしてしまい、以下のように反論した。

  • 「ホリエモンは、東大中退だったから、営業に行った先で東大出身という事で信頼されやすかったって」
  • 「そもそも勉強は悪い事なのか? あしなが育英会やUNICEFがしている事は無駄な事なのか? バランスが大事だと言うのなら、現在の社会制度のどこが悪いのか?」
  • 「教育経済学では、大卒は高卒より、1億円、生涯年収が高くなるという統計的結果が出ている」

そもそも相手の主張が屁理屈である事で、大抵の場合、あっさり論破する事ができた。

だが、彼らは、自分達のマウンティングを棚上げして被害者の抗議だけを切り取って、被害者ぶって「意見を押し付けないで欲しい」などと言ってきた。

「押し付け」とは、何らかの強制力を用いる事であり、単純に議論で負けたからと言って、「押し付け」と被害者ぶるのは、そちらの方こそ「押し付け」だと自分は思う。

だが、言葉の裏の感情が分からず、言葉を額面通り受け止める特性で、「ごめん」と理不尽に謝らされた後、作業療法士のCさんと大学中退の20代の青年Eさんが、二人がかりで責め立ててき。

「伝え方が悪い」「意見を押し付けた」などと、自分達のマウンティングを棚に上げて、筆者の反撃だけを切り取って悪役にし立て上げてきた

彼らは、屁理屈で責め立てた後、「もう、この議論は二度としない事」と、自分が後で抗議をする事を封じるような事まで言ってきた。

この事は、かなり酷いフラッシュバックになっていて、この文章を書く時も辛かったくらいだ。

そして、そういった事を言われたと、女性精神科医Aさんに相談すると、「まあ、そういう事言う人は大抵、低学歴の人だからね」と理解を示してくれていた。

だが、アスペルガーのコミュニケーションの障害で、一部しか伝わっていなかったのか、女性精神科医Aさんは、理解を示すだけで、具体的な対処はしてくれなかった。

あと、精神科デイケアで、中年太りの中高年男性Dさんが、自分の目をじっと見ながら、「働いている方が偉い」とマウンティングしてきた事があった。

彼は、障害者就労枠で働きながら、障害者年金をもらって、やっと生活していた様子であり、その程度の労働で威張るのは、社会一般の人達から見れば、苦笑物だろう、と内心、自分は思う。

自分も、全く尊敬できない人達からマウンティングされるのは、かなり、嫌な気持ちだった。

一応補足しておくと、社会的に失敗している事自体は、本人には辛いだろうが、他人に害を及ぼす事ではなく、悪い事ではない。

社会的に失敗する人は、いつの時代も一定数いるだろう。

だが、社会的に失敗している事を背景にマウンティングをするのは、他人に害を及ぼす、悪い事だ。

ちなみに、自分は若い分、回復すれば何の職業訓練も受けなくても、中高年の彼より、稼げるはずだ。

あれは、単に、回復した軽度の患者が、回復できていない重度の患者にマウンティングしていたのだと自分は思う。

そして、その時、50代の女性看護師が、同じテーブルに座っていたが、見てみぬフリだった。

具体的には、その女性看護師は、中年太りの中高年男性Dさんから同意を求められたが、曖昧な言葉でごまかす、といった対応をしていた。

あと、彼らのマウンティングが始まった後、精神科デイケア内で、自分は強い孤独を感じるようになった。

当時の自分は因果関係に気付けなかったが、デイケア内のいじめのターゲットになっていた自分を、いじめの主犯格の三名とは別に、いじめの傍観者の人達が避けていたのだと自分は思う。

あと、彼らは、気弱そうな外見と態度の自分にはマウンティングしてきていたが、

  • 息子を中学受験させる予定だと周囲に明言していた国立大卒の、がっしりした体型で30代前半くらいの女性看護師
  • 大学を休学して精神科に来ていた、J-POP系の音楽が好きで、健康だった頃には女性とも多く交際していたと話していたイケイケ系の20代前半の男性

にもマウンティングしていなかった。

学歴議論云々というより、彼らは、自分より弱そうな人に八つ当たりしたかったのだろう。

モラルハラスメントの破裂行動

あと、彼らは、モラルハラスメントの破裂行動を利用したジャスティスハラスメントといった手口を使ってきた。

モラルハラスメントの破裂行動とは、言葉の暴力を用いた当たり屋の被害者、というイメージだ。

当たり屋とは、わざと自動車などにぶつかり、被害者ぶって賠償金を請求するなどの詐欺の手口の事だ。

ジャスティスハラスメントとは、正義を口実にして、個人的なストレスを八つ当たりする、といった手口のハラスメントだ。

指導を装って、部下に八つ当たりする上司、と言えば、分かりやすいだろうか。

大体、以下のような流れで行われた

  • コミュニケーションの障害があるアスペルガーの自分に対して、彼らが「学歴よりコミュ力」とマウンティング。
  • 障害の特性で話す事が苦手なアスペルガーである自分が、拙い言葉で抗議すると、屁理屈でやり込められ、一方的に言い負かされる。
  • 一方的に理不尽な心理的暴力を振るわれ、激しい怒りを感じたアスペルガーの自分が、明確な暴言で反撃すると、そこだけを切り取って騒がれ、アスペルガーが悪者にされる。

自分は、モラルハラスメントの破裂行動で、「年収が人の価値を表す指標であり、働けない学生の間は学歴がその代わりとなる」などの暴言を言うよう誘導され、彼らはそうやって誘導した暴言を「正義」を口実に責め立ててきた。

社会一般では、「学歴差別」と、学歴で人を測る事は悪だとされているため、「正義」を口実にしたハラスメント、「ジャスティスハラスメント」としても、彼らは攻撃してきた。

ちなみに、途中までは、彼らは、筆者がアスペルガーだと知らなかったが、途中から知った後も同様のハラスメントをしてきた。

その他のハラスメント

  • 作業療法士のCさんが運動が苦手なアスペルガーに「運動能力」でマウンティング
  • 60代男性の患者が、ネットで読んだ「感動する話」を一方的に長時間してきて、筆者が許すだろう事を見越して、「長く話してごめんね」と最後に言って、去っていった
  • 50代男性で依存的で無口でとてもおとなしい患者が、一度優しくしたら、しつこく話しかけてきて、切り上げようとすると嫌そうな表情をして留めてきた
  • 20代の青年患者二人が、スマホに表示したアニメ一覧のWeb記事の内、BLアニメの項を指さして、「〇〇さん(筆者の名前)にオススメ」と含み笑いをしながら言ってきた事
  • 30代の女性患者が「どんな娘がタイプなの?」といった事を何度か聞いてきてセクハラに感じた事

作業療法士のCさんは、「運動した方が良い」と上から目線で言ってきて、自分が嫌な表情をするのを楽し気な表情で眺めていた。

協調運動が苦手だったり、手先の不器用さがあり、運動が苦手なアスペルガーに、「上から目線で運動を勧める」などのマウンティングをするのは、障害者への心理的虐待だと自分は思う。

「まあ、確かに健康のための運動は必要だと思うけど」と自分が言うと、「そうでしょう!?」と得意げな顔をして言ってきた。

加害者側の屁理屈への反論

加害者側は、以下のような屁理屈を言っていた。

  • 「学歴よりコミュ力」
  • 「学歴はなくても実力はあるから」
  • 「低学歴でも成功している人達はいる」

一応、これへの反論を補足として書いておく。

「学歴よりコミュ力」と言うが、彼らも精神科に来ている時点で社会の平均より、コミュニケーション能力は低いはずだ。

言い換えれば、彼らは「障害者にしか威張れない」程度の低いコミュニケーション能力しか持っていないはずだ。

彼らは、学歴もなく、コミュニケーション能力もないのだ。

あと、「学歴はなくても実力はある」というが、実際には学歴と実力は一致するはずだ。

実力があるなら学歴も取れるはずだからだ。

そして、彼らには、目立った職歴もなく、「実力」があるという証拠はどこにもない。

あと、「低学歴でも成功している人達はいる」というが、少なくとも彼らは、そういった「例外」ではない。

それに、そういった低学歴社長は、メディアでは「学歴は関係ない」と言うが、自分の事業では、高学歴の人材を積極的に雇っている。

彼らは、目立ったスキルもなく、起業などの高いリスクを負う勇気もない。

そのため、彼らが経済的社会的に評価されないのは当たり前の事なのだ。

アスペルガーの社会性の障害

自分は、アスペルガーの社会性の障害で、周囲に意見を合わせる事よりも、科学的法則を重視して意見を言う特性がある。

アスペルガーの社会性の障害は、集団の全体から見れば、集団の暴走を防ぐために必要だ。

だが、当事者からすると、いじめに遭うリスクが高くなるというデメリットもある特性だ。

そして、精神科デイケアの患者は、

  • 障害者就労枠や作業所で低収入
  • 療養中で無収入

といった人達が多く、社会的には失敗した人達の集団だ。

そのため、学歴や年収といった、一般的な社会的成功の価値観を否定する傾向がある。

そういった思想の傾向は、哲学では、弱者に都合よく作られた道徳という意味で「ルサンチマン」と呼ばれる。

だが、自分は、アスペルガーの社会性の障害で精神科デイケアのローカルな「世論」に合せる事よりも「科学的事実」を重視し、「学歴は役に立つ」と主張したため、いじめに遭ったという仕組みがある。

ただし、「いじめの原因」に、アスペルガーの社会性の障害があったというだけで、「いじめの責任」は、アスペルガーの自分にはない。

いじめの責任は、加害者である患者達や一部の職員、傍観した職員達にある。

ちなみに、自分が学歴は役に立つと考える「科学的理由」は以下のようになる。

「教育経済学では、大卒は高卒より、1億円、生涯年収が高くなるという統計的結果が出ている」

加えて、アスペルガーは、社長などトップには気に入られるが、中間管理職には嫌われる傾向がある。

社長などのトップは、周囲のごますりを警戒して意外に孤独。

そのため、社会性の障害でごますりができないアスペルガーはトップに信頼されやすい。

反対に、中間管理職は上層部へのごますりの反動でお世辞を好むため、ごますりができないアスペルガーは生意気だと嫌われやすい。

中年太りの中高年男性は、障害者就労枠で、倉庫管理の仕事をしていたと話していた。

倉庫管理の仕事は、中間管理職どころか、下流工程の仕事だ。

そして、精神科デイケア職員だった作業療法士Cさんも、中間管理職に近い環境に置かれているだろう。

大学中退の青年は仕事はしていないようだったが、飲食店を起業してチェーン店にしたい、と話すなど、野心があり、承認欲求が溜まっているようだった。

だが、現実は精神科の患者であり、彼が理想とする飲食店オーナーとはギャップがある。

理想と現実のギャップから、承認欲求が強く、お世辞を好む中間管理職と似たような心理状態になっていたと思う。

そういった、コンプレックスが強い彼らにとって、社会性の障害でお世辞を言えないアスペルガーの自分は、自分のコンプレックスを刺激され、攻撃したくなる相手だったのだろう、と思われる。

加害患者の動機の推測

中年太りの中高年男性は、放送大学中退で、障害者就労枠で倉庫管理をしていたらしい。

大学中退故に、倉庫管理の仕事より上の、大卒資格が必要な仕事に就けず、悔しい思いをしていて、それで学歴そのものを否定していたらしい。

倉庫管理の仕事を長々と話してきて、「プロが倉庫管理の設計をしているから」などと、マウンティングするような事を言ってきた。

大学中退の20代の青年は、初対面から、見下した態度で、嫌な笑みを浮かべながら話してくるというモラルハラスメントをしてきていた。

その青年の方は、痩せ型の体型だったが、話していると何となく、多動衝動性のような物を感じため、ADHDだったのかもしれない。

その青年は、ADHDの多動衝動性故に、長期的努力ができず、勉強が苦手だったのかもしれない。

そして前述の作業療法士Cさんは、国立の短大卒だった。

国立は良い所だと自分は思うが、短大は4年制に比べて何かしら不利になる事があったのかもしれない。

あと、作業療法士のCさんと、中年太りの中年男性は、「中年の危機」があったのかもしれない。

「中年の危機」とは、中年期に入ると精神的に不安定な状況に置かれる現象を指す。

人生の折り返し地点に入り、今までの人生がこれで良かったのだろうか、と悩む事が原因らしい。

精神疾患を持つ人は、ハラスメントやいじめの被害者になる事もあれば、加害者になる事もある。

日本の場合、儒教の影響で年功序列の価値観が強いため、「中年の危機」に陥った中高年の人は、発達障害を持つ若者に心理的暴力で八つ当たりする傾向があると自分は思う。

精神科デイケアの作業療法士や、障害者就労枠での倉庫管理の仕事などは、社会的にはあまり成功した部類とは言えない。

だが、彼らは、人生の半分を既に使ってしまっており、何とかして、自分の今の状態を肯定しないと、心のバランスを保てないのだろう。

そのため、社会的に成功できていない中高年の人達は、「学歴」や「お金」など、一般的な社会的成功の価値観を否定しがちになるのだと自分は思う。

簡単に言えば、負け惜しみだ。

だが、何かコンプレックスがあったからと言って、それで自分より弱い人に心理的暴力を振るうのは、許される事ではない。

病院の経営悪化と優秀な人材の流出

その精神科病院は、新棟を建設した頃から、私立の中規模病院だったその病院の経営状態が悪化したようで、優秀な人材の流出が始まった。

新棟は、旧棟の三分の二~同じ程度の大きさがあり、建設には億単位の費用がかかっていただろう、と自分は思う。

優秀な人材の流出とは、具体的には、女性精神科医のAさんと、精神科デイケア職員のBさんがその病院から転職してしまったのだ。

診療報酬は毎年切り下げされており、病院の収入は減少している。

加えて、政府は財政状況の悪化から、コストがかかる入院病棟から、コスト負担が軽い精神科デイケアへの変更を進めている。

その影響で、閉鎖病棟付きの中規模病院だったその病院のニーズが減少していたと思われる。

そうした「入り」が減少する状況で、新しく新棟を建設するという「出」が増えたなら、経営状態が悪化するのは当たり前だ。

「医師・医学部の裏とオモテ」という本には、

『病院の建設では、億単位の金が動き、銀行も医師が相手なら融資も簡単にする傾向がある。

そのため、金に目が眩んだ不動産・建設業者が、医師に、不必要に大規模な病院建設を勧める事がある』

という趣旨の記述がある。

おそらく、その病院の院長は、創業者ではなく世襲の経営者だったようだが、世襲故に経営の知識が乏しく、不動産・建設業者に騙されて、不必要な新棟建設をしてしまったのだろう。

その病院は、「人名+病院」という名前を掲げており、院長の苗字がその「人名」であり、オーナー経営のようだった。

そして、その時の、その病院の院長のC医師は、創業者ではなく、世襲で院長になった二代目以降だと思う根拠は以下の通りだ。

根拠

  • その病院の精神科デイケアのケースワーカーが「経営は医療事務の方に任せて、院長は治療に集中しているようですよ」と言っていた事
  • その病院は私立の中規模病院で、経営に興味のない医師が一代でそこまで拡大できるとは考えにくい事
  • 旧棟は古びていた事
  • 精神科デイケアのケースワーカーに「この病院は、病院の名前の〇〇一家の世襲経営なんですか?」と聞いてみたら、「ええ、〇〇一族のお医者様の人達が代々頑張って大きくしてきたのでしょうね」と答えていた事

新しい事業を始めるのはとても大変なため、成功した事業の創業者は、能力が高い事が多い。

だが、既にできている事業を現状維持するのは、新しい事業を始めるのに比べて比較的楽で、平凡な能力の人でもなんとかなる事が多い。

そのため、その病院の世襲の院長は、シビアな経営感覚がなく、不動産・建設業者にあっさり騙されてしまったのだと思われる。

そして、その病院のガレージには、医師達の高級車がズラっと駐車されていたため、「患者のために経営度外視で治療を行っていたから経営状態が悪化した」という可能性もないだろう。

ちなみに、筆者は、学齢期から続く引きこもりだった事から自動車免許を持っておらず、車に関する知識がなかったため、医師達の車を見ても、「ピカピカで大きな車」、という印象しか受けず、高級車かどうかは分からなかった。

だが、精神科デイケアの患者や職員が「高級車だねー」と少しやっかみの入った口調で言っていた。

患者はともかく、精神科デイケアの職員も高級車だと言っていたため、高級車である事には間違いないだろう。

二年目以降の担当医

優秀な精神科医だった、女性精神科医のAさんが、院に戻ってしまった後、筆者の担当医になったのは、20代中頃の女性精神科医のFさんだった。

筆者は、その頃、保護者が安定を理由に勧めた進路に進んだが、筆者のアスペルガーの興味範囲の限定性とその進路が違ったため、適応障害を起こして、再び引きこもりになっていた。

その女性精神科医は、ASDを含めた発達障害の知識全般に乏しく、最初は普通の説得によって、途中からは心理的暴力を用いた「説得」によって、アスペルガーの興味範囲の限定性を変えようとしていた。

女性精神科医Fさんは、彼女自身が、「私にも少し自閉症スペクトラムの特性があるけど何とかやっているから、君も頑張りなよ」という趣旨の事を言っていた。

そして、女性精神科医のFさんは、彼女自身が、ASDのコミュニケーションの障害で、患者とのコミュニケーションが必要な精神科医の仕事に、ストレスを感じていたようだった。

ちなみに、筆者の保護者は、その女性精神科医Dさんの診察に同席した後、「前の担当医のAさんはベテランだったが、今回のF医師は経験が浅いようで頼りないね」と言っていた。

あと、担当医が変わってすぐの頃に、女性精神科医Fさんに、精神科デイケアで、おじさん患者から「学歴よりコミュニケーション能力」とマウンティングされた、と相談した事があった。

そして、そのいじめを相談した時、その女性精神科医は、「私も国立には行けなかったから…」とおじさん患者に味方する発言をした。

そして、自分が女性精神科医の発言を途中で遮って否定すると、彼女は、一瞬、強く強張った表情を浮かべた。

そして、それ以降、自分に対して、他者の目がない一対一の診察室で、とても意地の悪い態度を取るようになった。

コミュニケーションの障害がアスペルガーの自分に対して、揚げ足取りをして、自分が詰まったり、慌てて早口で弁解するのを見て、満足そうな笑みを浮かべたり、と。

自分が恋愛をテーマとした小説を書いている、と言った時、「え、君に恋愛なんて書けるの!?」と、意地の悪い表情と調子の声で聞いてきたりした。

その女性精神科医は、彼女自身が言っていたが、私大医学部卒であり、「医師の中の劣等生」だ。

「辛口進路ガイド」によると、医師の世界は出身大学による学歴カーストができており、下位大学出身の医師のコンプレックスは、上位大学の医師の想像以上に強いらしい。

彼女自身の学歴コンプレックスを、患者である筆者を捌け口にしてぶつけてきたのだと自分は思う。

その証拠に、似たような事を、彼女の前任の女性精神科医Aさんがまだ担当だった頃に相談した時は、「まあ、そういう人はその人達自身が低学歴だからね」と言っていた。

自分は、曖昧な物が分からないアスペルガーの特性で、「フレネミー」のような遠回しな心理的攻撃に弱い。

例えるなら、ジャイアンのような分かりやすい攻撃は、すぐいじめだと判断して相談できるが、スネ夫のような遠回しな攻撃は、いじめだと気付けず、相談するのが遅れがちなのだ。

あと、その女性精神科医Fさんは、筆者が「発達障害の専門的治療を受けたい」と申し出ると、「大した治療はないと思うよ」と、否定して転院を妨害してきた。

その頃は、まだ精神科医の能力を信頼していたため、筆者は、医師への信頼と不信に揺れながら、図書館で数冊本を借りて、独学で発達障害について勉強し始めた。

そして、発達障害の治療方法がある事を知り、地元の保健所に、「この近くに発達障害の専門病院はないか?」と聞き、近くの病院で発達障害のSSTのプログラムがその年の4月に丁度開始される事を知った。

そして、その女性精神科医Fさんに、「発達障害の専門病院へ転院したい」と申し出ると、「私は3月くらいに、別の病院に転職する予定だから、その次の医師に言って」と言われた。

その女性精神科医Fさんは、「もうすぐ転職する私より、次の担当医がじっくり判断した方が良い」というような理由をつけていた。

その頃の自分は、アスペルガーの「言葉の裏の感情が分からない」という特性でその言葉をそのまま受け止めてしまっていた。

今思うと、その女性精神科医Fさんは、自分の実績に響かないよう、自分が担当している間は転院しないように、次の担当医になったタイミングで転院するよう仕向けたのだと思う。

跡取り娘の女性精神科医Gさん

そして、次の担当になった女性精神科医Gさんは、その病院の院長の跡取り娘のようだった。

根拠は、丸く浅黒い顔とがっしりした体型が院長にとても似ていた事と、苗字が院長と同じだったからだ。

そして、その女性精神科医Gさんは、自分が「発達障害の専門病院に転院したい」と言うと、「もしそこに発達障害の専門的治療がなかったらどうするの?」と強い口調で聞いてきた。

自分が、「それはないと思うし、行ってみないと分からない」と答えると、「なかったらどうするの?」と何度も何度も、早い口調で、強い口調と険しい表情で聞いてきた。

自分が黙り込むと、女性精神科医Gさんは僅かに満足気な表情をし、結局その診察では、転院のための紹介状を書いてもらえなかった。

アスペルガーを持つ人は、障害の特性として不安が強い傾向がある。

そのため、「説得」において、強い口調や険しい表情でASDを持つ人の不安を煽る事は、脅迫罪や強要罪になりえると自分は思う。

ましてや、精神科医がそんな事をするのは尚更いけないと自分は思う。

あと、その女性精神科医Gさんは、

  • 話していると、多動衝動性のような物を感じた事
  • がっしりとした体型
  • 早く、強い口調

などから、ADHDの多動衝動優位型の可能性があると自分は思う。

アダルトチルドレンの本によると、精神科の医療福祉職には、本人も軽度の障害や精神疾患を持つ故に、医療職の仕事を選んだという人達が一定数いるらしい。

そのため、精神科の医師にADHDを持つ人がいても不思議はないと自分は思う。

ADHDを持つ人が他人の上に立つ場合、多動衝動性からパワハラをしがちな傾向がある。

多動衝動型は特に。

そのため、その女性精神科医Gさんは、ASDを持つ患者の自分に、パワハラじみた事をしてしまったのだと自分は思う。

ちなみに、その病院の院長は、娘とは違い、多動衝動性が弱く感じられたため、ADHD不注意型だと自分は思う。

他の精神科の開業医にも、ADHD不注意型と思われる人は何人か見た事がある。ADHDは営業が得意なため、患者とのコミュニケーションが必要な精神科の開業医に、適性が高いのだと自分は思う。

そして、多動衝動優位型のADHDは、精神科の患者のような繊細だったり、精神的に不安定な人達とのコミュニケーションは苦手だと思われる。

だが、ASDの併発があり、多動衝動性が弱い不注意型のADHDは、精神科の患者に怯えられないような対応ができるのだと自分は思う。

跡取り娘の女性精神科医Gさんは、多動衝動優位型のADHDのため、精神科医という職業に適性が低い、と自分は思う。

そして、その女性精神科医Gさんの高圧的な診察の後、自分は、精神科の受付職員に、「担当医の人に、転院を申し出たら、高圧的に反対された。次の診察には、他の医療職の人を診察に同席させて欲しい」と頼み込んだ。

受付職員達は、女性精神科医Gさんが跡取り娘だったからなのか、顔を見合わせ、困ったような表情をして、「転院したいという事は伝えたのですよね? なら大丈夫だと思いますよ」と中身のない事を最初は言って、筆者に諦めさせようとした。

だが、自分が気弱な頼み方ながら、必死に引かないでいると、受付職員の制服ではない、医療職のような服装の人が近づいてきて受付の人達から話を聞き、「分かりました。次の診察に同席するよう手筈を整えます」といった事を言っていた。

翌週の診察では、ケースワーカーの男性が同席しており、女性精神科医Gさんは不自然なほどの優しい態度と笑顔で、「同席を頼んだそうだけど、何かあった?」といった事を聞いてきた。

ケースワーカーの男性も、張り付いたような不自然な笑顔を浮かべていた。

ちなみに、張り付いたような不自然な笑顔、とは、通常の笑みは数秒で消えるが、作った笑みは、数秒で消えず、ずっと張り付いたように顔が笑みの形を作り続ける事を指す。

「転院したいけどダメだと言うから」といった趣旨の事を自分が言うと、女性精神科医Gさんは、不自然に明るく笑い、「転院しても良い、紹介状を書く」という趣旨の事を言った。

そして、自分は、前の高圧的な診察について文句を言いたかったが、咄嗟に言葉が出ず、黙り込んでしまっていると、男性ケースワーカーが、前述の張り付いたような笑顔で、「診察は終わったので、次の患者さんもいるので」と診察室からの退席を促し、結局苦情は言えなかった。

その診察は、3分ほどの短時間で終わった。

ハラスメント相談の二次被害

あと、この病院から、別の発達障害の専門病院へ転院した後、それまで言えなかった苦情をその病院に入れたのだが、その時、「被害者を責める」「加害者を擁護する」「被害者に努力を求める」といったハラスメント相談の二次被害に遭った。

その後、自分が準備を整えて、それらの屁理屈を論破すると、心理的暴力を振るわれて追い払われる、という三次、四次被害にも遭った。

そういった二次被害は長くなるため、書くとしたら別記事にする予定だ。

現在、自分は、その病院に激しい憎悪を抱いており、必ず、合法的な復讐をしてやる、と心に誓っている。

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・上記の事柄をあらかじめ承知しておいてもらえるようお願いします。

アスペルガーへのいじめの集団構造

いじめの分類

ASDへのいじめは二つのパターンに別れる。

  • 集団いじめ
  • 単独犯によるいじめ

いじめ加害者の動機

そして、いじめ加害者の動機はそれぞれ以下にようになる

  • 集団いじめ:「集団の裏切り者への制裁システムの暴走」
  • 単独犯によるいじめ:「集団いじめの被害者の八つ当たり」

東大卒の脳科学者の中野信子教授は、著書「ヒトはいじめをやめられない」で、

「いじめは、人間の本能に組み込まれた集団の裏切り者への制裁システムの暴走」

であると述べている。

ちなみに、「ヒトはいじめをやめられない」で述べられているいじめは、集団いじめが対象だ。

単独犯いじめについて解説する。

精神科医が書いた「ケーキを切れない非行少年たち」によると、非行少年たちには、軽度の発達障害や知的障害がある事が多く、そのせいで、学校で壮絶ないじめに遭い、その凄まじいストレスを背景として、幼女への猥褻行為などの非行行為に及ぶ事が多いらしい。

そして、自分の経験では、集団いじめの被害者は、幼女への猥褻行為など、明確な違法行為に及ばなくても、単独犯いじめによって、ストレスを発散するタイプも多かった。

また、単独犯いじめの加害者で数が多いのは、集団いじめの被害者の軽度の発達障害者だが、その他のタイプも複数種類いると思う。

自分の知っている、その他のタイプでは、サイコパス(反社会性パーソナリティ障害)も、単独犯いじめの加害者にいると思う。

いじめ被害者の「脆弱性」

まず、前置きとして、いじめの「責任」と「原因」の二つは別だという事を念押ししておく。

いじめ被害者には、原因はあっても責任はない事が多い。

また、「情報処理安全確保支援士」の教本によると、情報セキュリティでは、

  • 「脆弱性」
  • 「脅威」

という概念を使う。

ASDの特性は、いじめに対する「脆弱性」になる事が多いのだ。

ASDがいじめに遭う「脆弱性」は、それぞれ、以下のようになる。

  • 集団いじめ:社会性の障害
  • 単独犯いじめ:コミュニケーションの障害

集団いじめは、ASDの社会性の障害で、多数派の意見に逆らってしまい、その結果、「集団の裏切り者への制裁システム」への暴走が起き、いじめに遭ってしまうのだと思う。

単独犯いじめは、ASDのコミュニケーションの障害につけこまれ、利用されたり、ストレスの捌け口にされたりしてしまうのだと思う。

そして、特性ごとに、強く出やすいタイプがいる

  • 社会性の障害:積極奇異型ASD
  • コミュニケーションの障害:発達の偏りが大きいタイプ、受動型ASD、孤立型ASD

積極奇異型ASDは、併発したADHDの影響で自己主張が孤立型より強めだ。

だが、自己主張する分、社会性の障害が強く出る傾向がある。

孤立型ASDは、ADHDの併発がないASDのみのタイプであり、周囲への興味が薄いのか、自己主張が積極奇異型より弱めだと思う。

そのため、社会性の障害が積極奇異型よりは弱めだと思う。

学校の場合
  1. 定型発達者から、積極奇異型ASDや尊大型ASD、ADHDが、集団いじめを受ける
  2. 集団いじめ被害でストレスを抱えた上記三タイプが、受動型ASD、孤立型ASDに八つ当たりで単独犯いじめ
  3. 単独犯いじめの被害者が家庭で八つ当たり

「スクールカーストの正体」には、スクールカースト下位のグループには、発達障害の特性が見られる生徒が多い、下位グループはいじめを受けがちだと書かれている。

「ヒトはいじめをやめられない」は、前述の通り、いじめは、人間の本能に組み込まれた「集団の裏切り者への制裁システム」の暴走と書かれている。

自分の学校でのいじめ被害などから、こういったパターンがあると分析した。

職場の場合
  1. 実務を担う30代社員から、実務能力が衰えた中高年社員がモラハラを受ける
  2. モラハラでストレスを抱えた中高年社員が、発達障害を持つ20代社員に八つ当たりで「いじり」をしたり、家庭で家族に八つ当たり

職場のパターンの根拠は、以下の二つ。

東大卒の女性ジャーナリストの中野円佳氏の著書「上司のいじりが許せない」では、加齢で実務能力の衰えた中高年社員による、新入社員へのマウンティングとしていじりが行われるとある。

あと、フランスの精神科医マリーフランスイルゴエンヌの著書「モラルハラスメント」には、収入の少ない若年層と加齢で能力の衰えた中高年が、モラルハラスメントの被害に遭いやすい、と記してあったと思う。

精神科デイケアの場合
  1. 発達障害や精神疾患で社会的に失敗した中高年の患者が「中年の危機」を抱える
  2. 「中年の危機」を抱えた中高年患者が、若い発達障害患者にマウンティング
  3. 相談しても、モラルハザードを起こした、やる気のないデイケア職員が隠蔽

精神科デイケアのパターンは、自分の被害体験と、前述の「上司のいじりが許せない」などから、自分で考えたものだ。

その他の場合
  • ADHDが受動型ASDを都合よく利用し、搾取
  • 反社会性パーソナリティ障害(サイコパス)が受動型ASDから搾取
  • 尊大型ASDが受動型ASDを子分のように周りに集め、自分を大きく見せ、尊敬させようとする

ADHDが、おとなしい受動型ASDにつけこみ、理不尽な扱いをしているパターンが多いと思う。

「フレネミー」という言葉があるが、ADHDのASDへの搾取はそれに近いと思う。

サイコパスの場合も、ADHDと同様のパターンが多いと思う。

あと、尊大型ASDには、自己愛性パーソナリティ障害が併発していると見られる。

そして、それには、発達障害による適応障害で社会的に失敗し、プライドを保つために弱い相手に威張らずにいられない、という仕組みがあると思う。

免責条項
・当ブログは、管理人が書籍を中心に得た情報を分析してまとめていますが、あくまで管理人個人の主観による物です。
・治療や就労、及びそれらに付随する一切の事柄の判断は読者の責任でお願いします。
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発達障害の環境調整の研究を

基礎研究タイプが多い研究医

現在、発達障害の研究医の多くは、脳の構造などから発達障害の原因を探る基礎研究タイプが多い。

基礎研究は応用研究の礎になるため、それはそれで重要だ。

だが、多くの発達障害者が必要としているのは、社会生活を送る上での困りごとの解決のためのノウハウの提供、つまり応用研究だ。

発達障害への薬物療法は、ニューロダイバーシティーの観点から、集団の変化への適応力を奪うため、メインの治療法としては好ましくない。

環境調整やSST、発達障害者へのバリアフリーな社会制度の整備・環境調整による共存の方が、メインの治療法としては好ましいだろう。

発達障害者の環境調整の研究に向くのは文系の学者

環境調整やSST、発達障害者へのバリアフリーな社会制度の研究は、理系の医師ではなく、文系の経済学者・法学者・心理学者などの方が向くと自分は思う。

文理融合の学際系学部として、発達障害者に関わる社会制度の研究ができる学部・学科の設立が必要だと自分は思う。

新学部としては難しくても、心理学部や教育学部の学科の一つとしての設立ならば、比較的容易だろう。

筆者は、経済学に拘りを持つタイプのアスペルガーであるため、発達障害の本を読んだ後、発達障害と社会制度の関わりに気づき、その分析をブログ記事にする事ができた。

ただ、ランダム化比較試験などの統計的検証は、大学の研究者でないとできず、個人の独自研究では、政策に活かすほどの信頼性は担保できない。

なるべく早く、大学等の公的研究機関で、発達障害の経済学・法学からの研究が開始された方が良いと自分は思う。

予算とニーズ

予算なら、農学部が時代に合わない規模を維持しているため、農学部を縮小させ、浮いた予算を回す事が可能だろう。

発達障害者は、アスペルガーは100人に一人、ADHDは100人に3~5人、という割合で、日本全体の人口1億2620万人からすると、日本のアスペルガーは126万人、ADHDは378万人~630万人だ。

それだけ多くの人が困っている問題を解決する、というのは社会的意義が大きいため、発達障害の学際系学部の設立は予算が比較的取りやすいのでは?、と自分は思う。

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発達障害の治療を専門資格の独占業務に

医療職の発達障害の知識不足による二次被害

現在の医療・福祉関係者は、従来から知られていた精神疾患や知的障害の知識は豊富だが、新しい分野である発達障害の知識がある人達は少なく、発達障害を持つ患者への二次被害、三次被害が酷い。

しかも、知識不足に無自覚である医療職が多く、それを指摘すると怒り出す事が多かった。

例えば、ある精神科病院で、発達障害の専門病院に転院したいと申し出た時、ドクターショッピングだと逆に責められた事があった。

他には、アスペルガーの拘りによる適応障害になっていた筆者に、精神科医の多くが、説得や心理的暴力でASDの拘りを無理やり変えようとしてきたりもした。

ASDの拘りは脳内ホルモンのオキシトシンの血中濃度の低さが原因で説得や心理的暴力では変えられないのにも関わらず。

筆者は、「医療職の発達障害の知識不足による二次被害」「精神科デイケアのいじめ被害」で一時期、かなり心理的安全を侵されるといった状況に置かれた。

最終的には、自分で発達障害について勉強し、医師や保護者に本を引用して、「ASDの拘りによる適応障害」を説明し、何とか心理的安全を確保する事ができた。

現在は、そういった二次被害のせいで、精神科病院に近づくのが怖くなってしまっている。

発達障害の治療を専門資格の独占業務に

前述したように、発達障害の専門知識がないと、医療職でも虐待が多発するため、発達障害の治療を、専門資格の独占業務とする事が望ましい。  

種類としては、以下の物があると良いと思う。

  • 医師向けの専門医資格
  • 下級医療職向けの専門資格
  • 当事者の家族や職場の上司向けの学習のための簡単な資格

できれば、知識不足の人が発達障害を持つ人に関わる事を完全になくすために、業務独占の国家資格として作った方が良い。

国家資格を作るのがすぐには難しい場合は、ないよりはマシなため、名称独占としての民間資格でも良い。

民間資格なら、社会福祉法人を事務局にして作れる。

資格ビジネスとして見ても、ニーズは高いはずだ。

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