アスペルガーへのいじめの集団構造

いじめの分類

ASDへのいじめは二つのパターンに別れる。

  • 集団いじめ
  • 単独犯によるいじめ

いじめ加害者の動機

そして、いじめ加害者の動機はそれぞれ以下にようになる

  • 集団いじめ:「集団の裏切り者への制裁システムの暴走」
  • 単独犯によるいじめ:「集団いじめの被害者の八つ当たり」

東大卒の脳科学者の中野信子教授は、著書「ヒトはいじめをやめられない」で、

「いじめは、人間の本能に組み込まれた集団の裏切り者への制裁システムの暴走」

であると述べている。

ちなみに、「ヒトはいじめをやめられない」で述べられているいじめは、集団いじめが対象だ。

単独犯いじめについて解説する。

精神科医が書いた「ケーキを切れない非行少年たち」によると、非行少年たちには、軽度の発達障害や知的障害がある事が多く、そのせいで、学校で壮絶ないじめに遭い、その凄まじいストレスを背景として、幼女への猥褻行為などの非行行為に及ぶ事が多いらしい。

そして、自分の経験では、集団いじめの被害者は、幼女への猥褻行為など、明確な違法行為に及ばなくても、単独犯いじめによって、ストレスを発散するタイプも多かった。

また、単独犯いじめの加害者で数が多いのは、集団いじめの被害者の軽度の発達障害者だが、その他のタイプも複数種類いると思う。

自分の知っている、その他のタイプでは、サイコパス(反社会性パーソナリティ障害)も、単独犯いじめの加害者にいると思う。

いじめ被害者の「脆弱性」

まず、前置きとして、いじめの「責任」と「原因」の二つは別だという事を念押ししておく。

いじめ被害者には、原因はあっても責任はない事が多い。

また、「情報処理安全確保支援士」の教本によると、情報セキュリティでは、

  • 「脆弱性」
  • 「脅威」

という概念を使う。

ASDの特性は、いじめに対する「脆弱性」になる事が多いのだ。

ASDがいじめに遭う「脆弱性」は、それぞれ、以下のようになる。

  • 集団いじめ:社会性の障害
  • 単独犯いじめ:コミュニケーションの障害

集団いじめは、ASDの社会性の障害で、多数派の意見に逆らってしまい、その結果、「集団の裏切り者への制裁システム」への暴走が起き、いじめに遭ってしまうのだと思う。

単独犯いじめは、ASDのコミュニケーションの障害につけこまれ、利用されたり、ストレスの捌け口にされたりしてしまうのだと思う。

そして、特性ごとに、強く出やすいタイプがいる

  • 社会性の障害:積極奇異型ASD
  • コミュニケーションの障害:発達の偏りが大きいタイプ、受動型ASD、孤立型ASD

積極奇異型ASDは、併発したADHDの影響で自己主張が孤立型より強めだ。

だが、自己主張する分、社会性の障害が強く出る傾向がある。

孤立型ASDは、ADHDの併発がないASDのみのタイプであり、周囲への興味が薄いのか、自己主張が積極奇異型より弱めだと思う。

そのため、社会性の障害が積極奇異型よりは弱めだと思う。

学校の場合
  1. 定型発達者から、積極奇異型ASDや尊大型ASD、ADHDが、集団いじめを受ける
  2. 集団いじめ被害でストレスを抱えた上記三タイプが、受動型ASD、孤立型ASDに八つ当たりで単独犯いじめ
  3. 単独犯いじめの被害者が家庭で八つ当たり

「スクールカーストの正体」には、スクールカースト下位のグループには、発達障害の特性が見られる生徒が多い、下位グループはいじめを受けがちだと書かれている。

「ヒトはいじめをやめられない」は、前述の通り、いじめは、人間の本能に組み込まれた「集団の裏切り者への制裁システム」の暴走と書かれている。

自分の学校でのいじめ被害などから、こういったパターンがあると分析した。

職場の場合
  1. 実務を担う30代社員から、実務能力が衰えた中高年社員がモラハラを受ける
  2. モラハラでストレスを抱えた中高年社員が、発達障害を持つ20代社員に八つ当たりで「いじり」をしたり、家庭で家族に八つ当たり

職場のパターンの根拠は、以下の二つ。

東大卒の女性ジャーナリストの中野円佳氏の著書「上司のいじりが許せない」では、加齢で実務能力の衰えた中高年社員による、新入社員へのマウンティングとしていじりが行われるとある。

あと、フランスの精神科医マリーフランスイルゴエンヌの著書「モラルハラスメント」には、収入の少ない若年層と加齢で能力の衰えた中高年が、モラルハラスメントの被害に遭いやすい、と記してあったと思う。

精神科デイケアの場合
  1. 発達障害や精神疾患で社会的に失敗した中高年の患者が「中年の危機」を抱える
  2. 「中年の危機」を抱えた中高年患者が、若い発達障害患者にマウンティング
  3. 相談しても、モラルハザードを起こした、やる気のないデイケア職員が隠蔽

精神科デイケアのパターンは、自分の被害体験と、前述の「上司のいじりが許せない」などから、自分で考えたものだ。

その他の場合
  • ADHDが受動型ASDを都合よく利用し、搾取
  • 反社会性パーソナリティ障害(サイコパス)が受動型ASDから搾取
  • 尊大型ASDが受動型ASDを子分のように周りに集め、自分を大きく見せ、尊敬させようとする

ADHDが、おとなしい受動型ASDにつけこみ、理不尽な扱いをしているパターンが多いと思う。

「フレネミー」という言葉があるが、ADHDのASDへの搾取はそれに近いと思う。

サイコパスの場合も、ADHDと同様のパターンが多いと思う。

あと、尊大型ASDには、自己愛性パーソナリティ障害が併発していると見られる。

そして、それには、発達障害による適応障害で社会的に失敗し、プライドを保つために弱い相手に威張らずにいられない、という仕組みがあると思う。

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精神科デイケアでのいじめ被害

1.事実関係

嫌がらせ
  • 自分は2018年の春から、発達障害専門デイケアがある公立病院に通っていた。
  • 2018/6/19、共有スペースで精神科デイケアの50代男性のボス格の患者Aが、昔見た女装した同僚への差別的発言をしていた。
  • 精神科でそういったセンシティブな事への差別発言は良くないと思い、自分が眉を顰めて、相槌を打たずにいたら、彼が「えー、Bさん(筆者)ってホモなのぉー!?」と大声で叫び、デイケアの共有スペースに居た20人ほどの患者・研修生が静まり返った。
  • 自分が顔を引き攣らせたのに対し、彼は、ヘラヘラと笑いながら「ごめんね」と軽い調子の謝罪をしてきた。
隠蔽
  • その事をデイケア職員に相談すると、面談室や診察室など他の人の目がない場所で、被害者の自分を責めたり、加害者を擁護したりする、という手口で隠蔽された。
  • ボス格患者Aはとても口が達者なため、デイケア職員全体が、面倒な加害者を叱るより、被害者を泣き寝入りさせる方が楽だと思っていた様子。
  • デイケアに研究目的で参加していた50代男性のC医師が隠蔽を主導した。
「いじり」ターゲットの変更
  • あと、C医師は、彼自身にも自閉症スペクトラムの特性が見られ、内気でおとなしい性格のため、部下から舐められて職員間で「いじり」の対象になっていた。
  • C医師は、他の職員には都合が良い事しか伝えない事で、筆者を悪役に仕立て、「いじり」の対象を、C医師から筆者へと移そうとしていた節もあった。
  • 思春期の子供のような事を、まさか医師からされるとは思わず、かなり驚かされた。
  • C医師の思惑は成功し、他職員の多くは、発達障害を持つ患者の自分に、巧妙な心理的嫌がらせをして加担した。
  • 加担しなかった少数の職員も傍観し、理不尽な対応を知っていながら黙認した。
  • 院長宛てに記録を印刷した物を郵送したが、「医療事故として院内で調査する」と三ヵ月待たされた挙句、「どこが障害者虐待なのか分からない」という返事をされた。
自分が受けた被害
  • 胸の圧迫感
  • 過換気
  • 激しいフラッシュバック
  • ストレスによる昼夜逆転
  • 喉を傷めて数日筆談になる
  • 昼夜逆転で二次障害への投薬の増量が中止される
  • 自分の住む地域ではその病院にしかないデイケアの発達障害専門SSTにいじめを恐れて行けなくなる

2.まとめ

精神科デイケアのいじめ・虐待問題の解決の一助になる事を願って、自分の被害をこうして記事にした。

精神科デイケアのいじめ・虐待問題がなるべく早期に解決される事を願っている。

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いじめの言い訳と切り返し

1.代表例

・「被害者にも原因がある」

→「原因と責任は別」

・「こんな事で怒るなよ」

→「君は同じ事されたら怒らないの?」

・「加害者にも辛い事情がある」

→「ここは、加害者の事情ではなく、被害者のケアを話す場だ」

・「被害者が工夫して対処を」

→「責任を負うべきなのは加害者」

2.その他の言い訳

・「もう過ぎた事ですよね?」

→「被害者の苦しみはまだ続いている」

・「仕返しがしたいの?」

→「被害者の正当な怒りと理不尽な逆恨みは別物」

・「継続性がないからいじめじゃない」

→「やめて、と言ってやめてくれなかったら、それは継続性を示す代わりの物になる」

・「『いじり』は『いじめ』ではない

→「『いじり』は心理的安全を侵害する心理的暴力。」

・「(抗議した時)裁判起こすって脅迫じゃないの?」

→「合法的な権利の行使の意思表示は脅迫にはならないです」

・「そんな事言った?」

→「言葉で言わなくても、態度で示していた」

・「誤解だよ」

→「君、都合の良い時だけ、誤解と言うよね?」

・「君が何と言おうと違うから」

→「全く説得力がないですよ」

・「そういうつもりで言ったんじゃない」

→「そういうつもりでないのに、どうしてそう取られてしまうのでしょう?」

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