ASD向けのリーダーシップ理論の解説

PM理論

PM理論では、リーダーの役割は以下の二つとされる。

  • 目標達成
  • 集団維持

PM理論は、目標達成=Performance、集団維持=Maintanance、の二つの頭文字を取って名付けられている。

目標達成を優先すると、集団内の競争が激しくなり、集団内の仲が悪くなる。

集団維持を優先すると、競争が緩くなり、上げられる成果が低くなる。

集団維持と目標達成は、トレードオフなのだ。

外資系や実力主義のベンチャーなど、競争が激しい職場は、目標達成優先型のリーダーシップが必要とされる。

公務員や日本の大企業など、競争が激しくない職場は、集団維持優先型のリーダーシップが必要とされる。

アスペルガーは、人付き合いの苦手から集団維持には向かないが、興味範囲の限定性や常同性から目標達成には向く。

そのため、アスペルガーに向くのは、目標達成優先型のリーダーシップだ。

目標達成優先型のリーダーシップの場合、目標達成のために、集団維持を犠牲にしても良いからだ。

安定した仕事はASDには向かない

ASDを持つ人は、不安が強い特性から、安定した仕事に就きたがる傾向がある。

だが、安定した仕事は集団維持優先型のリーダーシップになるため、あまり向かないと自分は思う。

逆に、ベンチャー企業のような不安定な新興企業は、成果を出さないと会社がつぶれるため、集団維持より目標達成を優先する傾向があり、実力主義になる事が多い。

そのため、ASDは安定した仕事より、不安定な実力主義の仕事の方が向くと自分は思う。

一応、補足で書いておくと、人間の能力は、加齢による衰えと経験による上達が釣り合い、ピークになるのが30歳頃。

そのため、35歳以降の発達障害者は、加齢による衰えで、実力が下がっていくため、実力主義では、発達障害以外の加齢という要素で不利になると自分は思う。

そのため、より正確には、20~35歳のASDは、安定した仕事より、不安定な実力主義の仕事の方が向くと自分は思う。

あと、リーダーシップ理論で役に立ちそうな物には、パスゴール理論やSL理論などがある。

パスゴール理論

リーダーシップの取り方は、以下の二つを示す事だとする考え方。

  • 目標
  • 段取り

SL理論

  1. 教示的リーダーシップ
  2. 説得型リーダーシップ
  3. 参加型リーダーシップ
  4. 委任型リーダーシップ

SL理論は、部下の成熟度によって干渉度を変えると良い、というリーダーシップ理論。

大まかに言うと、未熟な相手には細かく指示を与え、ベテランの相手には大まかな指示を与える、といった考え方だ。

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中規模の精神科病院での心理的虐待

担当医に恵まれた一年目

筆者は、最初、統合失調症をメインに視る、閉鎖病棟付きの精神科病院に通っていた。

自分は、統合失調症ではなく、引きこもりだったが、その病院が近所にあった事と、その頃はまだ精神科にあまり詳しくなかったからだ。

あと、その時点では、まだ自分がASDだとは知らなかった。

そこでは20代後半から30代前半に見える女性の勤務医のA医師が担当医になった。

A医師の治療方針は以下のようだった。

  • 数週間に一度の診察
  • 精神科デイケアへの毎日通所

最初の1年目は、みるみる回復していった。

その女性精神科医Aさんとは価値観が合い、相性が良かった事と、Aさんの職業能力が優秀だった事だ。

その女性精神科医Aさんは、その病院を辞める時、「院に戻る」と言っていた。

おそらく、研究者寄りの優秀な精神科医だったのだろうと自分は推測している。

加えて、職業能力は、加齢による衰えと経験による上達が釣り合い、最も高くなるのが、30歳頃だと言われている。

そして、その女性精神科医Aさんは、30歳前後に見えた。

筆者は、女性精神科医Aさんの職業能力のピークの時期に運よく当たれたのだろう。

その女性精神科医Aさんは、精神科医の中では比較的優秀だったが、完璧という訳ではなかった。

例えば、「自分の親に虐待されている」と相談した時、ふっと笑い、「虐待されてるの?」とバカにしたように聞かれ、自分は「心理的・経済的虐待をされている」と答えたが、そのまま流され、一時的に強い不安と不信を覚えた事もあった。

精神科医の水島広子医師の著書「毒親の正体」には、「毒親の多くは精神疾患があり、最も多いのは発達障害」という事が書かれている。

だが、その女性精神科医Aさんは、その本、あるいは、発達障害と毒親に関する説を、知らなかったのだろう。

あと、女性精神科医Aさん以外にも、自分を見た精神科の医師全員に当てはまる事だが、後で心療内科の医師に診断された社会不安障害に全く気付かず、筆者が不安を訴えると、不安を抑える薬を投与していた。

あと、自分のアスペルガーのコミュニケーションの障害で、診察のやり取りが上手く行かなかった事もあった。

例えば、その女性精神科医Aさんは、通院を始めてから数ヵ月後、

「自分で何か障害があるかと疑った事はない?」

という事を聞いてきて、自分はしばらく考え込んだ後、

「特には」

と答えた。

その次の診察で、昔本で読んだが、名前がうろ覚えだったアスペルガー症候群の事を思い出し、「前の診察で、言っていた障害の事なんですが」と切り出すと、責められると勘違いしたようで、焦ったように答えられて、尋ねられずじまいだった。

その後、その女性精神科医Aさんから、非常に遠回しに発達障害の可能性があると伝えられたが、アスペルガーの「曖昧な言い方が分からない」という特性で、言っている事が良く分からず、その時は自分に伝わらなかったという事があった。

精神科デイケア

あと、その病院の精神科は、建物が古びており、デイケアの患者も、40歳~60歳の中高年の人が大半を占めていた。

一年目の時は、デイケアには、日によって人数は変動するが、15~40人ほど患者がいた。

精神科デイケアの職員は、ケースワーカーは2~3名で、残りの5~10名は心理学の知識に乏しい作業療法士や看護師が大半を占めていた。

あと、その精神科デイケアの職員は、容姿に優れた人が多く、男性の場合、実年齢が40歳なのに30歳ほどに見える人がいたり、女性の場合、顔立ちが整った人が多かった。

おそらく、集客のために顔が良い人材を集めたのだろう。

それと因果関係があるかは分からないが、一人の50代ほどの肥満体型の女性患者が、40代の男性ケースワーカーに対して恋愛的な好意を明言していて、40代の男性ケースワーカーの方は厳しめの事を言って、遠ざけていた、という事もあった。

自分としては、顔の良い人材よりも、患者間のいじめを防ぐため、心理学の知識が豊富なケースワーカーや心理士を配置して欲しかった。

精神科のデイケアにおいては、最初の一年目は、一人、高いリーダーシップ能力とやる気を持った男性作業療法士のBさんがおり、そのBさんのおかげで精神科デイケア内でのいじめが、二年目と比べると、比較的少なかった。

作業療法士は、心理学の知識が少ないため、多くの場合、不適切な対応をしがちだ。

だが、その作業療法士Bさんは、自分で本を読んで独学していたようで、患者からの困った言動にも上手に対応していた。

例えば、精神科デイケアで、自分と作業療法士のBさんがオセロをしていた時、

「Bさんは負ける」

と60代の男性患者が何度も横から言ってきた事があった。

すると作業療法士のBさんは、

「何故、そんな事を言うのですか?」

と穏やかな調子で切り返し、60代の男性患者は黙り込み、何度かそれを繰り返していた。

心に傷を負った人は、自分より弱い人を見つけると、被害者から加害者になる傾向がある。

作業療法士のBさんは、優しい性格の人だったので、一見弱そうに見え、60代の男性患者は、嫌味のような事を言ってきたのだろう。

それに対して、黙って耐えるのでもなく、無視するのでもなく、「何故、そんな事を言うのですか?」と聞いて、相手に動機を自覚させ、恥じ入らせる、という対応は上手だと自分は思う。

逆に、問題がある作業療法士もいた。

40代男性の作業療法士、Cさんだ。

彼は、非常に真面目そうだったが、彼が重視するのは自身のライフワークバランスのようだった。

自炊したり、休日にスポーツをしたり、という話をしていた。

作業療法士は、肉体のリハビリを対象とした資格で、作業療法士の資格だけだと、心理学の知識が少なく、不適切な対応をしがちだ。

そのため、彼は、間違った対応をした事もあった。

その作業療法士、Cさんに、アダルトチルドレンの知識を基に、

「心に傷を負った被害者は、加害者になる傾向がある。

そのため、他の患者が怖い」

という相談をした事があった。

すると、作業療法士Cさんは「差別だ」といった事を言って、怒り出し、自分はショックを受け、精神科デイケアを一日休んだ事があった。

その事を、次の診察で、担当医だった女性精神科医Aさんに聞かれ、事の経緯を話すと、

「まあ、あの人はカウンセラーじゃないからね」

と理解を示してくれていた。

精神科デイケアでの他の患者からのいじめ

自分は、精神科デイケアで、最初の一年目と二年目を通して、酷い心理的いじめを受けた。

精神科デイケアで、自分が大学受験をする予定である事を話すと、

  • 中年太りの中高年男性Dさん
  • 大学中退の20代の青年Eさん
  • 前述の作業療法士Cさん

が嫉妬して、学歴否定論に関連した嫌味を言ってきた事が何度かあった。

そして、彼らがそういた事を言う背景には、「俺の方がお前より上」というマウンティングの意味合いもあった。

辛くて思い出したくもないのだが、例えば、以下のような事を言ってきた。

  • 「学歴よりコミュ力」
  • 「勉強が全てじゃない」
  • 「お金が全てじゃない」
  • 「お金より内面が大切」
  • 「学歴はなくても実力はあるから」
  • 「低学歴でも成功している人達はいる」

そして、「学歴よりコミュ力」という主張には、「だから、コミュ力がないお前より、俺の方が偉い」という文脈があった。

アスペルガーの自分は、コミュニケーションの障害があり、ASDは言語性IQが高くなる傾向から勉強が得意な傾向がある。

そんなアスペルガーに対して、「学歴よりコミュ力」というのは、発達障害者への心理的虐待だ。

他の言葉も全て、似たようなハラスメントの意味合いが込められていた。

それらのハラスメントに対して、アスペルガーの自分は、まともに相手をしてしまい、以下のように反論した。

  • 「ホリエモンは、東大中退だったから、営業に行った先で東大出身という事で信頼されやすかったって」
  • 「そもそも勉強は悪い事なのか? あしなが育英会やUNICEFがしている事は無駄な事なのか? バランスが大事だと言うのなら、現在の社会制度のどこが悪いのか?」
  • 「教育経済学では、大卒は高卒より、1億円、生涯年収が高くなるという統計的結果が出ている」

そもそも相手の主張が屁理屈である事で、大抵の場合、あっさり論破する事ができた。

だが、彼らは、自分達のマウンティングを棚上げして被害者の抗議だけを切り取って、被害者ぶって「意見を押し付けないで欲しい」などと言ってきた。

「押し付け」とは、何らかの強制力を用いる事であり、単純に議論で負けたからと言って、「押し付け」と被害者ぶるのは、そちらの方こそ「押し付け」だと自分は思う。

だが、言葉の裏の感情が分からず、言葉を額面通り受け止める特性で、「ごめん」と理不尽に謝らされた後、作業療法士のCさんと大学中退の20代の青年Eさんが、二人がかりで責め立ててき。

「伝え方が悪い」「意見を押し付けた」などと、自分達のマウンティングを棚に上げて、筆者の反撃だけを切り取って悪役にし立て上げてきた

彼らは、屁理屈で責め立てた後、「もう、この議論は二度としない事」と、自分が後で抗議をする事を封じるような事まで言ってきた。

この事は、かなり酷いフラッシュバックになっていて、この文章を書く時も辛かったくらいだ。

そして、そういった事を言われたと、女性精神科医Aさんに相談すると、「まあ、そういう事言う人は大抵、低学歴の人だからね」と理解を示してくれていた。

だが、アスペルガーのコミュニケーションの障害で、一部しか伝わっていなかったのか、女性精神科医Aさんは、理解を示すだけで、具体的な対処はしてくれなかった。

あと、精神科デイケアで、中年太りの中高年男性Dさんが、自分の目をじっと見ながら、「働いている方が偉い」とマウンティングしてきた事があった。

彼は、障害者就労枠で働きながら、障害者年金をもらって、やっと生活していた様子であり、その程度の労働で威張るのは、社会一般の人達から見れば、苦笑物だろう、と内心、自分は思う。

自分も、全く尊敬できない人達からマウンティングされるのは、かなり、嫌な気持ちだった。

一応補足しておくと、社会的に失敗している事自体は、本人には辛いだろうが、他人に害を及ぼす事ではなく、悪い事ではない。

社会的に失敗する人は、いつの時代も一定数いるだろう。

だが、社会的に失敗している事を背景にマウンティングをするのは、他人に害を及ぼす、悪い事だ。

ちなみに、自分は若い分、回復すれば何の職業訓練も受けなくても、中高年の彼より、稼げるはずだ。

あれは、単に、回復した軽度の患者が、回復できていない重度の患者にマウンティングしていたのだと自分は思う。

そして、その時、50代の女性看護師が、同じテーブルに座っていたが、見てみぬフリだった。

具体的には、その女性看護師は、中年太りの中高年男性Dさんから同意を求められたが、曖昧な言葉でごまかす、といった対応をしていた。

あと、彼らのマウンティングが始まった後、精神科デイケア内で、自分は強い孤独を感じるようになった。

当時の自分は因果関係に気付けなかったが、デイケア内のいじめのターゲットになっていた自分を、いじめの主犯格の三名とは別に、いじめの傍観者の人達が避けていたのだと自分は思う。

あと、彼らは、気弱そうな外見と態度の自分にはマウンティングしてきていたが、

  • 息子を中学受験させる予定だと周囲に明言していた国立大卒の、がっしりした体型で30代前半くらいの女性看護師
  • 大学を休学して精神科に来ていた、J-POP系の音楽が好きで、健康だった頃には女性とも多く交際していたと話していたイケイケ系の20代前半の男性

にもマウンティングしていなかった。

学歴議論云々というより、彼らは、自分より弱そうな人に八つ当たりしたかったのだろう。

モラルハラスメントの破裂行動

あと、彼らは、モラルハラスメントの破裂行動を利用したジャスティスハラスメントといった手口を使ってきた。

モラルハラスメントの破裂行動とは、言葉の暴力を用いた当たり屋の被害者、というイメージだ。

当たり屋とは、わざと自動車などにぶつかり、被害者ぶって賠償金を請求するなどの詐欺の手口の事だ。

ジャスティスハラスメントとは、正義を口実にして、個人的なストレスを八つ当たりする、といった手口のハラスメントだ。

指導を装って、部下に八つ当たりする上司、と言えば、分かりやすいだろうか。

大体、以下のような流れで行われた

  • コミュニケーションの障害があるアスペルガーの自分に対して、彼らが「学歴よりコミュ力」とマウンティング。
  • 障害の特性で話す事が苦手なアスペルガーである自分が、拙い言葉で抗議すると、屁理屈でやり込められ、一方的に言い負かされる。
  • 一方的に理不尽な心理的暴力を振るわれ、激しい怒りを感じたアスペルガーの自分が、明確な暴言で反撃すると、そこだけを切り取って騒がれ、アスペルガーが悪者にされる。

自分は、モラルハラスメントの破裂行動で、「年収が人の価値を表す指標であり、働けない学生の間は学歴がその代わりとなる」などの暴言を言うよう誘導され、彼らはそうやって誘導した暴言を「正義」を口実に責め立ててきた。

社会一般では、「学歴差別」と、学歴で人を測る事は悪だとされているため、「正義」を口実にしたハラスメント、「ジャスティスハラスメント」としても、彼らは攻撃してきた。

ちなみに、途中までは、彼らは、筆者がアスペルガーだと知らなかったが、途中から知った後も同様のハラスメントをしてきた。

その他のハラスメント

  • 作業療法士のCさんが運動が苦手なアスペルガーに「運動能力」でマウンティング
  • 60代男性の患者が、ネットで読んだ「感動する話」を一方的に長時間してきて、筆者が許すだろう事を見越して、「長く話してごめんね」と最後に言って、去っていった
  • 50代男性で依存的で無口でとてもおとなしい患者が、一度優しくしたら、しつこく話しかけてきて、切り上げようとすると嫌そうな表情をして留めてきた
  • 20代の青年患者二人が、スマホに表示したアニメ一覧のWeb記事の内、BLアニメの項を指さして、「〇〇さん(筆者の名前)にオススメ」と含み笑いをしながら言ってきた事
  • 30代の女性患者が「どんな娘がタイプなの?」といった事を何度か聞いてきてセクハラに感じた事

作業療法士のCさんは、「運動した方が良い」と上から目線で言ってきて、自分が嫌な表情をするのを楽し気な表情で眺めていた。

協調運動が苦手だったり、手先の不器用さがあり、運動が苦手なアスペルガーに、「上から目線で運動を勧める」などのマウンティングをするのは、障害者への心理的虐待だと自分は思う。

「まあ、確かに健康のための運動は必要だと思うけど」と自分が言うと、「そうでしょう!?」と得意げな顔をして言ってきた。

加害者側の屁理屈への反論

加害者側は、以下のような屁理屈を言っていた。

  • 「学歴よりコミュ力」
  • 「学歴はなくても実力はあるから」
  • 「低学歴でも成功している人達はいる」

一応、これへの反論を補足として書いておく。

「学歴よりコミュ力」と言うが、彼らも精神科に来ている時点で社会の平均より、コミュニケーション能力は低いはずだ。

言い換えれば、彼らは「障害者にしか威張れない」程度の低いコミュニケーション能力しか持っていないはずだ。

彼らは、学歴もなく、コミュニケーション能力もないのだ。

あと、「学歴はなくても実力はある」というが、実際には学歴と実力は一致するはずだ。

実力があるなら学歴も取れるはずだからだ。

そして、彼らには、目立った職歴もなく、「実力」があるという証拠はどこにもない。

あと、「低学歴でも成功している人達はいる」というが、少なくとも彼らは、そういった「例外」ではない。

それに、そういった低学歴社長は、メディアでは「学歴は関係ない」と言うが、自分の事業では、高学歴の人材を積極的に雇っている。

彼らは、目立ったスキルもなく、起業などの高いリスクを負う勇気もない。

そのため、彼らが経済的社会的に評価されないのは当たり前の事なのだ。

アスペルガーの社会性の障害

自分は、アスペルガーの社会性の障害で、周囲に意見を合わせる事よりも、科学的法則を重視して意見を言う特性がある。

アスペルガーの社会性の障害は、集団の全体から見れば、集団の暴走を防ぐために必要だ。

だが、当事者からすると、いじめに遭うリスクが高くなるというデメリットもある特性だ。

そして、精神科デイケアの患者は、

  • 障害者就労枠や作業所で低収入
  • 療養中で無収入

といった人達が多く、社会的には失敗した人達の集団だ。

そのため、学歴や年収といった、一般的な社会的成功の価値観を否定する傾向がある。

そういった思想の傾向は、哲学では、弱者に都合よく作られた道徳という意味で「ルサンチマン」と呼ばれる。

だが、自分は、アスペルガーの社会性の障害で精神科デイケアのローカルな「世論」に合せる事よりも「科学的事実」を重視し、「学歴は役に立つ」と主張したため、いじめに遭ったという仕組みがある。

ただし、「いじめの原因」に、アスペルガーの社会性の障害があったというだけで、「いじめの責任」は、アスペルガーの自分にはない。

いじめの責任は、加害者である患者達や一部の職員、傍観した職員達にある。

ちなみに、自分が学歴は役に立つと考える「科学的理由」は以下のようになる。

「教育経済学では、大卒は高卒より、1億円、生涯年収が高くなるという統計的結果が出ている」

加えて、アスペルガーは、社長などトップには気に入られるが、中間管理職には嫌われる傾向がある。

社長などのトップは、周囲のごますりを警戒して意外に孤独。

そのため、社会性の障害でごますりができないアスペルガーはトップに信頼されやすい。

反対に、中間管理職は上層部へのごますりの反動でお世辞を好むため、ごますりができないアスペルガーは生意気だと嫌われやすい。

中年太りの中高年男性は、障害者就労枠で、倉庫管理の仕事をしていたと話していた。

倉庫管理の仕事は、中間管理職どころか、下流工程の仕事だ。

そして、精神科デイケア職員だった作業療法士Cさんも、中間管理職に近い環境に置かれているだろう。

大学中退の青年は仕事はしていないようだったが、飲食店を起業してチェーン店にしたい、と話すなど、野心があり、承認欲求が溜まっているようだった。

だが、現実は精神科の患者であり、彼が理想とする飲食店オーナーとはギャップがある。

理想と現実のギャップから、承認欲求が強く、お世辞を好む中間管理職と似たような心理状態になっていたと思う。

そういった、コンプレックスが強い彼らにとって、社会性の障害でお世辞を言えないアスペルガーの自分は、自分のコンプレックスを刺激され、攻撃したくなる相手だったのだろう、と思われる。

加害患者の動機の推測

中年太りの中高年男性は、放送大学中退で、障害者就労枠で倉庫管理をしていたらしい。

大学中退故に、倉庫管理の仕事より上の、大卒資格が必要な仕事に就けず、悔しい思いをしていて、それで学歴そのものを否定していたらしい。

倉庫管理の仕事を長々と話してきて、「プロが倉庫管理の設計をしているから」などと、マウンティングするような事を言ってきた。

大学中退の20代の青年は、初対面から、見下した態度で、嫌な笑みを浮かべながら話してくるというモラルハラスメントをしてきていた。

その青年の方は、痩せ型の体型だったが、話していると何となく、多動衝動性のような物を感じため、ADHDだったのかもしれない。

その青年は、ADHDの多動衝動性故に、長期的努力ができず、勉強が苦手だったのかもしれない。

そして前述の作業療法士Cさんは、国立の短大卒だった。

国立は良い所だと自分は思うが、短大は4年制に比べて何かしら不利になる事があったのかもしれない。

あと、作業療法士のCさんと、中年太りの中年男性は、「中年の危機」があったのかもしれない。

「中年の危機」とは、中年期に入ると精神的に不安定な状況に置かれる現象を指す。

人生の折り返し地点に入り、今までの人生がこれで良かったのだろうか、と悩む事が原因らしい。

精神疾患を持つ人は、ハラスメントやいじめの被害者になる事もあれば、加害者になる事もある。

日本の場合、儒教の影響で年功序列の価値観が強いため、「中年の危機」に陥った中高年の人は、発達障害を持つ若者に心理的暴力で八つ当たりする傾向があると自分は思う。

精神科デイケアの作業療法士や、障害者就労枠での倉庫管理の仕事などは、社会的にはあまり成功した部類とは言えない。

だが、彼らは、人生の半分を既に使ってしまっており、何とかして、自分の今の状態を肯定しないと、心のバランスを保てないのだろう。

そのため、社会的に成功できていない中高年の人達は、「学歴」や「お金」など、一般的な社会的成功の価値観を否定しがちになるのだと自分は思う。

簡単に言えば、負け惜しみだ。

だが、何かコンプレックスがあったからと言って、それで自分より弱い人に心理的暴力を振るうのは、許される事ではない。

病院の経営悪化と優秀な人材の流出

その精神科病院は、新棟を建設した頃から、私立の中規模病院だったその病院の経営状態が悪化したようで、優秀な人材の流出が始まった。

新棟は、旧棟の三分の二~同じ程度の大きさがあり、建設には億単位の費用がかかっていただろう、と自分は思う。

優秀な人材の流出とは、具体的には、女性精神科医のAさんと、精神科デイケア職員のBさんがその病院から転職してしまったのだ。

診療報酬は毎年切り下げされており、病院の収入は減少している。

加えて、政府は財政状況の悪化から、コストがかかる入院病棟から、コスト負担が軽い精神科デイケアへの変更を進めている。

その影響で、閉鎖病棟付きの中規模病院だったその病院のニーズが減少していたと思われる。

そうした「入り」が減少する状況で、新しく新棟を建設するという「出」が増えたなら、経営状態が悪化するのは当たり前だ。

「医師・医学部の裏とオモテ」という本には、

『病院の建設では、億単位の金が動き、銀行も医師が相手なら融資も簡単にする傾向がある。

そのため、金に目が眩んだ不動産・建設業者が、医師に、不必要に大規模な病院建設を勧める事がある』

という趣旨の記述がある。

おそらく、その病院の院長は、創業者ではなく世襲の経営者だったようだが、世襲故に経営の知識が乏しく、不動産・建設業者に騙されて、不必要な新棟建設をしてしまったのだろう。

その病院は、「人名+病院」という名前を掲げており、院長の苗字がその「人名」であり、オーナー経営のようだった。

そして、その時の、その病院の院長のC医師は、創業者ではなく、世襲で院長になった二代目以降だと思う根拠は以下の通りだ。

根拠

  • その病院の精神科デイケアのケースワーカーが「経営は医療事務の方に任せて、院長は治療に集中しているようですよ」と言っていた事
  • その病院は私立の中規模病院で、経営に興味のない医師が一代でそこまで拡大できるとは考えにくい事
  • 旧棟は古びていた事
  • 精神科デイケアのケースワーカーに「この病院は、病院の名前の〇〇一家の世襲経営なんですか?」と聞いてみたら、「ええ、〇〇一族のお医者様の人達が代々頑張って大きくしてきたのでしょうね」と答えていた事

新しい事業を始めるのはとても大変なため、成功した事業の創業者は、能力が高い事が多い。

だが、既にできている事業を現状維持するのは、新しい事業を始めるのに比べて比較的楽で、平凡な能力の人でもなんとかなる事が多い。

そのため、その病院の世襲の院長は、シビアな経営感覚がなく、不動産・建設業者にあっさり騙されてしまったのだと思われる。

そして、その病院のガレージには、医師達の高級車がズラっと駐車されていたため、「患者のために経営度外視で治療を行っていたから経営状態が悪化した」という可能性もないだろう。

ちなみに、筆者は、学齢期から続く引きこもりだった事から自動車免許を持っておらず、車に関する知識がなかったため、医師達の車を見ても、「ピカピカで大きな車」、という印象しか受けず、高級車かどうかは分からなかった。

だが、精神科デイケアの患者や職員が「高級車だねー」と少しやっかみの入った口調で言っていた。

患者はともかく、精神科デイケアの職員も高級車だと言っていたため、高級車である事には間違いないだろう。

二年目以降の担当医

優秀な精神科医だった、女性精神科医のAさんが、院に戻ってしまった後、筆者の担当医になったのは、20代中頃の女性精神科医のFさんだった。

筆者は、その頃、保護者が安定を理由に勧めた進路に進んだが、筆者のアスペルガーの興味範囲の限定性とその進路が違ったため、適応障害を起こして、再び引きこもりになっていた。

その女性精神科医は、ASDを含めた発達障害の知識全般に乏しく、最初は普通の説得によって、途中からは心理的暴力を用いた「説得」によって、アスペルガーの興味範囲の限定性を変えようとしていた。

女性精神科医Fさんは、彼女自身が、「私にも少し自閉症スペクトラムの特性があるけど何とかやっているから、君も頑張りなよ」という趣旨の事を言っていた。

そして、女性精神科医のFさんは、彼女自身が、ASDのコミュニケーションの障害で、患者とのコミュニケーションが必要な精神科医の仕事に、ストレスを感じていたようだった。

ちなみに、筆者の保護者は、その女性精神科医Dさんの診察に同席した後、「前の担当医のAさんはベテランだったが、今回のF医師は経験が浅いようで頼りないね」と言っていた。

あと、担当医が変わってすぐの頃に、女性精神科医Fさんに、精神科デイケアで、おじさん患者から「学歴よりコミュニケーション能力」とマウンティングされた、と相談した事があった。

そして、そのいじめを相談した時、その女性精神科医は、「私も国立には行けなかったから…」とおじさん患者に味方する発言をした。

そして、自分が女性精神科医の発言を途中で遮って否定すると、彼女は、一瞬、強く強張った表情を浮かべた。

そして、それ以降、自分に対して、他者の目がない一対一の診察室で、とても意地の悪い態度を取るようになった。

コミュニケーションの障害がアスペルガーの自分に対して、揚げ足取りをして、自分が詰まったり、慌てて早口で弁解するのを見て、満足そうな笑みを浮かべたり、と。

自分が恋愛をテーマとした小説を書いている、と言った時、「え、君に恋愛なんて書けるの!?」と、意地の悪い表情と調子の声で聞いてきたりした。

その女性精神科医は、彼女自身が言っていたが、私大医学部卒であり、「医師の中の劣等生」だ。

「辛口進路ガイド」によると、医師の世界は出身大学による学歴カーストができており、下位大学出身の医師のコンプレックスは、上位大学の医師の想像以上に強いらしい。

彼女自身の学歴コンプレックスを、患者である筆者を捌け口にしてぶつけてきたのだと自分は思う。

その証拠に、似たような事を、彼女の前任の女性精神科医Aさんがまだ担当だった頃に相談した時は、「まあ、そういう人はその人達自身が低学歴だからね」と言っていた。

自分は、曖昧な物が分からないアスペルガーの特性で、「フレネミー」のような遠回しな心理的攻撃に弱い。

例えるなら、ジャイアンのような分かりやすい攻撃は、すぐいじめだと判断して相談できるが、スネ夫のような遠回しな攻撃は、いじめだと気付けず、相談するのが遅れがちなのだ。

あと、その女性精神科医Fさんは、筆者が「発達障害の専門的治療を受けたい」と申し出ると、「大した治療はないと思うよ」と、否定して転院を妨害してきた。

その頃は、まだ精神科医の能力を信頼していたため、筆者は、医師への信頼と不信に揺れながら、図書館で数冊本を借りて、独学で発達障害について勉強し始めた。

そして、発達障害の治療方法がある事を知り、地元の保健所に、「この近くに発達障害の専門病院はないか?」と聞き、近くの病院で発達障害のSSTのプログラムがその年の4月に丁度開始される事を知った。

そして、その女性精神科医Fさんに、「発達障害の専門病院へ転院したい」と申し出ると、「私は3月くらいに、別の病院に転職する予定だから、その次の医師に言って」と言われた。

その女性精神科医Fさんは、「もうすぐ転職する私より、次の担当医がじっくり判断した方が良い」というような理由をつけていた。

その頃の自分は、アスペルガーの「言葉の裏の感情が分からない」という特性でその言葉をそのまま受け止めてしまっていた。

今思うと、その女性精神科医Fさんは、自分の実績に響かないよう、自分が担当している間は転院しないように、次の担当医になったタイミングで転院するよう仕向けたのだと思う。

跡取り娘の女性精神科医Gさん

そして、次の担当になった女性精神科医Gさんは、その病院の院長の跡取り娘のようだった。

根拠は、丸く浅黒い顔とがっしりした体型が院長にとても似ていた事と、苗字が院長と同じだったからだ。

そして、その女性精神科医Gさんは、自分が「発達障害の専門病院に転院したい」と言うと、「もしそこに発達障害の専門的治療がなかったらどうするの?」と強い口調で聞いてきた。

自分が、「それはないと思うし、行ってみないと分からない」と答えると、「なかったらどうするの?」と何度も何度も、早い口調で、強い口調と険しい表情で聞いてきた。

自分が黙り込むと、女性精神科医Gさんは僅かに満足気な表情をし、結局その診察では、転院のための紹介状を書いてもらえなかった。

アスペルガーを持つ人は、障害の特性として不安が強い傾向がある。

そのため、「説得」において、強い口調や険しい表情でASDを持つ人の不安を煽る事は、脅迫罪や強要罪になりえると自分は思う。

ましてや、精神科医がそんな事をするのは尚更いけないと自分は思う。

あと、その女性精神科医Gさんは、

  • 話していると、多動衝動性のような物を感じた事
  • がっしりとした体型
  • 早く、強い口調

などから、ADHDの多動衝動優位型の可能性があると自分は思う。

アダルトチルドレンの本によると、精神科の医療福祉職には、本人も軽度の障害や精神疾患を持つ故に、医療職の仕事を選んだという人達が一定数いるらしい。

そのため、精神科の医師にADHDを持つ人がいても不思議はないと自分は思う。

ADHDを持つ人が他人の上に立つ場合、多動衝動性からパワハラをしがちな傾向がある。

多動衝動型は特に。

そのため、その女性精神科医Gさんは、ASDを持つ患者の自分に、パワハラじみた事をしてしまったのだと自分は思う。

ちなみに、その病院の院長は、娘とは違い、多動衝動性が弱く感じられたため、ADHD不注意型だと自分は思う。

他の精神科の開業医にも、ADHD不注意型と思われる人は何人か見た事がある。ADHDは営業が得意なため、患者とのコミュニケーションが必要な精神科の開業医に、適性が高いのだと自分は思う。

そして、多動衝動優位型のADHDは、精神科の患者のような繊細だったり、精神的に不安定な人達とのコミュニケーションは苦手だと思われる。

だが、ASDの併発があり、多動衝動性が弱い不注意型のADHDは、精神科の患者に怯えられないような対応ができるのだと自分は思う。

跡取り娘の女性精神科医Gさんは、多動衝動優位型のADHDのため、精神科医という職業に適性が低い、と自分は思う。

そして、その女性精神科医Gさんの高圧的な診察の後、自分は、精神科の受付職員に、「担当医の人に、転院を申し出たら、高圧的に反対された。次の診察には、他の医療職の人を診察に同席させて欲しい」と頼み込んだ。

受付職員達は、女性精神科医Gさんが跡取り娘だったからなのか、顔を見合わせ、困ったような表情をして、「転院したいという事は伝えたのですよね? なら大丈夫だと思いますよ」と中身のない事を最初は言って、筆者に諦めさせようとした。

だが、自分が気弱な頼み方ながら、必死に引かないでいると、受付職員の制服ではない、医療職のような服装の人が近づいてきて受付の人達から話を聞き、「分かりました。次の診察に同席するよう手筈を整えます」といった事を言っていた。

翌週の診察では、ケースワーカーの男性が同席しており、女性精神科医Gさんは不自然なほどの優しい態度と笑顔で、「同席を頼んだそうだけど、何かあった?」といった事を聞いてきた。

ケースワーカーの男性も、張り付いたような不自然な笑顔を浮かべていた。

ちなみに、張り付いたような不自然な笑顔、とは、通常の笑みは数秒で消えるが、作った笑みは、数秒で消えず、ずっと張り付いたように顔が笑みの形を作り続ける事を指す。

「転院したいけどダメだと言うから」といった趣旨の事を自分が言うと、女性精神科医Gさんは、不自然に明るく笑い、「転院しても良い、紹介状を書く」という趣旨の事を言った。

そして、自分は、前の高圧的な診察について文句を言いたかったが、咄嗟に言葉が出ず、黙り込んでしまっていると、男性ケースワーカーが、前述の張り付いたような笑顔で、「診察は終わったので、次の患者さんもいるので」と診察室からの退席を促し、結局苦情は言えなかった。

その診察は、3分ほどの短時間で終わった。

ハラスメント相談の二次被害

あと、この病院から、別の発達障害の専門病院へ転院した後、それまで言えなかった苦情をその病院に入れたのだが、その時、「被害者を責める」「加害者を擁護する」「被害者に努力を求める」といったハラスメント相談の二次被害に遭った。

その後、自分が準備を整えて、それらの屁理屈を論破すると、心理的暴力を振るわれて追い払われる、という三次、四次被害にも遭った。

そういった二次被害は長くなるため、書くとしたら別記事にする予定だ。

現在、自分は、その病院に激しい憎悪を抱いており、必ず、合法的な復讐をしてやる、と心に誓っている。

免責条項
・当ブログは、管理人が書籍を中心に得た情報を分析してまとめていますが、あくまで管理人個人の主観による物です。
・治療や就労、及びそれらに付随する一切の事柄の判断は読者の責任でお願いします。
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アスペルガーへのいじめの集団構造

いじめの分類

ASDへのいじめは二つのパターンに別れる。

  • 集団いじめ
  • 単独犯によるいじめ

いじめ加害者の動機

そして、いじめ加害者の動機はそれぞれ以下にようになる

  • 集団いじめ:「集団の裏切り者への制裁システムの暴走」
  • 単独犯によるいじめ:「集団いじめの被害者の八つ当たり」

東大卒の脳科学者の中野信子教授は、著書「ヒトはいじめをやめられない」で、

「いじめは、人間の本能に組み込まれた集団の裏切り者への制裁システムの暴走」

であると述べている。

ちなみに、「ヒトはいじめをやめられない」で述べられているいじめは、集団いじめが対象だ。

単独犯いじめについて解説する。

精神科医が書いた「ケーキを切れない非行少年たち」によると、非行少年たちには、軽度の発達障害や知的障害がある事が多く、そのせいで、学校で壮絶ないじめに遭い、その凄まじいストレスを背景として、幼女への猥褻行為などの非行行為に及ぶ事が多いらしい。

そして、自分の経験では、集団いじめの被害者は、幼女への猥褻行為など、明確な違法行為に及ばなくても、単独犯いじめによって、ストレスを発散するタイプも多かった。

また、単独犯いじめの加害者で数が多いのは、集団いじめの被害者の軽度の発達障害者だが、その他のタイプも複数種類いると思う。

自分の知っている、その他のタイプでは、サイコパス(反社会性パーソナリティ障害)も、単独犯いじめの加害者にいると思う。

いじめ被害者の「脆弱性」

まず、前置きとして、いじめの「責任」と「原因」の二つは別だという事を念押ししておく。

いじめ被害者には、原因はあっても責任はない事が多い。

また、「情報処理安全確保支援士」の教本によると、情報セキュリティでは、

  • 「脆弱性」
  • 「脅威」

という概念を使う。

ASDの特性は、いじめに対する「脆弱性」になる事が多いのだ。

ASDがいじめに遭う「脆弱性」は、それぞれ、以下のようになる。

  • 集団いじめ:社会性の障害
  • 単独犯いじめ:コミュニケーションの障害

集団いじめは、ASDの社会性の障害で、多数派の意見に逆らってしまい、その結果、「集団の裏切り者への制裁システム」への暴走が起き、いじめに遭ってしまうのだと思う。

単独犯いじめは、ASDのコミュニケーションの障害につけこまれ、利用されたり、ストレスの捌け口にされたりしてしまうのだと思う。

そして、特性ごとに、強く出やすいタイプがいる

  • 社会性の障害:積極奇異型ASD
  • コミュニケーションの障害:発達の偏りが大きいタイプ、受動型ASD、孤立型ASD

積極奇異型ASDは、併発したADHDの影響で自己主張が孤立型より強めだ。

だが、自己主張する分、社会性の障害が強く出る傾向がある。

孤立型ASDは、ADHDの併発がないASDのみのタイプであり、周囲への興味が薄いのか、自己主張が積極奇異型より弱めだと思う。

そのため、社会性の障害が積極奇異型よりは弱めだと思う。

学校の場合
  1. 定型発達者から、積極奇異型ASDや尊大型ASD、ADHDが、集団いじめを受ける
  2. 集団いじめ被害でストレスを抱えた上記三タイプが、受動型ASD、孤立型ASDに八つ当たりで単独犯いじめ
  3. 単独犯いじめの被害者が家庭で八つ当たり

「スクールカーストの正体」には、スクールカースト下位のグループには、発達障害の特性が見られる生徒が多い、下位グループはいじめを受けがちだと書かれている。

「ヒトはいじめをやめられない」は、前述の通り、いじめは、人間の本能に組み込まれた「集団の裏切り者への制裁システム」の暴走と書かれている。

自分の学校でのいじめ被害などから、こういったパターンがあると分析した。

職場の場合
  1. 実務を担う30代社員から、実務能力が衰えた中高年社員がモラハラを受ける
  2. モラハラでストレスを抱えた中高年社員が、発達障害を持つ20代社員に八つ当たりで「いじり」をしたり、家庭で家族に八つ当たり

職場のパターンの根拠は、以下の二つ。

東大卒の女性ジャーナリストの中野円佳氏の著書「上司のいじりが許せない」では、加齢で実務能力の衰えた中高年社員による、新入社員へのマウンティングとしていじりが行われるとある。

あと、フランスの精神科医マリーフランスイルゴエンヌの著書「モラルハラスメント」には、収入の少ない若年層と加齢で能力の衰えた中高年が、モラルハラスメントの被害に遭いやすい、と記してあったと思う。

精神科デイケアの場合
  1. 発達障害や精神疾患で社会的に失敗した中高年の患者が「中年の危機」を抱える
  2. 「中年の危機」を抱えた中高年患者が、若い発達障害患者にマウンティング
  3. 相談しても、モラルハザードを起こした、やる気のないデイケア職員が隠蔽

精神科デイケアのパターンは、自分の被害体験と、前述の「上司のいじりが許せない」などから、自分で考えたものだ。

その他の場合
  • ADHDが受動型ASDを都合よく利用し、搾取
  • 反社会性パーソナリティ障害(サイコパス)が受動型ASDから搾取
  • 尊大型ASDが受動型ASDを子分のように周りに集め、自分を大きく見せ、尊敬させようとする

ADHDが、おとなしい受動型ASDにつけこみ、理不尽な扱いをしているパターンが多いと思う。

「フレネミー」という言葉があるが、ADHDのASDへの搾取はそれに近いと思う。

サイコパスの場合も、ADHDと同様のパターンが多いと思う。

あと、尊大型ASDには、自己愛性パーソナリティ障害が併発していると見られる。

そして、それには、発達障害による適応障害で社会的に失敗し、プライドを保つために弱い相手に威張らずにいられない、という仕組みがあると思う。

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アスペルガーにデイケアは向かない

社会性の障害があるアスペルガーは、集団療法ではいじめ被害リスクが高いため、デイケアには向かないと自分は思う。

デイケアとは?

デイケアとは、精神科の集団療法の事。

回復期の精神科の患者が、デイケア職員の同席の下、患者同士でグループになって、レクリエーションをしたりして過ごしている。

レクリエーションとは、例えば、ビーズを型にはめてアイロンで固めてコースターを作ったり、ビデオに合わせて体操をしたり、単におしゃべりをしたり、といった事だ。

通常の精神科デイケアは統合失調症などから回復した患者、高齢の患者が多い。

発達障害専門デイケアの場合、20代の発達障害者が多い。

筆者は、通常の精神科デイケアと発達障害専門デイケアの両方に行った事がある。

ASDはデイケアでは人付き合いを学べない

「デイケアで人付き合いを経験して学びなさい」という医師は多い

だが、ASDの場合は時系列の把握が苦手で、因果関係の把握も苦手なため、経験から人付き合いを学ぶ事は難しい。

ASDの場合は、経験よりも本やソーシャルスキルトレーニング(授業形式で人付き合いノウハウを学ぶ治療)などから、明文化された情報から学ぶ方が良いと自分は思う。

そして、詳しくは別記事で書く予定だが、ソーシャルスキルトレーニングも、集団授業形式ではなく、在宅から見れる動画授業形式にした方が良いと思う。

集団療法といじめ被害リスク

社会性の障害があるアスペルガーは精神科デイケアでもいじめられるリスクが高いため、いじめ後遺症が更に加わり、却って二次障害が悪化する可能性が高い。

医療関係者は、「患者をいじめから守って安全にリハビリできるようにするために、精神科デイケア職員がいるのだ」と言うかもしれない。

だが、それは以下の理由から上手く機能していない。

  • 精神科デイケア職員には、精神保健福祉士を法定最低人数しか配置せず、残りの職員には、心理学の知識に乏しい看護師・作業療法士を配置する病院が多い
  • 知識不足の影響か、デイケア職員のモラルハザードが酷く、いじめ隠蔽が多い事

ASDが精神科デイケアに通って協調性が身に付いたように見えても、それは、いじめ被害で依存性パーソナリティ障害や学習性無力感になり、表面上おとなしくなった事で、社会性の障害が目立たなくなった、というのが実態だと自分は思う。

実際、筆者は通常の精神科デイケアと発達障害専門デイケアの二つに通った事があるが、両方でいじめ被害に遭い、非常に強い苦痛を味あわされた。

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アスペルガーにブラインドバリアフリーを

アスペルガーへの差別

日本のアスペルガーには「プライバシーを保ちながら支援を受けられる仕組み」が必要だと自分は思う

「和」を重視する日本では、「空気が読めない」アスペルガーは大罪人扱いされがちだからだ。

故に、専門職以外の一般人には、伝えない方が良いと自分は思う。

ブラインドバリアフリーのやり方

ブラインドバリアフリーの具体的なやり方としては、ASD向けのバリアフリーな社会制度を、発達障害者専用ではなく、健常者も含めた全ての人にとっての選択肢にする事で、ASDを持つ事を隠しやすくすると良いと思う。

例えば、アスペルガーを持つ人は、生まれつきコミュニケーションの障害がある。

そのため、アスペルガーを持つ人には、進学・就職における面接試験を免除、あるいはSPIのような適性検査テストで代替、といったバリアフリーな社会制度が考えられる。

ただし、面接試験のために待合室などで待つシステムの場合、そこにいなかった人に自閉系の発達障害があると推測しできてしまう。

かといって、待合室を複数設けたり、複数日に分けてやるのは、コスト効率が悪い。

そのため、面接試験の免除・代替は、アスペルガーを持つ人だけでなく、健常者でも希望すれば受けられる、といったシステムにすると良いと思う。

例としては良くないが、例えば、容姿が優れた人は面接が有利だが、容姿に劣っている人は面接に不利だ。

そういった人も、面接試験の免除・代替システムがある場合、SPIのような適性検査テストを面接の代わりに受けると考えられ、そういった人達とASDが共に、制度を利用すれば、誰がASDなのか分かりにくくなる。

また、重度のASDは100人に一人だが、軽度のASDまで含めると10人に一人になる。

バリアフリーな社会制度を、発達障害者専用ではなく、健常者も含めた全ての人にとっての選択肢として設計すれば、そういった軽度のASDの人も、ASD向けのバリアフリーな社会制度を利用しやすくなる。

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自分の中学高校でのいじめ被害

自分は、数年前にキリスト教系の中高一貫の男子校の高校を中退した。

原因はいじめ被害。

単独犯によるいじめと、集団犯によるいじめを受けた。

単独犯によるいじめ

中学一年の頃、小太りで、髪がチリチリの毛だった事から「たわし」とあだ名をつけられていた生徒に、単独犯によるいじめを受けた。

今思うと、彼はADHD多動衝動優位型だったのかもしれない。

その小太りの生徒は、クラスのオタクグループの中でいじめを受けていて、例えば、冗談めかしながら、集団で蹴られていた事もあった。

おそらく、その小太りの生徒は、集団いじめのストレスで余裕がなく、アスペルガー受動型だった自分を、単独犯としていじめてきたのだと思われる。

例えば、「お前を堕とすのが楽しい」という事を言いながら、アニメなどオタク趣味を教えてきた事があった。

あと、図書室で、自分だけが社会科の授業ノートを暗記用にまとめる作業をしていて、その間その小太りの生徒と他のオタク系の生徒はおしゃべりをしていて、終わった後、当然のように、何の見返りもなく、ノートを写させられ、しかも出来に対して、文句を言ってきた事があった。

スクールカーストでは、スクールカーストが上の生徒を騙すと、騙した生徒はその生徒より上だとみなされるらしいが、おそらくその小太りの生徒は、自分を騙して、彼自身のスクールカーストを上げる事に利用していた。

「フレネミー」といった表現が一番近いと思う。

アスペルガー受動型だった自分は、どう対応して良いか分からなかった。

アスペルガーの社会性の障害で、周囲に助けを求める発想も持っていなかった。

中学一年の頃、自分は成績はかなり高く、テストで90点ほどを取っていた。

だが、その小太りのADHDの生徒による単独犯いじめによるストレスで、自分の成績は緩やかに下降していき、中学三年の頃は下位になっていた。

集団犯によるいじめ

高校一年の時、肥満体型の空気が読めないクラスメイトがいじめに遭っていたため、庇ったら、自分にいじめのターゲットが移った事があった。

肥満体型の空気が読めない彼は、スクールカーストが低かったが、学級委員に立候補してしまっていて、クラス内の実質的なリーダー格だった男子生徒が主導していじめをしていた。

肥満体型だった事と彼の名前が似ていた事から「パンダ」というあだ名をつけられていた。

彼へのいじめが始まってしばらくたった頃、観劇か何かで、舞台で太鼓を叩く体験をする生徒を、クラスから一人募る、というテーマで、教室で、彼は学級委員として司会をしていた。

だが、目立つ役を嫌がり、誰もやろうとせず、クラス内には、不満の雰囲気が満ちていて、クラスの実質的なリーダー格だった男子生徒が、肥満体型の男子生徒に、「早く決めろよ」といった事を言い、他のクラスメイトもそれに倣う形で責め立てていた。

その場には、担任の、顔が四角い世界史教諭が同席していたが、止めようとしなかった。

数十分経ち、肥満体型の男子生徒は半泣きの状態だったため、十分ほど葛藤した後、恐々ながら、自分は手を上げて、太鼓を叩く体験の役に立候補した。

アスペルガーの特性で、「いじめを見かけたら黙認せず、止めなければならない」という道徳の言葉を真に受けていたためだ。

クラスメイト達は皆驚いたような表情で自分を見てきた。

その後、教室から出て廊下にいた時、肥満体型の男子生徒は、「ありがとう」と言い、500円玉を渡そうとしてきた。

自分は、「いや、要らないよ」と驚いて断った。

「いじめから庇う」という善意に対し、お金を渡そうとしてくるという他人の感情が分かっていない行動からして、肥満体型のクラスメイトは、今思えば、ASDが併発したADHD不注意型だったのかもしれない。

肥満体型のクラスメイトと別れた後、他のクラスメイト達は、廊下で「何故、引き受けたの?」と聞いてきたため、「あれはさすがにやりすぎだと思った」と答えたら、クラスメイト達は、いじめに加担していた自分達の罪悪感を刺激されたのか、冷たい表情になっていた。

その後、細かい内容までは覚えていないが、クラスの実質的なリーダー格だった生徒が、自分に対して、からかいと侮辱の内容の事を、大勢のクラスメイトの前で言う、といった嫌がらせをしてきた。

自分が、すぐに、担任の男性教師に相談したら、いじめを主導していた実質的なリーダー格生徒と話し合いの場を形だけ設けていた。

その場では、実質的なリーダー格生徒は、うんざりしたような表情をしていて、反省の色が見えなかった。

そして、担任のその教師は、その話し合いの場で「君は人付き合いの方法が分からなくなっているのでは?」と被害者の自分を責めるような発言をした。

その後、自分は同級生達から「いじり」と一般的には呼ばれる心理的いじめを激しく受け、耐えられずに引きこもり状態になった。

例えば、「〇〇の携帯には女の子のアドレスがいっぱいあるんだよな」と教室で周囲に聞こえるように言う性的からかい。

図書室で複数人の同級生が近づいてきて、その中の一人がニヤニヤしながら「ホームレスが孤独死する内容の漫画」を「お勧め」と渡してきて、周囲の生徒達もニヤニヤ笑っていた事もあった。

当時、自分は文系の部活に所属していたが、同学年の部員が、帰り際に一対一の時、進路の話をしていたら、

「その顔なら売春できるから、進路に失敗しても大丈夫だよ」

と言ってきた事もあった。

クラスメイトが、授業中に水を入れたコンドームを、自分の席の方に投げて来た事もあった。

その頃の自分は、アスペルガーの「曖昧な事を理解しにくい」という特性から、心理的・言葉のいじめといった「曖昧な攻撃」も理解しにくく、心理的いじめを受けている事自体に気付かないまま、どんどん調子だけが悪くなっていった。

あと、アスペルガーの時系列の把握が苦手という特性から、因果関係の把握も苦手なため、当時の自分は、肥満体型の生徒をいじめから庇った事で自分がいじめられているという因果関係に気付いていなかった。

当時は、分かりやすい「いじめ」、例えば、肥満体型の男子生徒を庇った後に、リーダー格の生徒に侮辱混じりのからかいをされた事などは、「いじめ」だと気付いて教師に相談できた。

だが、その他のいじめは、時間的に間隔が空いていたり、リーダー格生徒以外の生徒からだったため、肥満体型のクラスメイトを庇った事でいじめの対象が移っていた事、心理的いじめを受けている事、に中々気づく事ができなかった。

「なんとなく」としか表現できない、嫌な、ぼんやりした感覚は覚えたが、「いじめ」と結び付けたり、因果関係を把握する事はできなかった。

現在、こうして言葉にできているのは、いじめ関係の心理学の本を多く読んだためだ。

そして、高校二年から本格的に不登校気味になり、親は理由を聞いていたが、心理的いじめを受けている事自体に気付いていなかったため、理由を説明できず、親に責め立てられるといった被害も出た。

高校二年の時、学年主任をしていた30代~40代の男性の英語教師と高校二年の時の担任だった50代の数学教師が、家庭訪問してきた事があった。

両親は、「家庭訪問までしてくれる先生なんてそういない」と言っていたが、おそらく彼らは、いじめ問題で責任を問われた時に、言い訳を用意するために、家庭訪問をしてきていたのだと自分は思う。

学年主任の英語教師は、自分が授業中、俯きながらぼんやりとしていた時、「〇〇(自分)、何、△△(他の男子生徒)の脚を見ているんだ?」とニヤニヤしながら、言ってきた事があった。

ぼんやりとしていたため、視線はたまたま、その男子生徒の足の方に向いていただけなのに。

当時の自分は、曖昧な物が苦手な特性から、心理的いじめを受けている事自体に気付かなかったが、おそらく学年主任の英語教師もいじめに加担してきていたのだ。

ちなみに、その英語教師は、精神的に問題があった節もあった。

その英語教師は、その頃まで、現場の英語教師の仕事が多く、仕事一筋だったようだが、学年主任に昇格してからは、やる事が少なくなって考える時間が増えたのか、授業中に、生徒に「自分が孤独死する夢を見た」などの話をしていた事があった。

あと、年齢に見合わないのに、生徒達のノリに合わせて「座布団一枚」が云々といった話をして、生徒と友達関係になって、寂しさを埋めようと試みていた節もあった。

現在、自分はいじめ後遺症で引きこもり状態。

その高校はキリスト教系の学校で、宗教の教えをモットーに掲げていたが、内部では宗教の教えは全く守られていなかった。

あんな学校、入らなければ良かった。

よく誤解されるため、一応補足しておくと、自分は勉強自体は役に立つと思うが、いじめに耐えてまで学校に行く必要があるとは思わない。

発達障害を持つ生徒には、ホームスクールを用意した方が良いと自分は思う。

あと、その学校は、中高一貫校だったのだが、中等部の生徒のいじめトラブルが新聞に出ていた事もあった。

新聞に出ていたのとは別に、集団いじめではなく単独犯のようだったが、自分の同級生が、他の同級生に、冗談めかしながら、ズボンの中に手をつっこまれて、性器を触られるという性的いじめを受けていたのを見た事があった。

その性的いじめは、ガタイが良い中年男性の美術教師が見ていた事があったが、見てみぬフリをしていた。

あの学校にいじめが多かったのは、おそらく原因が複数ある。

一つ目は、中高一貫校は、公立学校に比べて、教師の配置換えが少なく、生徒同士の人間関係も6年と人間関係が長期的なため、いじめが起きやすい事。

二つ目は、キリスト教系の学校で、二名ほど聖職者がおり、学園グループの校長も聖職者が勤めていた事。

聖職者はサイコパスが多い職業ランキング8位であり、サイコパスがいる職場ではハラスメントが二倍近くに増えるという研究がある。

そのため、いじめが激しくなったのだろう。

一応補足しておくと、その学校の運営をしていた宗教団体は、危ない新興宗教ではなく、社会ではまともだとみなされている所だ。

自分は、宗教団体が学校を運営する事は法律で禁止した方が良いと思う。

あと、聖職者は宗教には詳しいだろうが、教育や経営には詳しくないと思われ、学校運営が非効率的だったのもあるだろう。

例えば、自分が少しの間所属していたテニス部で、詳細は忘れたが何か問題が起きた時、テニス部の顧問の教師が、部員たちを集めて長時間の説教をしていた事があった。

顧問教師自身が、高校三年生の受験指導とテニス部の部活顧問を同時に任されていて、テニス部の監督ができないといった事情を、説教を装った八つ当たりで、長時間話していた。

それは本来は、上司である教頭や校長などに相談して調整してもらうべき事なのだが。

あと、50代の高齢の柔道教師が、加齢故のためか、腰に金属片を入れているといったなど体の不調で、自分で身体を動かして手本を見せる事ができず、そのせいで、柔道の授業で、生徒達が柔道を上手くできない、といった事があった。

その50代の柔道教師は、本来は、自分の上司である教頭や校長に相談して、もっと楽な仕事に配置換えしてもらうべきだ。

だが、生徒達の努力不足といった内容の説教を、柔道の授業があった一年間、授業の度に、最後の10分から15分ほど長々としていた。

免責条項
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・治療や就労、及びそれらに付随する一切の事柄の判断は読者の責任でお願いします。
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アスペルガーを持つ人が人付き合いを独学するのに役立つ本のまとめ

発達障害の入門的知識

  • 「自閉症スペクトラム」本田秀夫(精神科医)
  • 「大人の発達障害」林寧哲(精神科医)
  • 「発達障害」岩波明(精神科医)

本田秀夫医師の「自閉症スペクトラム」は、細かいノウハウではなく、基本的な考え方を中心に述べた本。

「苦手の克服より得意を伸ばす」などの考え方が述べられている。

そして、2019/9/16現在は、子供の発達障害の医師や本は割と多いが、大人の発達障害を対象にした本や医師は少なめ。

林寧哲医師の「大人の発達障害」は、そういった少数派の大人の発達障害を対象にしている本で、分かりやすい入門書だ。

岩波明医師の「発達障害」は、当事者や家族向けの本ではなく、学術的な研究といったコンセプトの本。

前述の二冊を読んだ後、更に詳しく知りたい場合に読むと良いと思う。

いじめ対策

  • 「ヒトはいじめをやめられない」中野信子(東大卒脳科学者)
  • 「上司のいじりが許せない」中野円佳(東大卒ジャーナリスト)
  • 「モラルハラスメント」マリーフランスイルゴエンヌ(フランスの精神科医)
  • 「カウンセラーが語るモラルハラスメント」谷本恵美(心理カウンセラー)
  • 「マインドコントロール」岡田尊司(精神科医)
  • 「依存性パーソナリティ障害入門」矢幡洋(臨床心理士)
  • 「Cocora 自閉症を生きた少女」小学校編・思春期編 天咲心良(ASDの女性)
  • 「サイコパス」中野信子
  • 「スクールカーストの正体」堀裕嗣(元中学教諭)

中野信子教授の「ヒトはいじめをやめられない」には、脳科学的に見ると、いじめは、人間の脳に備わった「集団の裏切り者制裁機能」の暴走である、という説明がされている。

発達障害を持つ人はいじめ被害率が高い。

「ヒトはいじめをやめられない」の知識は、発達障害を持つ人のいじめからの自衛に役立つと自分は思う。

アスペルガーを持つ人へのいじめには、「いじり」や「モラルハラスメント」などの心理的虐待が多い。

アスペルガーを持つ人はコミュニケーションの障害を抱えているため、心理的虐待をされても上手く抗議できず、他人に説明して助けを求める事も難しいからだ。

「上司のいじりが許せない」「モラルハラスメント」「カウンセラーが語るモラルハラスメント」からは、そういった心理的虐待から自己防衛するためのノウハウを学べると自分は思う。

あと、ハラスメントには、「理不尽な事をする前に、精神的に支配して抵抗できなくする」といった手口が多い。

例えば、セクハラの前にはパワハラがある、という傾向がある。

そういった精神的支配の手口について書いてあるのが「マインドコントロール」「依存性パーソナリティ障害入門」だ。

受動型アスペルガーは、そういった精神的支配を受けやすいと自分は思う。

「Cocora 自閉症を生きた少女」は、ASDを持つ女性の自伝で、いじめや虐待の体験が書かれている。

アスペルガーを持つ人は、コミュニケーションの障害でいじめ被害を上手く言語化して説明できなかったり、「どういった事で他人に助けを求めればよいのか?」といった事を教えてもらわないと助けを求められなかったりする。

そのため、アスペルガーの当事者にとって、「Cocora自閉症を生きた少女」は、自分の被害を言語化して説明したり、「どういった事で助けを求めれば良いかの判断」などへの、助けになると自分は思う。

あと、いじめには、集団犯と単独犯がある。

前述の「ヒトはいじめをやめられない」は集団犯によるいじめの本だ。

単独犯によるいじめには、

  • 軽度の発達障害者から重度の発達障害者への八つ当たり
  • 加害者にサイコパスの特性があるケース
  • 中年の危機を抱えた中高年が、発達障害を持つ若者へ八つ当たり

といったパターンがあると自分は思う。

「サイコパス」中野信子著は、サイコパスを持つ加害者による、単独犯のいじめへの対策の助けになると自分は思う。

「スクールカーストの正体」は、スクールカーストといじめの関係について書かれている。

「スクールカーストの正体」は学校を対象に書かれているが、大人の社会にも応用できる本だ。

あと、自分は時間がなく読めていないが、田淵俊彦著の「発達障害と少年犯罪」という本がある。

発達障害と犯罪には直接的な関係はないが、いじめや虐待被害で犯罪率が間接的に上がっているという内容が書かれているようだ。

あと、これも時間がなくて読めていないが、「りはめより100倍恐ろしい」という学校での「いじり」の本もある。

詐欺対策

  • 「ダマされない技術」真川清(弁護士)
  • 「嘘の見抜き方」若狭勝(元検事)

「ダマされない技術」には、例えば、

『脅迫で使われるのは、「家族、住所、職場」であり、これら三つは怪しい相手には教えてはいけない』

といったノウハウが紹介されている。

アスペルガーを持つ人は、詐欺対策として、読んでおくと良いと思う。

「嘘の見抜き方」は、元検事の人が尋問のノウハウを書いた本だ。

以下のようなノウハウが紹介されている。

  • 嘘には、「事実の嘘」と「解釈の嘘」があり、「解釈の嘘」は見抜く事が難しい
  • 尋問の時は、解釈ではなく、事実ベースで聞いていく

アスペルガーを持つ人は、言葉の裏の感情が読めず騙されやすい。

「嘘の見抜き方」は、アスペルガーを持つ人が騙されないようにするための助けになると自分は思う。

仕事術

  • 「ちょっとしたことでうまくいく発達障害の人が上手に働くための本」 對馬陽一郎(NPO職員) 林寧哲(精神科医)
  • 「自閉症の才能開発」テンプル・グランディン(ASD当事者、動物学者)

「ちょっとしたことでうまくいく発達障害の人が上手に働くための本」には、

  • スマホとPC両方から書きこめるグーグルカレンダーを使ったスケジュール管理
  • 仮想デスクトップを使ってPCの平行作業の混乱を防ぐ

など、ITツールや小物を使った仕事術が書かれている。

「自閉症の才能開発」は、古い本だ。

テンプル・グランディン教授は、動物学者で発達障害は専門ではないが、社会的に成功できたASD当事者として有名な人だ。

「自閉症の才能開発」には、

  • 重要なルールを守れば、些細なルールは破っても大目に見られる
  • 客先常駐の働き方をしていて、短期的な人間関係だったため、適応できた
  • 自分が異様に見えるようで、仕事相手には疑いの目を向けられる事が多かったが、自分の技術力を証明する設計図を仕事相手に見せて、信用を得てきた。

といった彼女が自分の人生で工夫してきたノウハウが書かれている。

話術

  • 「雑談力が上がる話し方」斎藤考(明治大学文学部教授)
  • 「論破力」西村博之(2ch創業者)

話術には、ソフトな話術とハードな話術があり、以下のように使い分ける。

  • 長期的関係:ソフトな話術
  • 短期的関係:ハードな話術

「雑談力が上がる話し方」は、ソフトな話術の本。

「論破力」はハードな話術の本だ。

あと、「東大話法」という話術もあり、知っておくと自衛に役立つと自分は思う。

気になったら、「東大話法」と検索してみて欲しい。

恋愛ノウハウ

  • 「美人の正体」越智圭太(法政大学文学部心理学科教授)
  • 「新『ナンパ塾』完全極秘マニュアル」草加大介
  • 「口説きの技術」草加大介
  • 「不倫」中野信子
  • 「部長、その恋愛はセクハラです」牟田和恵(京大卒の社会学者)

越智圭太教授の「美人の正体」は、恋愛心理学の本だ。

  • カップルは、容姿のつり合いが取れる人同士で付き合う事が多い
  • 短期的関係では容姿を重視し、長期的関係では性格の相性を重視

などの科学的な恋愛の分析が紹介されている。

「新『ナンパ塾』完全極秘マニュアル」「口説きの技術」は、科学的ではないが、実践的なノウハウが書かれた恋愛ノウハウの本。

中野信子教授の「不倫」は、脳科学から見た「不倫」の本。

不倫は、遺伝子が原因で、不倫遺伝子は、50%の人が持っているといった事が書かれている。

「部長、その恋愛はセクハラです」は、セクハラ加害者の動機について解説されている本。

女性のアスペルガー向けには以下の恋愛ノウハウの本があるが、自分は男性で読んだ事がないため、良い本かどうかは分からない。

  • 「アスピーガールの心と体を守る性のルール」デビ・ブラウン
  • 「アスパーガール:アスペルガーの女性に力を」ルディ・シモン

家庭問題

  • 「毒親の正体」水島広子(精神科医)
  • 「アダルトチャイルドが自分と向き合う本」アスク・ヒューマンケア研修相談室
  • 「アダルトチャイルドが人生を変えていく本」アスク・ヒューマンケア研修相談室

「毒親の正体」には、「毒親」を作る精神医学的事情は以下の4つのパターンがあると書かれている。

  1. 発達障害タイプ
  2. 不安定な愛着スタイル
  3. うつ病などの臨床的疾患
  4. DVなどの環境問題

そして、水島広子医師が見てきた「毒親」で最も数が多いのは、発達障害を持つ人達だと言う。

発達障害は遺伝するため、発達障害と診断された人の親にも軽度の発達障害がある事が多い。

発達障害を持つ人で、親子関係にトラブルを抱えている場合、「発達障害を背景とした毒親」の可能性が高いと自分は思う。

アダルトチルドレンは、「子ども時代に、親との関係で何らかのトラウマを負ったと考えている成人」の事。

アダルトチルドレンの家庭では、以下のように役割が別れる事が多い。

  • ヒーロー
  • スケープゴート
  • ロストチャイルド
  • ケアテイカー
  • クラウン

「発達障害を背景とした毒親」の場合も、家庭がアダルトチルドレンの様相を呈している事が多いと自分は思う。

あと、自分は時間がなくて読めていないが、マルトリートメントの本に、「子どもの脳を傷つける親たち」友田明美(医師)がある。

マルトリートメントとは、「不適切な養育」を意味し、「激しい夫婦喧嘩を見せる」「風呂上りに裸でウロウロ」といった扱いが、子供の脳にダメージを与えて変形させてしまうのだそうだ。

アスペルガーの夫を持つ女性がうつ病に似た症状を呈する「カサンドラ症候群」では、子供がいる場合、激しい夫婦喧嘩を見せてしまい、マルトリートメントになってしまっている事が多いと自分は思う。

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人事制度とアスペルガー

人事制度の分類

人事制度は、以下のように、人事権の所在によって、大きく二つに分けられる。

  • 人事部に人事権が集中
  • 直属の上司に人事権

人事部に人事権が集中

人事部に人事権が集中している場合、直属の上司には人事権が与えられない。

人事権とは、法律的な言い方をすると、「就業規則の中の懲戒規定による懲戒権」となる。

分かりやすく言うなら、部下を解雇できる権限の事。

あと、「雇用契約に基づく労務指揮権」は、継続的に雇われる場合は強制力が生じにくいため、ここでは人事権とは扱わない。

直属の上司に人事権がない場合、直属の上司には、「おだてて動かす」というマネジメント手法が必要になる事が多い。

そして、アスペルガーを持つ人は、社会性の障害で嘘が言えなかったり、コミュニケーションの障害で他人の感情が分からないため、「おだてて動かす」マネジメントは苦手だ。

そして、日本の中規模以上の会社では、人事部に人事権が集中しているタイプの企業が多い様子だ。

そのため、管理職になった段階で挫折するアスペルガーの人がいるのだと思う。

直属の上司に人事権

直属の上司に人事権が与えられている場合、直属の上司の一存で部下を解雇する事ができる。

そのため、直属の上司に人事権がある場合、直属の上司は「怖い態度と強権行使」でリーダーシップを取る傾向がある。

外資系企業などがそれに当たる。

ちなみに、アメリカの場合、訴訟大国でもあるため、上司は訴訟を恐れて言葉を選び、部下は解雇を恐れて命令に従う、といったバランスが取れた職場になっている様子だ。

また、外資系企業では、中間管理職に人事権を与えるため、濫用しないよう、就業規則ハンドブックでルールが明文化され、かつ職務記述書で仕事の範囲が明確に定められる、などの対策が取られているようだ。

そのようにルールが明文化されている事も、外資系企業などの人事権が直属の上司に与えられる職場でアスペルガーを持つ人が適応しやすい理由の一つだと自分は思う。

そして、アスペルガーを持つ人は、こういった直属の上司に人事権がある職場でのマネジメントなら、向くと思う。

部下を動かすには強権行使すれば良いため、部下をおだてて動かす必要がないからだ。

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アスペルガーの下位分類

アスペルガーの下位分類

  • 孤立型
  • 積極奇異型
  • 受動型
  • 大仰型
  • 尊大型

孤立型は、呼ばれても返事をしなかったり、話しかけても答えなかったり、と他人への関心が乏しい。

積極奇異型は、他人に関わろうとするが、相手の感情に興味がなく、自分の拘りの対象について、一方的にしゃべり続ける傾向がある。

受動型は、従順で、他人との関わりは持てるが、自分からは他人に関わろうとはしない傾向がある。

大仰型は、ぎこちなく周囲に接しているタイプだ。

誰に対しても過度に礼儀正しく、丁寧すぎたり、堅苦しい対応をする傾向がある。

尊大型は、名前の通り、尊大な態度で、口が達者な傾向がある。

タイプ別のイメージ

  • 孤立型:孤高の哲学者なフクロウ
  • 積極奇異型:気まぐれでやんちゃな若い猫
  • 受動型:おとなしい羊
  • 尊大型:狡猾なキツネ

下位分類と後天的要素

アスペルガーは、前述の通り、5タイプに分かれる。

その内、以下の二タイプのみが先天的な、一次的なタイプだと自分は思う。

  • 孤立型
  • 積極奇異型

二タイプの違いはADHDの併発の有無だと自分は思う。

  • 孤立型:ASDのみ
  • 積極奇異型:ASD+ADHD

ADHDの併発があるのは、ASDのうち、半数ほどだ。

そして、以下の三タイプは、前述の先天的なニタイプから、後天的な要素で派生的にできた二次的なタイプだと、自分は思う。

  • 受動型
  • 尊大型
  • 大仰型

そして、受動型と尊大型にはパーソナリティー障害の併発があると自分は思う。

根拠は以下の二つだ。

  • 発達障害にはパーソナリティ障害が併発しやすい事
  • ASDの下位分類は年齢と共に変化し、後天的である事

具体的に併発していると思われるパーソナリティ障害は以下の二つだ。

  • 受動型:依存性パーソナリティ障害が併発
  • 尊大型:自己愛性パーソナリティ障害が併発

受動型は、周囲からの心理的暴力で無理やり従わされ、結果として依存性パーソナリティ障害を併発しているタイプだと自分は思う。

尊大型の場合、自己愛性パーソナリティ障害の併発の可能性がある。

あと、発達障害そのものは、先天的な物で、「疾患としての障害」ではなく、「人類の生物としての適応の一つ」。

だが、受動型や尊大型が併発しているパーソナリティ障害は、後天的な物で、「疾患としての障害」であり、治療した方が良いと自分は思う。

ちなみに、大仰型は、「知識」で人付き合いの苦手を補おうと、後天的に人付き合いを独学した孤立型のアスペルガーが、ぎこちなく社交している。

大仰型は、周囲からはあまり困っていないように見えても、本人は人付き合いの苦手を克服するために、必死の努力をしている事が多い。

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アスペルガーへの好き嫌いの傾向

アスペルガーへの好き嫌いの傾向

アスペルガーは

  • 社長などのトップには好かれる
  • 中間管理職には嫌われる

傾向があると自分は思う。

社長などのトップは、周囲のごますりを警戒して意外に孤独。

そのため、社会性の障害でごますりができないアスペルガーはトップに信頼されやすい。

反対に、中間管理職は上層部へのごますりの反動でお世辞を好む。

そのため、ごますりができないアスペルガーは生意気だと嫌われやすい。

また、この傾向は積極奇異型ASDに顕著だ。

積極奇異型ASDはADHDが併発していると思われ、自己主張をする分、社会性の障害が強く出やすいからだ。

また、積極奇異型ASDは、併発しているADHDの多動衝動性とASDの社会性の障害で、偉い人に物怖じせずに会いに行く事ができる事もあるようだ。

積極奇異型アスペルガーのサクセスストーリー

アメリカの発達障害児への支援教育をブログで紹介している「チャビ母」さんの記事、「積極奇異型アスペルガーのサクセスストーリー。その鍵は?」でも似た内容が紹介されている。

チャビ母さんのASD積極奇異型の息子さんは、スポーツ観戦が好きなそうだ。

そして、息子さんは、ASD積極奇異型の特性で、物怖じせずにSNSで有名な人にコンタクトを取ったり、試合前後に直接話しかけたりして、気に入られ覚えられているそうだ。

アンデルセンのサクセスストーリー

岩波明教授の著書「発達障害」には、ASDだったと言われているアンデルセンについても解説されている。

アンデルセンは対人関係が苦手なのに、有力者に自分の作品を無遠慮に売り込みに行く事があり、それはASDの社会性の障害による物だと考えられると書かれている。

そして、作品に見られた才能や邪気のない人柄によって、彼は幸運にも成功を掴む事ができたとも書かれている。

また、「作家たちの秘密 自閉症スペクトラムが創作に与えた影響」でも同様の事が書かれていた。

自分は、それには、アスペルガーの、社長などのトップには好かれるが、中間管理職には嫌われる傾向で、アンデルセンが有力者たちに気に入られたからだと考えている。

カサンドラ症候群と小者症候群の違い

自分は、中間管理職がアスペルガーを嫌う傾向を、個人的に「小者症候群」と呼んでいる。

カサンドラ症候群との違いは、以下のようになる。

  • ASDの立場が強い:カサンドラ症候群
  • ASDの立場が弱い:小者症候群

ちなみに、カサンドラ症候群は、ASDの夫を持つ妻がうつ病に似た症状を呈する現象。

アスペルガーを嫌い、その理由をカサンドラ症候群だと言う人がいるが、ASDの立場が弱い場合、嫌う人は小者症候群なのだと思う。

ちなみに、この傾向は、勤務医や下級医療職、塾講師にも見られると思う。

「小者症候群」について社会に周知させれば、アスペルガーを批判する事が、自身が小者だと言ってしまう事に繋がるようになり、アスペルガーへの差別が少しは減少すると思う。

パーソナリティ障害がある場合

ちなみに、元は積極奇異型のASDでも、周囲からの迫害行為でパーソナリティ障害を併発してしまい、受動型や尊大型に変化すると、積極奇異型の「社長などのトップに信頼されやすい」という長所が失われる傾向があると自分は思う。

免責条項
・当ブログは、管理人が書籍を中心に得た情報を分析してまとめていますが、あくまで管理人個人の主観による物です。
・治療や就労、及びそれらに付随する一切の事柄の判断は読者の責任でお願いします。
・掲載情報にはできる限りの正確さを心がけていますが、管理人は医療関係者ではないため、万一当ブログを利用する事で損害が発生しても、責任は負いかねます。
・上記の事柄をあらかじめ承知しておいてもらえるようお願いします。